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サン=サーンス (1835-1921)

SHM-CD サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番、ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番 チョン・キョンファ、ローレンス・フォスター&ロンドン交響楽団

サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番、ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番 チョン・キョンファ、ローレンス・フォスター&ロンドン交響楽団

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2010年11月28日

    サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番について本演奏を他盤で聴いておりますのでコメントさせていただきます。この演奏(バックはフォスター/LSO)は1974年チョン・キョンファ26歳頃の録音で鮮烈なデビューからどうやら落ち着いた時期のものです。演奏タイムは@9’49A9’05B11’28とやや私には長めの感じに受け取りました。華やか且つ甘美な技巧を要求されるこの曲に彼女は持前の魂を入れ込めて没入している演奏姿勢は基本的には変わっていないのでしょう。第1楽章深い底からすぐに序奏にヴァイオリンは奏でるのですが前面的に出て来てその節回しというか厳しささえ感じさせる表現は彼女らしいです。その情熱的ロマンスをまぁその完璧なテクニックでその〆も思い切った終わり方を示します。私にはバックがやや粗い印象も受けました。夢見る様な緩徐楽章では笛に似た音も出さなければならない部分も経て情緒のあるエンドに導きます。続く楽章カデンツァ的なものも含んでやや曲自体散漫な処に入っても彼女の緊張感は持続し第1楽章曲想に戻った後半曲自体の雑?な推移もありながら飛び跳ねる様な軽快感のある動機がしっかり辻褄を合わせて終わります。全曲通してやはり彼女の生々しい凄まじさが聴きもので迫力に満ちた演奏であります。私のこの曲への関心の浅さにもよるのでしょう、繰り返すみたいですが彼女が力めば力む?ほどこの曲のフランス的洒落っ気とこの演奏との落とし処の兼ね合いとも私自身闘ったのが正直な気持であります。他の曲は未聴ですので素晴らしいランクに止めておきます。一時指を痛めていたチョン・キョンファも還暦を過ぎてその芸風からもあってか少し録音から遠ざかって久しいですね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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