プゼロ  |  大阪府  |  不明  |  2006年04月30日

大阪センチュリー交響楽団は、知る人ぞ知る、日本トップクラスの実力を持つオケだ。 その精緻でデリケートな演奏はウリエル・セガル、高関という名うてのオーケストラ・ビルダーの薫陶による。現首席指揮者の小泉はそのうえにダイナミックな色彩感を付け加えようとしている。 このCDは変貌過程のオーケストラが聴ける貴重なものだろう。一聴をお勧めしたい。

 

七海耀  |  さいたま市  |  不明  |  2005年10月02日

大阪センチュリー響は総勢60名程の団体で、管弦楽にある程度の厚みを要求するこの作品にはちと苦しい。さらに、録音会場のセンチュリーオーケストラハウスは、ややデッドで空間的な狭さを感じさせる。しかし、音楽作りは正攻法で好感が持てるし、演奏も曲が進むと同時に、白熱してくる。ファーストチョイスにはならないが、持っていて損はないと思う。

 

七海耀  |  さいたま市  |  不明  |  2005年08月31日

日本のオーケストラによる「我が祖国」全曲は、マタチッチ・N響、ムント・京都市響が今のところある。都響とコシュラーのライヴも出る予定だが、これは指揮者が小泉で、より興味をそそられる。大阪センチュリー響の実力を知る意味でも重要。3千円はやや高いが、収録時間は80分ちかくになるだろうから、とりあえず許容範囲内。