ヘルベルト・ブロムシュテット/デッカ録音全集(33CD)
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ヴォーカルディスコーズ | 島根県 | 不明 | 2023年02月14日
1973年だったか…ザンデルリンクの来日が話題になった。その際付き添うように来日したのが副指揮者のブロムシュテットだった。今と同じくサラリーマン然とした容姿で、オザワやらに代表される芸術家然としたもじゃもじゃ頭連中とは一線を画す存在だった。当然?日本での評価は低く、まさか今のような存在になるとは思いもしなかった。当時の長老指揮者で言えばストコフスキーではなくポール・パレイに近いのかもしれないと今思っている。やはり芸術家は長生きするもんだなぁを地で行く存在だ。9人の方が、このレビューに「共感」しています。
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フォアグラ | 愛知県 | 不明 | 2024年01月19日
ブロムシュテットの発売CDを見ると、70年代シュターツカペレ・ドレスデンとの録音は今もたくさん発売され、次いで近年のものが好評。デッカ時代は今回のコンプリートでないと手に入らないものが大半のようだ。これは紹介のされかたにもよると思う。70年代レコード芸術交響曲担当の大木正興はブロムシュテットを高く評価し推薦盤にしていた。ところが90年代交響曲担当だった宇野功芳はブロムシュテットを叩いた。ヒンデミットなど数行で切り捨てられたものだ。近年長老指揮者として尊敬を集めたブロムシュテットに対しては再び高い評価になったという経緯がある。ブロムシュテットの実演に何度も接した私は彼が優れた指揮者だと認識していたが、実演を聴く機会のなかった方は宇野の評価をみて敬遠したかもしれない。私はレコード芸術誌を20世紀で購読をやめたが、やめる要因のひとつに宇野の意味不明なブロムシュテット叩きがあったといっていい。実際にはSKD時代も悪くはないのだが音楽が浅く感じる部分があり、最近の演奏も若返りか先祖返りかわからないがやはり浅い呼吸に戻った感がある。これに対しサンフランシスコ時代はスケールも大きく充実の極みでありブロムシュテットの絶頂期が聴けるのだ。サンフランシスコ、ゲヴァントハウスは機能的にSKDより優れておりどれも逸品揃い。ニールセン、シベリウス交響曲全集は今も最高クラス。アルプス交響曲も圧巻の出来。ヒンデミットも素晴らしくシンフォニア・セレナ、世界の調和はこれが最高。サンフランシスコ交響楽団合唱団も優秀で「カルミナ・ブラーナ」「復活」「ドイツレクイエム」で威力を発揮している。日本とも縁の深いこの名指揮者を堪能あれ。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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