ショパン (1810-1849)

CD 練習曲集 ポリーニ(p)

練習曲集 ポリーニ(p)

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  • ★★★★☆ 

    meji  |  神奈川県  |  不明  |  2012年02月18日

    本録音はミュンヘンのヘルクレスザールで収録され、トーンマイスターはクーベリック録音でお馴染みの名手ハインツ・ヴィルトハーゲンである。しかし従来のCDではヴィルトハーゲン録音の良さが出ておらず、なんとも歯がゆい思いであったが、今回のSACD化で初めてこの録音の真価が明らかになった。ひとつ目はDレンジの大幅な拡大である。ポリーニの演奏がこれほどのダイナミックレンジを有していたとはうかつにも今回初めて認識した。Dレンジの拡大に伴い、演奏における微妙な音量変化もしっかりと聴き分けられるようになった。もうひとつはキンキンしていた高域がしっとりと落ち着いたこと。このような高域成分の音質改善に伴い、機械仕掛けのような無機的な演奏といった印象は随分緩和された。一方でホールの暗騒音や演奏ノイズといった「ライブ感」は相変わらず乏しいし、本来このホールはもっと暖かい響きがするはずだが、この硬質で冷たい響きを聴くとどうしても何か作為的な悪さが行われているように思われてしようがない。とは言っても、ポリーニの演奏とヴィルトハーゲンによる録音は見事にマッチしており、これが良くも悪くも本ディスクの価値を唯一無二のものに高めているように思える。好きではないが凄い演奏だ。

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  • ★★★★☆ 

    ポのつくピアノ  |  東京都  |  不明  |  2010年10月01日

    必携、必聴のCDではあるが、愛聴盤になるかは別。 わたくしめは、すごいと思いつつも、やかましいのでお蔵入りですが。 それにしても、このころのポリーニ氏はうまかったなあ。なんで、今はあんなにひどいの?

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  • ★★★★☆ 

    おっさん  |  神奈川県  |  不明  |  2010年07月11日

     長く歴史に残る名演と言えるだろう。発売当時聴いたときは本当に驚いた。たとえば作品10の1番、2番、4番など、これ以上何を望むのかと思う完璧の見本みたいなものだ。しかし、繰り返し聴いていると、たとえば「黒鍵」などは意外に面白くなくなってくる。記念碑的名演ではあるが、ファンタジーの広がりはあまりなく、恐るべき演奏ではあっても癒してくれる演奏と言えるかどうかは疑問。

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  • ★★★★☆ 

    りひ狂  |  愛知三河  |  不明  |  2008年02月27日

    実はポリーニ好きじゃなくて(モーツァルトピ協(オケなど詳細は忘れた)のフライング気味の弾き方に、腰の軽い今時の技巧派ピアニストかと)たまたま家にあったので聴いたが、ポリーニらしさは抜群(良くも悪くもメカニック)。アシュケのがエレガント、スピード感はこっちが上。しかしリヒテルの10-1、10-4(1952モスクワ)聴いちゃうとねぇ。私はフランソワを経てリヒテルに至り(コルトーはちょっと…)本盤はお蔵入りした。ポリーニファンには宝物でしょう、うまいことは確かだし。私も一時アシュケ盤と共に愛聴しました。

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  • ★★★★☆ 

    あとえ  |  japan  |  不明  |  2007年02月23日

    テクニックは最高。右に出る者はなかなかいない程上手い。しかし力強すぎて聞くときについ肩に力が入ってずっと聞いてると疲れてしまいます。エオリアンハープや木枯らしなど完璧。でも私はリヒテルやコルトー等の奏でるピアノが好きです

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  • ★★★★☆ 

    Wawa  |  カナダではなく日本  |  不明  |  2006年11月19日

    抜群の技巧、気持ち良いくらい音が豊かに鳴っている、聴き劣りする曲は一つも無い、ショパンの練習曲集で最高の演奏に相違ない。 ただ、欠点と言うかあえて注文もあって、軽やかな曲想は彼にはやや不得手。テンポの遅い曲には(20世紀前半のピアニストによく見られたほどではないにせよ)もっと多彩な音色と微妙なタッチの変化や陰影をつけて欲しい。 シフラやブライロフスキー(CD化はされて無い)曲によってはコルトーにフランソワ、ホロヴィッツを聴いてる向きからすると彼のは一つの規範に過ぎないかも...

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  • ★★★★☆ 

    ぶひ  |  東京都  |  不明  |  2006年10月09日

    ”凄まじいまでの完璧なエチュード”。あっぱれポリーニ!特に”大洋”なんかあのうねり、堂々とした凄まじさにあっけにとられ惚れてしまいました。 大理石で作ったギリシア彫刻の美男のように完璧でハンサムなエチュード。 しかし、リヒテルの演奏(ポロネーズ入りのもの)を聴いて以来、完璧なショパンより哀しく悩めるショパン?に惹きつけられてしまい”素晴らしい”の評価。

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  • ★★★★☆ 

    楽人  |  japan  |  不明  |  2005年11月13日

    新譜発売時の作品10-1のアルペジオは一生、記憶の中から消え去ることはないだろう。しかしである。今となってみると余りに見事な右手のタッチのせいで当作品集をそのようなものと一面的に印象づけてしまった罪なしとしない。作品集としてのトータルな理解の為に(いわば重層的側面)2種類のコルトーの録音、アラウ等々色々聴いてみる必要があるだろう。ひのき饅頭さんと同じような意見です。

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