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ベートーヴェン(1770-1827)

CD 弦楽四重奏曲第9番、第10番 スメタナ四重奏団(1979)

弦楽四重奏曲第9番、第10番 スメタナ四重奏団(1979)

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    おっさん  |  神奈川県  |  不明  |  2011年10月01日

     一昔前は最高の弦楽四重奏団と言われた彼らの特徴は、暗譜による演奏の自由さにあった。アンサンブルの緊密さから生まれる迫力は、その後の団体のさめた完璧な技術による響きとはかなり異なる。やや粗い響きはライブで比類ない効果を生むが、セッション録音ではあまり私の好みに合わない。とはいえ、ラズモフスキー3番の終楽章など聴くと、そんなことはどうでもよくなる。いまでは聴くことができなくなった価値を思い知らされる。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年10月08日

    スメタナ四重奏団によって、70年代から80年代初にかけて完成されたベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集は名演の誉れ高い。その中で、後期の弦楽四重奏曲(第11〜16番)は、名演ではあるものの、スメタナ四重奏団が必ずしもベストというわけではない。かつてのカペー四重奏団からはじまって、最近ではアルバン・ベルク四重奏団など、海千山千の四重奏団が個性的な名演を繰り広げており、より音楽的に内容の深いこれら後期の作品では、どうしても、そうした個性的な演奏の方に軍配が上がるからである。それに対して、初期や、本盤におさめられた第9番や第10番を含む中期の弦楽四重奏曲では、スメタナ四重奏団のような自然体の純音楽的アプローチは、抜群の威力を発揮する。本盤の第9番や第10番も、おそらくはこれら両曲のトップの座を争う名演と高く評価したい。スメタナ四重奏団の息のあった絶妙のアンサンブル、そして、いささかもあざとさのない自然体のアプローチは、ベートーヴェンの音楽の美しさや魅力をダイレクトに聴き手に伝えることに大きく貢献していると言える。もちろん、自然体といっても、第9番の第1楽章や終楽章などのように重量感溢れる力強さにもいささかの不足はない。Blu-spec-CD化による高音質も極上である。

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