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マーラー(1860-1911)

CD マーラー:交響曲第1番『巨人』、ハイドン:交響曲第94番『驚愕』 カルロ・マリア・ジュリーニ&ベルリン・フィル(1976年ステレオ・ライヴ)(2CD)(日本語解説付)

マーラー:交響曲第1番『巨人』、ハイドン:交響曲第94番『驚愕』 カルロ・マリア・ジュリーニ&ベルリン・フィル(1976年ステレオ・ライヴ)(2CD)(日本語解説付)

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    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2012年06月24日

    ジュリーニさんのライヴ、発売は大歓迎でありますし、また曲目が魅力的だなあ。さて、ではどんな出来栄えか。「驚愕」はゆったりと構えて古典をたっぷりと聴かせる調子。重さはなく、余裕綽々のいい演奏。何とも聴いていて幸せであります。一方の「巨人」。やや重く、引きずるような進行で、しかも強奏が今一つの盛り上がりで煮え切らないところあり。それに反して、弱音部の歌わせ方が実に美しく、抒情性が勝る演奏かなあ。トータルは、ほどほどそこそこ、という感じですかな。個人的にはちょっと期待外れ。なお、一連のベルリンフィルライヴは、テンシュテットもそうなのですが、打楽器(特にティンパニ)のバランスが弱く、各指揮者の望んだバランスの音がきちんと再現されているかやや疑問はあります。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年07月26日

    テスタメントによるジュリーニ&BPOシリーズの第3弾の登場だ。これまでの第1弾や第2弾においても驚くべき名演が揃っていたが、今般の第3弾のラインナップも極めて充実したものであり、そしてその演奏内容も第1弾や第2弾にいささかも引けを取るものではないと言える。本盤には、ハイドンの交響曲第94番とマーラーの交響曲第1番がおさめられているが、いずれも素晴らしい名演と高く評価したい。ジュリーニは、レパートリーが広い指揮者とは必ずしも言い難い。また、レパートリーとした楽曲についても何度も演奏を繰り返すことによって演奏そのものの完成度を高めていき、その出来に満足ができたもののみをスタジオ録音するという完全主義者ぶりが徹底していたと言える。したがって、これほどの大指揮者にしては録音はさほど多いとは言い難いが、その反面、遺された録音はいずれも極めて完成度の高い名演揃いであると言っても過言ではあるまい。本盤の両曲については、いずれもジュリーニの限られたレパートリーの一つであり、マーラーの交響曲第1番についてはシカゴ交響楽団とのスタジオ録音(1971年DG)、そしてハイドンの交響曲第94番についてはフィルハーモニア管弦楽団とのスタジオ録音(1956年EMI)、そしてバイエルン放送交響楽団とのライヴ録音(1979年独プロフィール)が存在しており、これらはいずれ劣らぬ名演であったと言える。本盤の演奏は、いずれもベルリン・フィルとのライヴ録音(1976年)であり、マーラーの交響曲第1番はスタジオ録音の5年後、ハイドンの交響曲第94番はスタジオ録音の20年後の演奏に相当することから、ジュリーニとしても楽曲を十二分に知り尽くした上での演奏であったはずである。もっとも、本演奏が行われた1976年は、カラヤン&ベルリン・フィルの全盛時代に相当するところだ。したがって、ベルリン・フィルが完全にカラヤン色に染まっていた時期であるとも言えるが、本演奏を聴く限りにおいてはいわゆるカラヤンサウンドを殆ど聴くことができず、あくまでもジュリーニならではの演奏に仕上がっているのが素晴らしい。ジュリーニの格調が高く、そしてイタリア人指揮者ならではの豊かな歌謡性と気品のある極上の優美なカンタービレに満ち溢れた指揮に、ベルリン・フィルの重厚な音色が見事に融合した剛柔バランスのとれた名演に仕上がっていると言えるのではないだろうか。そして、ライヴ録音ならではの熱気が演奏全体を更に強靭な気迫のこもったものとしており、その圧倒的な生命力に満ち溢れた迫力においては、ジュリーニによる前述の過去のスタジオ録音を大きく凌駕していると考える。なお、ハイドンの第94番については、1979年のライヴ盤との優劣の比較は困難を極めるところであり、これは両者同格の名演としておきたい。録音も今から30年以上も前のライヴ録音とは思えないような鮮明な高音質であると評価したい。

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