チャイコフスキー(1840-1893)

CD Sym.6, Etc: Rozhdestvensky / Lso

Sym.6, Etc: Rozhdestvensky / Lso

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    ユローヂィヴィ  |  大阪府  |  不明  |  2020年03月13日

    ロジェストヴェンスキイの録音は、常にどこかに新たな発見があるので興味が尽きない。 『悲愴』というタイトルに近い感情を感じるのは第4楽章。 しかし、この作品は『悲愴』を感じさせるような演奏を強いてする必要がないのではないかと、ロジェストヴェンスキイの指揮する第1楽章を聴いていて思った。 第1楽章で胸を張り裂くような激しい演奏することも多いが、この録音のように楽譜の音を正確に緻密に鳴らしていくことで生まれる別な音響世界がある。 それを知るとこの作品がこれまでとは違う新たな作品に感じられてきた。

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    ロシア音楽ファン  |  大阪  |  不明  |  2009年01月20日

    私は後期交響曲集でこの盤を聴いています。初めはワクワクして聴きましたが、私が最も印象に残ったところは、悲愴の第2〜4楽章です。第2楽章ではテンポは速いが、ロジェヴェンらしい堂々としたテンポで聴かせてくれて見事です。第3楽章では堂々とした行進曲並みの演奏、そして終楽章、演奏から聴き取れる悲愴感、静かに終わるクライマックスに、私は思わず号泣してしまいました。ロジェヴェンのレニングラード時代が甦るように感じました。悲愴は、(4、5番を含めて)何度聴いても聴き飽きない名演です。

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    ジンジャーエール  |  川崎市  |  不明  |  2007年10月07日

    職人指揮者ロジェヴェンにとって、この録音当時は、すでにチャイコフスキーの劇性に正面から当たるような心情からは遠かったのではないでしょうか。「やっつけ仕事」とは言いすぎですが、第5を筆頭に、魂が抜けた音響だけが通り過ぎていきます。ただ、第6だけは特異な印象が残りました。情念に溺れないシニカルな構えが、奇妙な諦観のようなものを漂わせるのです。「悲愴」というより「皮相」。第3楽章はまるでショスタコの世界。終楽章は静かにおのれを見つめる、老境の嘆き。力こぶはどこにも入らない。不思議な侘びしさを与えて去ります。

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