ベートーヴェン(1770-1827)

CD String Quartet.11, 12: Smetana.q

String Quartet.11, 12: Smetana.q

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2012年05月31日

    1945〜1989年の長きに渡って弦の国チェコを代表する弦楽四重奏団として活躍したこのスメタナQは我々の世代のクラシック・ファンには正統派アンサンブルとしてその評価は定着したものでありました。このQが活動後半期である1976〜1985年に録音したベートーヴェン弦楽四重奏曲集から本盤は中期作曲グループのラスト第11番(1981年録音、タイム@4’38A6’25B4’05C4’33)と後期作曲グループのスタート曲第12番(同年録音、同@6’08A15’19B8’28C6’14)とをカップリング分売したものです。第11番「セリオーソ」(「セリオーソ」とは「真面目な」という意)は短調である事もあって第1楽章からセカセカした押しの強い切り込みからスメタナQの緊密感が素晴らしいですね。何気なく終わるこの楽章からこれも何となく始まる第2楽章でのゆっくりしたメンバーの掛け合いは平凡な言い方かもしれませんが「渋い」の一言です。なお、スメタナQにとっては本演奏盤は二度目の収録で一度目は1962年(タイム@4’51A6’37B4’11C4’40)でありました。次に第12番ですが中期グループとこの第12番の属する後期グループとは期間的には十数年のブランクがあり本後期にベートーヴェンは聴覚を失った時期だけに中々内省的な作品でありスメタナQの演奏はその老境感?にピッタリ寄り添う独自の進み方で特に第2楽章での15分間の長丁場では変奏に乗ってじっくり落ち着いた取り組みが本録音でも例の暗譜でなされたかどうかは別にして聴く方も繰り返して聴き深めこの晦渋な世界に触れる価値があろうかと思います。なお、本演奏は三度目の収録であり参考までに前二回の演奏タイムをメモしておきましょう・・・1961年録音分@6’09A13’57B7’21C6’11そして1971年録音分@6’04A14’48B6’32C6’01・・・こうして見ますと本盤は流石老境に入った演奏なのか更にゆったり目になった第12番です。本盤の解説書も読み応えあり、代表的ベートーヴェン四重奏曲全集の一環を感じ取りました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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    安暖亭  |  熊本  |  不明  |  2004年09月30日

    11番、セリオーソは、適度な緊張を落ち着いた気分で聞くことができる。アルバンベルクの演奏ではなんだか、追いかけられるようで、落ち着かなくてしっくりこなかった。  12番は、アルバンベルクで聞き込んで、そのとりこになったのだが。

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