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ドヴォルザーク(1841-1904)

CD ドヴォルザーク:交響曲第7番、チャイコフスキー、他 チョン・キョンファ、ジュリーニ&ベルリン・フィル(1973年ステレオ・ライヴ)(2CD)(日本語解説付)

ドヴォルザーク:交響曲第7番、チャイコフスキー、他 チョン・キョンファ、ジュリーニ&ベルリン・フィル(1973年ステレオ・ライヴ)(2CD)(日本語解説付)

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    スノードロップ  |  広島県  |  不明  |  2019年02月21日

    2曲とも凄まじい熱演。ジュリーニ/BPOのライヴ、しかも時期は1973年。悪かろうはずがない。チャイコフスキーはスケール極大のジュリーニの伴奏に決して負けない、芯のある熱烈なキョンファのソロが素晴らしい。彼女の十八番であるが、このライヴ盤は他の盤と比べても個性が発揮された素晴らしい出来だと思う。ドヴォルザークはより凄い。まず冒頭から唸る低弦のものすごい厚みに驚く。他盤にはない異様な緊張感が支配するが、ジュリーニならではの歌も健在。ややゆったり目で美しく歌わせながら、コンセルトヘボウ盤よりも引き締まっており、オケの性格もあって全く弛緩しない。そして何と言ってもティンパニ(フォーグラー)がもう凄いのなんの。同時期のクーベリック盤でも妙技を聴かせたが、迫力ではその比じゃない。第1楽章から高速トレモロで存在感を示すが、第3楽章以降が特に凄い。ホールの反響音と相俟って狂乱状態、スケルツォの独自のクレッシェンドや終楽章冒頭の落雷のような打ち込みなどファンには堪りません(笑)。録音は古いですが鮮明で十分聴けます。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年12月15日

    ジュリーニにとって70年代はもっとも脂が乗っていた時期。加えて、ベルリン・フィルも、名うてのスタープレーヤーが勢ぞろいした、力量的にも史上最高の状態にあったと言える。したがって、このような両者が組んだ演奏が悪かろうはずがない。特に超名演と言えるのははじめの2曲だ。ホヴァーンシチナは、我々はムラヴィンスキーの名演を知っているが、本演奏は、あのように引き締まった緊張感を強いるようなものではない。むしろ、明朗なイタリアの明るい太陽に照らされるようなイメージであるが、美しさにおいては、ムラヴィンスキーの名演にも引けを取らないと思う。比較的ゆったりとしたテンポによる曲の進行も、楽曲の持つ美しさを丁寧に描き出していくのに大きく貢献している。チャイコフスキーも素晴らしい。若き日のチョン・キョンファを温かくリードしつつ、ゆったりとしたテンポで、隅々に至るまで優美に曲想を描いていく。しかも、高貴な気品にも満ち溢れており、ジュリーニが本盤をスタジオ録音しなかったのが不思議なくらい、楽曲を自家薬籠中のものにしていると言える。ドヴォルザークの第7も名演であると言えるが、同時期にクーベリックが同じくベルリン・フィルを指揮して超名演を成し遂げており、それと比べられてしまうのが少々不利ではある。第1楽章など、ベルリン・フィルとしては珍しいようなアンサンブルの乱れも見られるが、第2楽章、第3楽章と順次調子を上げ、特に素晴らしいのは終楽章。ベルリン・フィルの圧倒的な合奏力をベースにして、地鳴りがするような重量感あふれる名演を成し遂げている。クーベリックのような民族色を加味すると、どうしても及ばない面はあるものの、総体として、名演と評価するのに躊躇しない。

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    アンチグルメ  |  愛媛県  |  不明  |  2009年12月08日

    これは、ジュリーニが好きな人なら絶対に持っていたい名演だ。初出と思われるチャイコフスキーもすごいが、白眉はドヴォ7である。彼の十八番で、76年のロンドンフィル盤と解釈は変わらないが、SQ4チャンネル録音だったこちらは、オケがまろやかに溶け合ったよく歌わせた名演だったが、こちらは70年代前半のベルリンフィル、中低音がものすごく分厚い迫力で圧倒されてしまった。アナログ時代の録音のため、多少テープヒスがあるが、そんなことはほとんど気にならない。比較的録音の少ないこの曲に関しては、ジュリーニを超える演奏は今のところないといっても過言ではない。特にロンドンの演奏を聴いた事が有る人には、ぜひ聴いてほしい。超推薦。

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