交響曲第8番『未完成』、他 ヴァント&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団、他
商品ユーザレビュー
-
(0 件)
-
(1 件)
-
(0 件)
-
(0 件)
-
(0 件)
検索結果:1件中1件から1件まで表示
-
ぼん | 神奈川県 | 不明 | 2010年05月14日
アルヘンタのグレイトは、第二楽章に一瞬何らかの原因と思われる音の欠落があるのに驚かされるがそれ以外はたいへんな名演。若々しさと爽やかさ、そして堂々とした風格が共存した見事なシューベルトで、アルヘンタの貴重なドイツものの記録というだけにとどまらない、同曲屈指の名演となっている。1957年11月8日パリでのセッション録音で、パリ音楽院との「幻想」の三日前のステレオ録音。オケのセント・ソリ管弦楽団はパリのプロオケが中心となったセッション用の臨時編成オケとのことだが、弦がやや少なめに聴こえるものの、全体的にはなかなかしっかりとした演奏を展開している。演奏時間、14:06、13:37、10:16、11:54。ヴァントの「未完成」は、ヴァント初来日のちょうど十年前のステレオ録音だが、こちらもこの指揮者らしい演奏。厳しく手堅いが、意外なほど柔軟な表情も持ち合わせた演奏で、晩年それとはまた違ったこの指揮者の魅力が感じられる演奏となっている。演奏時間、15:11、13:04。星が一つ少ないのは、前述した「グレイト」における欠落を気にされる方が少なからずいらっしゃるのでは?という理由からです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
検索結果:1件中1件から1件まで表示