歌劇『エレクトラ』全曲 クプファー演出、アバド&ウィーン国立歌劇場、マルトン、ステューダー(日本語字幕付)
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White_Bone | 愛知 | 不明 | 2009年03月25日
・・・待たれた再発売である。 マルトンやステューダー・ファスベンダーなど、妙に生々しく「病的」で、荒廃したモノクロームの舞台効果を引き立てている。脇役陣を含めた衣装・メイクも アングラ・シアターの延線上にある。 アバド・ウィーンオケは叙情的色彩感には欠けるものの、この劇の要求する 針山のような刺々しい率直な音で迫ってくる。また、クプファーの演出も奇態とは違い、「エレクトラ」の素直な解釈のひとつと言えるのではないか。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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きるすてん | 新潟県長岡市 | 不明 | 2008年08月05日
初めて見たときは「いまいち」にしようかと思ったのですけどね。演出が物凄くグロい上に何が言いたいのか良く分からなかったし。アバドの指揮もベームやドホナーニのようなシュトラウス指揮者のそれと比べるとオケの鳴らし方が下手ですし。でも何度も見ていると面白くなってくる映像作品ですね。アバドの指揮は技術的には不器用でも異様なまでの熱気をたたえた力演ですし、クプファーの演出もこれはこれで独創的で面白い。すばらしいを付けさせていただきます。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Pianist | Tokyo | 不明 | 2006年08月04日
演奏水準は立派なもので見事としか言いようがない…くらいだが、演奏後の(かなりの)ブーイングが指揮や演出に集中している。演出は確かに共感しにくい質のものだが、アバドは「ヴォツェック」級に見事な演奏を聴かせていると思う。オケは雄弁だし歌手も底力を発揮。鮮烈なショルティと古典的なベームの中間のスタイル。このオペラの説得力ある再現のひとつとして間違いなく価値のある記録。音だけのCDの方が評価しやすいかも。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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