クレメンティ(1752-1832)

CD Comp.orch.works: D'avalos / Po

Comp.orch.works: D'avalos / Po

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    Dinkelbrot  |  群馬県  |  不明  |  2010年01月17日

    CD3が一番聞き応えがあるが、それでもまあ毒気の無い曲ばかりで、あまり人気のないのも仕方ないかもしれません。メンデルスゾーンのように伸びやかさやセンチメンタルなところもあまりない。和音はしっかりしているので、結局メロディラインがつまらないのでしょう。録音は悪くないのでしょうが、第1バイオリンが不自然に左チャンネルにピンポイントで集中しているのが気になります。オーケストラは悪くなく、今まで聞いたことのない曲を提供してもらったということで☆4つ。

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  • ★★★★☆ 

    ニャンコ先生  |  栃木県  |  不明  |  2009年10月04日

    CD1に収められた作品18-1、18-2、ピアノ協奏曲は18世紀の作で、手法は後期ハイドンや中期のモーツァルトを思わせる。協奏曲が力作で、実演を聴く機会はまずないであろうから、一聴をおすすめしたい。CD2・3に収められた作品番号なしの交響曲第1番〜第4番と2曲の「序曲」(交響曲の断片とも考えられるとのこと)は19世紀に入ってからの作品。ハイドンや初期ベートーヴェンを思わせる部分が続くかと思うと、いつの間にかシューマンやメンデルスゾーンら初期ロマン派の陰影に満ちた響きの中に入って行く。クレメンティがウィーン古典派と初期ロマン派を架橋する作曲家の一人であったることが実感される瞬間である。こうした時代の移り変わりを聴きとる楽しみを味わえるだけでも、このセットは買っておいて損はない。実際、19西紀にロンドンに定住した彼の屋敷には、ショパン、メンデルスゾーン、ケルビーニ、ベッリーニ、パガニーニらが集っていたと書かれている。演奏は、D’Avalosのメリハリをつけたテンポ取りにフィルハーモニアの練達のアンサンブルが応え、安心して聴ける。クレメンティ研究の第一人者でもあるSpadaのソロも研究者然としたものではなく、テクニック、気合い共に十分の熱演である。(一方でSpadaが書いたブックレットは研究者として誠実たらんとしすぎている感がある。実証されていない事柄については憶測を避けるあまり、あいまいな記述が多くて読んでいてはがゆい。)録音は、他の評者も書いているとおりやや音が硬い。が、音場が狭いわけではなく気になるほどではない。

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  • ★★★★★ 

    蓮華人  |  千葉県  |  不明  |  2009年06月09日

    ダヴァロスの指向性がようわからん。ワグナーであんなにドロドロとドグマを流し込んでいたのに。まあサッパリ髭を剃り落としたようなクレメンティ。まあ音楽的にそれほどドーノコーノという程の物でもないし、余り真面目にやられると不気味だし。でも、やっぱりやりました。手抜きなし。空前絶後の超一級演奏で奇蹟のようなクレメンティ。

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  • ★★★★★ 

    kurokage  |  千葉  |  不明  |  2007年10月11日

    様式に則りながら古典派的予定調和とはかけ離れた世界。発想がオペラ的で、思わぬ急展開を見せるかと思うと唐突に終わってしまう。規模の大きい第3番などパロディーとしてわざわざ作ったのかと思うくらいの抱腹絶倒振り。有名名曲に慣れ切った耳のリフレッシュには最適。精神が柔軟で音楽許容度の高い人には滅法面白いはず。演奏は録音のせいか剛直で大味だが、競合盤もないので1/1。

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  • ★★★★★ 

    たーこ  |  京都府  |  不明  |  2007年06月07日

    クレメンティの交響曲はハイドンの延長線上にあるようにも聞こえますが、交響曲第3番などを聞くと特に、一番の違いはやはりトロンボーンを編成に加えていることでしょう。これによって、サウンドがかなり違ってきますね。長らくシモーネ&フィルハーモニア管の70年代の録音が名盤としてありましたが、これには1番から4番までしか収録されていませんでした。この盤にはさらに2曲の交響曲とピアノ協奏曲、序曲2曲が収録され、管弦楽全集ということで非常にうれしいですね。

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  • ★★★★★ 

    しゅてるん  |  東京都  |  不明  |  2004年10月02日

     どうしても「ピアノの大家」だけの視点で語られがちなクレメンティ。  彼も堂々たる交響曲を1820年代初頭までに二ケタは書いているようですが、それぞれが破棄されたり散逸して、現在残っているのは作品番号付きで2曲。  その他にも、後世の作曲家や研究者達が彼の交響曲を復元しています。  その復元された作品番号無し、でも一般的ナンバリングのある4曲はどの曲とも、後期古典派の様式を代表する形を取っております。  すべてハイドンの交響曲の延長線で楽しめる曲です。  また、ピアノソナタを編曲したピアノ協奏曲や、メヌエ

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