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ベートーヴェン(1770-1827)

CD ピアノ・ソナタ集 エミール・ギレリス(9CD)

ピアノ・ソナタ集 エミール・ギレリス(9CD)

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  • ★★★★★ 

    古き良き時代  |  大阪府  |  不明  |  2018年10月23日

    文句なしの名演です。強く逞しく圧倒的迫力で自己主張します。「男はこうあるべし!」で、録音状態などを含めて、同じロシアのリヒテルなど比較の対象ではありません。唯一の弱点は、彼の死により全集にならなかったことです。特に32番と1番は聞きたかった。ポリーニ盤と並んで一生の宝物です。

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  • ★★★★★ 

    静流  |  福岡県  |  不明  |  2011年08月18日

    ピアノがよく鳴っていて、その響きは澄み切っている。 ディナーミクの幅がとても広く、メリハリが利いていて、どの曲も退屈することがない。 また、叙情性も大変深いものを湛えている。

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  • ★★★★★ 

    タテキ32  |  大阪府  |  不明  |  2011年02月20日

    ギレルスの弾くベートーヴェンは何を聞いても良い。タッチは明晰で重からず軽からず、丹精にして必要にして十分の感情と陰影の移入と、強力でありながら度を過ぎない力の発露。特に最後の3つのソナタに関し、50年ほど前にイヴ・ナットの演奏で開眼して以来、ナットに替わるものは中々出てこなかった。やっと出て来たのが、このギレルスとギューラであった。これらのソナタはピアノを弾く際、右手が歌うことはもちろん、左手もペダルも単なる右手のサポートにとどまらずに歌うべき所では十分に歌って歌に深い響きを重ねなければ失望するだけでなく怒りさえ起こってくる、そのような曲であった。ど素人の私にとっていわば12本の指全部で深い歌を奏でるべき曲であった。そしてメロディもリズムも重すぎても軽すぎていけないのだ。ドイツ人で本格的なベートーヴェン弾きであるかのように言われていた、バックハウスは歌もリズムもでくの坊であったし、ケンプは両方ともふにゃふにゃであった。バレンボイムやアシュケナージなんぞは感じるべき所何も感じずにノー天気に指を動かしているとしか思えなかった。期待したリヒテルもヴェルデニコフも重くダルであった。やっと音質では時代遅れとなりつつあるナットに代わり得る演奏が出てきてうれしい。しかし、ギューラーは30番を録音しておらず、ギレルスは32番を入れる前に力が尽きた。ギレルスがソナタ全集完成前に去ったのは返す返すも残念。本人はもっと残念ではあっただろうが。しかし。さりながら、せめて32番は何が何でも残して欲しかった。痛恨の極み。返す返すも残念至極

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  • ★★★★☆ 

    STRAD  |  千葉県  |  不明  |  2010年11月20日

    ギレリスというと、やれ「鋼鉄の・・・」「ロシアの馬力あふれる・・・」といった評判を聞いていてこれまで敬遠してたが、今回初めて聴いてみました。その結果いかに世評と実態が違うかを実感しました。まだ全部聴いていなが、ギレリスは基本的にリリック、しかも不器用な叙情家なのだろうと思う(この場合の不器用というのはネガテイブな意味ではない)。ときに鍵盤を強打するのも叙情家の裏返しで、あまり要領よく自己表現ができないタイプなのかもしれない。しかし、そんなことは瑣末なことであると感じさせるような素晴らしい演奏だと思う。朴訥さという点では、バックハウスに似たところもあが、本質的にはバックハウスよりセンシティブだと思う。小生にとってはベスト1ではないが、時に応じて聴きたくなる演奏である。

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  • ★★★★★ 

    てつ  |  東京都  |  不明  |  2010年10月16日

    このディスクはギレリスの奥深い表現を聞くものです。「鋼鉄の・・」なんて嘘でしょう。29番を聞けば明白ですが、ギレリスは全て自家薬籠中の物にしています。力を入れれば良いとは限らない。一音一音に深遠な世界を見せているのです。聞くことのできる音と、その背景にある音・・両方聞けるかどうかを我々が試されているのではないでしょうか。

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  • ★★★★★ 

    充介  |  東京都  |  不明  |  2010年09月16日

    全集でないのが残念だが、次元の違う粒よりの名演揃い。同じ楷書体でもグルダと比べ、切れ味と爽快感はグルダ、重量感とじっくりとしたテンポ感はギレリス。ここぞという時の爆発力はギレリスに勝るピアニストはそういないのでは。音だけで勝負している割には聴き終えた時の充実感はちょっと例えようもない。EUR盤の方がジャケットのセンスが良いし収納に便利。

