りっく  |  さいたま  |  不明  |  2008年11月25日

先ほど、Walhallから２００６年に出ていたこの公演の演奏を手に入れました。前の投稿で、Orfeo盤とは違う演奏ではないかと書いた、まさにその公演が、メロドラム盤とは雲泥の差の音質で収められていました。大感激です！柔らかな音質でありながらテクスチュアもよく見え、ライナーの指揮もオケと違和感ない印象。歌手も伸び伸び歌っていて、感銘度にも大きな差があります。同じ指揮者・オケ・キャストなのに・・・。なぜＨＭＶでは売っていないのかわかりませんが、ライナーのマイスタージンガーなら、断然Walhall盤をおすすめします。

 

りっく  |  さいたま  |  不明  |  2008年06月15日

追記です。この録音は、マイクがオケに近すぎ、どうしても歯切れのよい（よすぎる）ライナーの解釈を全面的に耳にすることにならざるをえません。Melodram盤は音が悪すぎましたが、Pontoから出ているドホナーニ盤の余白に、この公演の第二幕の部分が20分ほど収録されており、そちらのほうが、メロドラム盤よりましな音で、しかも、Orfeo盤より、響きがあってオーケストラが引っ込んでいる音楽的演奏を聴くことができます。たぶん別テイクでしょう（Orfeoはゲネプロ？）。ライナーの解釈を4時間も聴かされるのは疲れる。

 

りっく  |  さいたま  |  不明  |  2008年06月14日

ウィーン国立歌劇場再開こけら落とし公演の記録。以前、メロドラムで同公演のCDがひどい音ながら出ていて、その演奏のよさに、ぜひ正規音源で、と切望していたもの。ただし、私の記憶では、メロドラム盤では、優勝歌でバイラーの声がひっくり返る箇所があったと思うが、今回発売のものは、それが聴かれず、修正されたか、あるいは別の日の演奏と思われます。 皮肉なことに、録音がよくなった分、かえって演奏の感銘は薄れました。ほかの方たちの感想とは違って、歌手たちをのびのびとは歌わせていない印象。トスカニーニの方がよほど「歌っている」

 

イブン  |  大阪府  |  不明  |  2007年12月31日

見事！の一言に尽きる。ライナー/ウィーンpoの素晴らしさはもちろん、最高の歌手陣に拍手！　特にシェフラーのザックスは言うことなし。デッカのクナ/ＶＰＯスタジオ録音時よりも数段良く、最高である。ヴォータンやオランダ人では右に出る者なしのホッターも、さすがにザックス役だけは、ここでのシェフラーに軍配か！！　長年、熱烈ホッター・ファンを自認するも、シェフラーのザックスには降参である。

 

pie  |  名古屋市  |  不明  |  2007年10月10日

これは「マイスタージンガー」の数ある録音中最高のものではないか。オケと歌手が絶妙に対話をし、聞き出したら面白くて止められない。クンツのベックメッサーもいいし、私の贔屓であるゼーフリートのエファも理想的。他の配役も皆いい。そしてライナーの指揮！！怖い指揮者というイメージが先行するが、こんなにオケ、歌手とも伸び伸び歌わせ、しかも引き締まった演奏を聞くと、プロ中のプロであったと思う。録音良。

 

くじら  |  武蔵野市  |  不明  |  2007年06月14日

ライナーはとても良い指揮者だと思う。どこが良いのかというと、造り出す音楽に、変な匂いが全くない。音楽を作曲家の意図通りに再現することに集中していて、聞き手に余計な事を考える暇を与えない。この演奏でも、フィナーレで、終演前に観客が大拍手してしまう（欧米では日本と違い、終演直後にいち早く競ってブラボーを叫ぶ馬鹿はいない）ほどで、とても感動的だ。

 

カバポチ  |  横浜市  |  不明  |  2006年09月15日

オルフェオの５０年代のライヴとしては驚異的に音質が良い。カラヤンのバイロイトのトリスタンの劣悪な音質からすると、殆ど信じられない！ＣＤケースのデザインが表裏とも魅力的で思わず購入してしまった！演奏の方も、ライナーがウィーンのオケから独特の素晴らしい音色を引き出しており、歌手も揃っていて申し分ない。トスカニーニよりライナーのマイスタージンガーの方がずっと感動的だ。