ピアノ・ソナタ第17番『テンペスト』、第21番『ワルトシュタイン』、第26番『告別』 ヴラディーミル・アシュケナージ
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meji | 神奈川県 | 不明 | 2011年01月17日
毎度ウィルキンソンネタで恐縮だが、ワルトシュタインと告別がウィルキンソンで、テンペストはウィルキンソンの一番弟子であるダンカーリーによる収録である。しかも録音会場はすべてキングスウェイホール!アシュケナージの演奏は、いつものように常識的で優等生の域を出ないが、録音が演奏の格をグイと高めている。ここではフェルトハンマーが3本の弦を叩く際の打撃音と、それと同時に発生する弦の振動、そしてその振動が鍵盤を通してのピアニストへのバックフラッシュとともに、スタインウェイのボディを伝って、共鳴板で増幅され、キングスウェイホールのやや脆弱な木床に伝っていく様が、身の毛がよだつほどリアルに収録されている。ダンカーリーによるテンペストも御大よりもやや細身ながら、信じられないほど高レベルのトランスペレンシーを聴かせてくれる。本当に素晴らしいディスクである。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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