Rhapsody In Blue, An American In Paris, Etc: Masur / Lgo Stockigt(P)
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宇野珍会長 | 埼玉県 | 不明 | 2010年11月12日
仕方がないが、異色のガーシュウィンだ。落ち着いたテンポから紡ぎだされる厚みのあるサウンドは、品格さえ漂う。小技は一切使わず、プライドで演奏しているかのようにさえ感じさせる。ラプソディー・イン・ブルーではそれが見事にはまり、聴き応えは十分。そういう聞き方もあるんだ、と思えばかなり楽しませてくれる演奏といえよう。しかし「パリのアメリカ人」のような器用さが求められる曲になると、さすがにセンスの違いが浮き彫りになり、聴いていてイライラされられることも多い。キューバ序曲はその中間か。最初にラプソディを聴いたときは「これはオーマンディに近いか?」とさえ感じたが、やはり最終的には別々の結果になってしまったようだ。MTTの名演に聞き飽きてきたら、こういうディスクを耳にしてみるのも愉しいものだといえよう。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Sagittarius | 神奈川県 | 不明 | 2009年09月13日
隠れた名録音。両大戦間の欧州の先進都市ではジャズが一世を風靡しました。当時のライプツィヒはパリ、ベルリン等と並びそうした都市のひとつでした。モダニズム的傾向の音楽を得意としたマズーアを得て、最もドイツ的なオーケストラであるゲヴァントハウス管弦楽団が当時の雰囲気を自然体で今に伝えています。特に「ポーギーとベス」では、ガーシュウィンの根源的な音楽性が虚飾なく歌い出されており、トランペットの胸のすくような演奏等、聞き所にも事欠きません。キューバ序曲、「パリのアメリカ人」も楽しませてくれます。シュテッキヒト(ピアノ)とのラプソティー・イン・ブルーで固さが出てしまったのは残念。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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