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マーラー(1860-1911)

SACD 交響曲第9番 オスモ・ヴァンスカ&ミネソタ管弦楽団

交響曲第9番 オスモ・ヴァンスカ&ミネソタ管弦楽団

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    John Cleese  |  静岡県  |  不明  |  2023年04月02日

    ヴァンスカ先生によるマーラーのシリーズはすべて聴いてまいりましたが、録音の優秀さとミネソタ管の技術の高さに感心しつつも、いまひとつ心を動かされることがありませんでした。第6番などどうも裃を羽織っているような硬さがどこか付きまとい、繰り返し聴くディスクの私のリストには入っていません。第7番なんかもペトレンコ先生のような勢いがなくて微温的といいますか、あまり・・・しかし今度の第9番、ついに真打登場ですね。これはもう届いたばかりですがすでに通しで数回も繰り返して聴いて感心しております。この9番に関しては硬さはすっかり消え、ヴァンスカ先生はご自身やりたいことを忠実に実現させているのではないかと感じられます。堂々たる古典的威容の第一楽章、中間楽章の闊達さ、勢い、そして終楽章の深い情感・・・ぜひこのディスクはSACDマルチチャンネルで再生してください。とくに第一楽章の複雑な対位法の透明度、明晰さ、まるで指揮台で聴いているかのようなオケ全体の見通しの良さは卓越しております。その昔カラヤン大先生のディスクがCDで登場した時に録音技術の発展がマーラー第九の浸透に貢献するといわれましたけど、これほどの質の最新録音を聴くと、さしものカラヤン先生の名盤も古く感じられてしまいます。

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