大地の歌 ジョージ・セル&クリーヴランド管弦楽団、モーリン・フォレスター、リチャード・ルイス(1967年ステレオ・ライヴ)
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mari夫 | 東京都 | 不明 | 2019年01月16日
このレコーディングはかつて海賊版でもっていたが、モノで音もかなり劣悪で演奏の良し悪しを判断するには足りなかった。このCDはステレオだし、格段に音も良い。同時期のセル/クリーヴランドのライブとほど同等である。とはいえ、時代なりの音ではあり、特に強奏(一楽章や終楽章)では音が混濁(歪む)する。これがスタジオ録音だったらといううらみは当然ある、特に曲が曲だけに。クリーヴランドの透明な音のプレザンスは多少なりとも犠牲になっている。しかし、にも関わらず、これはセルには珍しいほどの、ライブならではの熱気によって特筆すべき名演となっている。完璧に結晶化された演奏が発火点を超えて燃え上がる、というような。一楽章や終楽章中間部の劇的な迫力は音のハンデを乗り越えて身に迫る。歌手ではフォレスターがいい。二楽章にせよ終楽章にせよ、深い声で聴くものを引き込む。この曲やセルの愛好者には一聴に価する、というか必聴の名演。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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