ushio  |  東京都  |  不明  |  2011年02月27日

激賞の嵐に押しつぶされそうだが、異を唱えたい。まず、録音。期待したほどではなかった。同じ自主制作でもCSOやRCOのほうがパンチがあるし、日本のEXTONのマーツァル、ジークハルト盤には遥かに及ばない。ブロムシュテットのブルックナー（LGO）ほどひどくないが、SACDとしては中の上といったところ。演奏は清涼で、なかなか良い。ライナーに書いてある、アメリカ人のナショナリズムはどうでもよい。まず、１楽章。あまりよくない。MTTだったらもっとできるはずだし、SFSの技量もブロムシュテット時代の方が上だ。ライブとはいえ、トランペットの音程が甘いのは大いに気になる。特にコーダ！LSOやRCO、CSOといった名門と比べると、随分聴き劣りがする。ホルンにはもう少し野太さがほしい。弦はクリアだが、ときにバランスをとりすぎ、迫力不足。すべてが鳴り切っているヤンソンスやジークハルト、ゲルギエフに比べると、端正に過ぎる。２楽章から４楽章は準推薦といったところか。特に終楽章には熱気があり、凄みがある。はじめからこのテンションでやって欲しかった。

 

masato  |  新潟県  |  不明  |  2010年03月13日

ほんと、いい音だ…。これほど、相反するものが、バランスよく共存しているマーラー演奏を知らない。喜と哀、熱と冷、剛と柔、厳と優…。これらを作り出すよう仕向けている指揮者、これらを見事音にしているオケ、これらを見事に捕らえている録音…。申し分なし…脱帽…！

 

氷狼  |  不明  |  2008年01月16日

録音がすばらしく良い。演奏のほうは、明るいマーラーという感じ。そろそろ、悲劇的というタイトルは外すべきでないのか。

 

もんすたー  |  東京都  |  不明  |  2006年09月01日

ＳＡＣＤで聴く。 おや！？　 ちゃんとマルチチャネル５．０　ではないか！！　小生、フロントスピーカーは能率９４ＤＢのフロア型を１５０Ｗ＋１５０Ｗアンプで再生。リアは、１２０Ｗ＋１２０Ｗアンプで再生。ＴＯＴＡＬ５４０Ｗ　センター抜きの４．０で再生している。金管木管、弦も全て鍛えられて上手いが、特に金管が上手く、バリバリと猛烈に炸裂！！激しくそして美しい。コンサートホールにいる錯覚を覚える。洗練された上手いオケがマーラーをちゃんと演奏するとこうなるんだよ。

 

？？？？  |  千葉県  |  不明  |  2006年08月28日

一糸乱れぬ洗練加減、とろける金管、苦悩に悶えも咆哮もせぬ６番に異議を唱えたがおそらく愛好家により抹消されていた。上品なことだがＭＴＴの責任ではないから「いまいち」。

 

しゃむ猫  |  石川  |  不明  |  2006年08月11日

テンシュテットの6番のような泥沼濃厚ではないけれど、クリアな音で一つ一つの音がガリガリ迫ってくる！さらにシリーズ通してライブでこの精巧さはスゴイ!!非常に今度の5番も楽しみ♪

 

徳力勝利  |  東京都  |  不明  |  2005年06月05日

数十種類の同曲を聴き比べたなかで最高の「悲劇的」でした。多少高価であるが、損はないのでお薦めします。今後もこの指揮者には注目したい。

 

soundsound  |  東京都  |  不明  |  2005年04月22日

マーラーの演奏においては、指揮者の解釈云々の前に、やはり金管楽器が上手でないと何とも物足りないものになってしまうように思うのですが、このシリーズはそういう意味で安心して聴くことができます。終楽章が特に素晴らしいと思いますが、３楽章後半のホルンもいいですね。こういう演奏大好きです。SACDで聴きましたが、その効果も絶大。個人的にはハイティンク＆BPO盤以来の大ヒットでした。

 

adams  |  tokyo  |  不明  |  2004年06月12日

この音楽史上希に見る超大作にして超傑作に、今まで総合的に高く評価できる演奏がほとんど存在しなかったと私は思っていますが、このマイケル・ティルソン・トーマス、サンフランシスコ響のライブは、演奏の質、精度の高さと音質の良さで最高点を付ける事ができます。 マーラーの第６交響曲は、優れた録音技術と優れた音質でないと、ライブで聴くこの曲音の鮮やかさや明るさ、調和した透明な響き、また槌や４つのシンバルの大音響も、欠落無しにがなかなか伝わらないものですが、これは、それらが伝わってくる。 ＤＳＤマスターでも余程高い録音テ

 

ヘルベルト・フォン・ベーム  |  神奈川県  |  不明  |  2004年05月13日

ｻﾝﾌﾗﾝｼｽｺ響の響きは西海岸の明るさを感じさせ、健康的でマーラーには合わないのではと最初一瞬思うがすぐにグイグイと引き込まれていく。アンサンブルは完璧。音の抜けの良さも特筆ものでこんなに繊細さとダイナミックさを兼ね備えた録音にはこれまで出会った事が無い。これは絶対SACDで聴くべきであろう。あまりの素晴らしさにあいた口がふさがらない。

 

さいたまーらー  |  埼玉県さいたま市  |  不明  |  2004年05月10日

マーラーの最高傑作、２１世紀のクラシック音楽のスタンダードたる第６番。 洗練された響きは明るく輝き、眩しいほどであ利、ライブで聴くこの曲をそのまま再現できている。 ＭＴＴの解釈はかなりスコアに忠実であり、垢抜けたスマートなまーらで気持ちがよい。 録音も最高で、ＤＳＤ録音の凄さが実感できる。 私はＣＤでの再生だが、いままでのどんな６番より、数倍音がよい。

 

LandauTY  |  千葉県船橋市  |  不明  |  2003年07月04日

このＣＤの録音時期を見ると、どうしてもSep.11thの悲劇を重ね合わせてしまいがちですが、それを抜きにしても ＭＴＴ＆サンフランシスコ響の優れた面が出ている、優れた演奏だと思います。