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  • ★★★★★ 

    Emmanuel Kent  |  大阪府  |  不明  |  2009年06月05日

    このギレリスのベートーヴェンのピアノソナタ選集は、実に素晴らしい演奏だと思います。全集として完成するまでギレリスが生きていられなかったこと、非常に無念であったのではないか、と思います。 若い頃の演奏とはかなり変わってきているのではないか、と思いました。 ですが、それぞれの曲、深く考え抜かれた演奏をしておられます。 私の愛聴盤になりそうな予感がしています。

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  • ★☆☆☆☆ 

    のんちゃんNJ  |  東京都  |  不明  |  2009年05月19日

    うーん。一部の評論家や、最近話題の3者共同著作のN氏やF氏が選帝侯ソナタのいたわるやさしさ等を絶賛するが、何度聞いてもその打鍵の強さと、デリカシーの無さには共感出来ない。やはり、21世紀のスタンダートとして後世に伝えるほどの録音では無いように自分は思う。ファンの方には申し訳ないが。何でこんなにピアノを強く叩き付けるのか? 自分の耳が悪いのか、理解不能で、コヴァセヴィッチやバックハウスとは比べ物にはならない。

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  • ★★★☆☆ 

    M  |  愛知  |  不明  |  2008年07月18日

    あり余る音と技術を持ちながら音楽を自分の血となり肉とする才能にあまり恵まれなかったギレリス。そういう己の総決算として選んだのが楽聖ベートーヴェン。ここにあるのは、自信を持って世に提示されたベートーヴェン像ではない。一人の悩み傷付く人間が救いを求めて楽聖と対話する姿ではないか。そう思って耳を傾けると色々なものが聞こえてくるといった類の演奏。もちろんスタンダード系ではない。

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  • ★★★★★ 

    りひ狂  |     |  不明  |  2008年06月30日

    子供の頃、世にいうベト弾きの権威の方々の(ツマラナイ)名演を散々聴きベトソナタ=平凡と勘違いしていた。それがリヒテルに出会い目から鱗! 以来私的ベト権威=リヒテルに。しかし彼だと全曲揃わない。そこでギレリスで補おうとある日このセットを購入したのだが…。私も同じく涙出そうでした。控え目というか、凄まじい精神力で抑制し慈しむように曲を重ね、諸氏ご指摘のように後期ソナタで彼方に行ってしまいましたね…。ギレリスの生き様を見た気がしました。以来私的ベト権威=リヒテル+ギレリスに。願わくば1番、32番も聴きたかったです…。

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  • ★★★★☆ 

    difficult  |      |  不明  |  2008年06月20日

    30番がずば抜けてよかったです。あとは普通でした。30番でおなかいっぱいです。。あとはおまけって感じでした。

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  • ★★★★★ 

    haru1225  |  東京都  |  不明  |  2008年04月17日

    ギレリースさんの記載のように、レコ芸では良くて準推薦でしたね。グールドもしかり。常勝はカラヤン、リヒテルでしたでしょうか…。私も未だギレリスのレコードを数枚所有しています。ブレンデルのように回数を重ねるわけでもなく、淡々と曲数を増やしている姿と、常にリヒテルの影に隠れている、昔で言えば柏戸(古い!)タイプのピアニストですね。味がある方です。是非永遠のコレクションとしたいですね。

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  • ★★★★★ 

    伊東洋輔  |  神奈川  |  不明  |  2007年07月25日

    この人の手で、全集が完結していたら・・そう思うと全く残念でならない。

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  • ★★★★☆ 

    巨匠マダム・キタロー  |  東京都新宿区  |  不明  |  2007年07月17日

    全集としては未完成に終わりましたが、晩年のギレリスの色濃く物語った演奏と言っても過言ではありません… とくに第30番と第31番の演奏は発売当時、テンポ感で物議をかもした演奏です… とても印象深く頭の脳裏から離れられませんね…

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  • ★★★★★ 

    ギ子  |  神奈川  |  不明  |  2007年07月01日

    一部は既に聴いてはいましたが、揃えて聴くと、これはこれですばらしいですね。特に中期から後期は空前絶後でしょう。つくづく、全部録音しなかったことが悔やまれます。テクニックも無論、小曲の叙情も良く、感動し通しです。せめて、32番を録音してくだされば。全集になっていれば、グルダを凌ぐ決定盤になっていたのに。全部聴きたかった。突然の死を惜しむことしきりです。

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