フリッツ・ヴェルナーの芸術-3 受難曲、オラトリオ、モテット、ほか(10CD)
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STRAD | 千葉県 | 不明 | 2010年10月30日
全体的にゆったりとしたテンポであまり激しい表現もなく、穏やかな演奏です。こういうバッハも好きです。ドイツ人が日常的に聴いているのは多分このような演奏なのだろう。でもエバンゲリストは明らかにこれだけの大曲を歌うには力不足で、音程が甘く、技術的に対応できない箇所も多い。合唱も技術的には問題が多い。しかし、全曲聴き終えてみると、やはりバッハはいいなーという満足感を持てる。この辺がヴェルナーのいいところなのだろう。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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コバピー | 新潟県魚沼市 | 不明 | 2009年05月05日
古き時代の名盤であるヴェルナーのバッハの宗教大作のセット。 マタイ受難曲はLP盤でACCディスク大賞を受賞しており、その柔らかく包み込むような演奏は、リヒターの強靭なマタイと真逆な印象を受けます。器楽ソリストにランパル、ラリュー(Fl)、ピエルロ、シャンボン(Ob、Ob・ダモーレ他)、バルヒェット(Vn)、コッホ(Vla・ダ・ガンバ)、アラン(Org)など、有名な演奏者が名を連ねてるのは魅力的ですが、LP盤よりソプラノ声部が音質的に硬化しており、そこが復刻にあたって残念な部分です。 全体的にゆったりとしたテンポのヴェルナーですが、クリスマス・オラトリオだけは当時としては早いテンポを保った演奏となっており、ここではアンドレのトランペットの名演が聴けるのが嬉しいところ。 ミサ曲ロ短調では冒頭のキリエからかなり緩やかな演奏に驚かされます。12:43もかけた演奏1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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一人のクラシックオールドファン | 芦屋 | 不明 | 2008年09月02日
私はLPで上記の収録曲のうち ヨハネ受難曲を聴いています。F.ヴェルナーは宗教曲指揮の権威の一人で数々のバッハカンタータも日本人ソプラノ飯山恵己子などを起用してかってはリリースされておりました。演奏自体はほヾ同時期のリヒター、ミュンヒンガー等幾分派手なマーケティングの後塵を拝す形で地味な感じがしますが真摯な演奏への取組みは、そう特別な演奏会ではなくごく普通の演奏会を思わせるものがあります。録音のせいか正直やヽふくらみ・豊かさに欠けるきらいがありますが素晴らしい盤ではあります。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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