ワタミ  |  江東区  |  不明  |  2006年06月05日

このBOXで聴いたのはﾐﾙｼﾃｲﾝのﾒﾝﾃﾞﾙｽｿﾞｰﾝとﾊｲﾌｪｯﾂのｼﾍﾞﾘｳｽだけです。ﾒﾝﾃﾞﾙｽｿﾞｰﾝはこのｾｯﾄの中では録音の新しい方で、ﾜﾙﾀｰNYPとの共演です。録音、演奏ともに最高ﾚｳﾞｪﾙです。ｼﾍﾞﾘｳｽも巨匠ｻｰ・ﾄｰﾏｽが名門ﾛﾝﾄﾞﾝ･ﾌｨﾙを指揮した熱い演奏です。この2曲だけでも十分に楽しめますが、あとのﾗｲﾝﾅｯﾌﾟが凄い。ｸﾗｲｽﾗｰやﾌｰﾍﾞﾙﾏﾝなど死ぬほど楽しめそうです。貴重な記録。全体の録音はこの時代としては標準だし気にしても仕方ないと思います。

 

Portia  |  東京都  |  不明  |  2006年02月26日

確かにヴァイオリン・ソロの音質は，思っていたよりずっと聴きやすいです。オケの音も低音がブーストされているのか結構厚みがあって，年代を考えれば特に不満は感じません。メニューイン，フーベルマン，エネスコのバッハ，クライスラーのベートーヴェンとブラームス。1930〜40年代のヨーロッパで，3大BのV協奏曲がどんな風に演奏されていたのか，それを自分の耳で確かめられるだけでも，感涙もの。ただ，CD8の二重協奏曲は第1楽章だけの抜粋。こんな凄い演奏を途中でお預けにされては，全曲入ったCDを早速探すしかありません。

 

diotima  |  北見  |  不明  |  2006年02月21日

オケの部分はいたしかたないとしても、ソロは、７０年ほども前の録音にしては予想以上に鮮やかです。こういう音質であれ、ともかくもフーベルマンやクライスラーの歴史的演奏をまとめて聴くことができる自体、意味のあるセットと思います。

 

御所頭  |  京都市  |  不明  |  2005年07月09日

３０年代こそは天才メニューインの絶頂期。フーベルマン、シゲティ、ハイフェッツも必ずしも有名録音が揃っている訳ではないけれど是非聴いてみたい。Documents(旧History)レーベルのリマスタリングはいくぶん潤色があるもののかなり良心的といってよく、信用できるので、一聴の価値があります。往年の名ヴァイオリニストの芸は、現代のサイボーグ的完壁主義とは全く異なる芸術世界なので、素人から学生、プロの方まで絶対に聴く価値のある録音群だと思います。