バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番、第1番、ソナタ第1番、レーガー:シャコンヌ、他 庄司紗矢香(シングルレイヤー)
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ゲゲゲアサ | 神奈川県 | 不明 | 2019年12月28日
録音がともかく「よくない」。風呂場でバイオリンとはこのことである。教会での録音である様だが、マイクロフォンの位置が響きだけを録音する位置にしかセットされていないので、弓が弦をこする音が一つもない。これは初歩的な録音のミステイクである。技術者やディレクターはこの教会での録音は初めてではないか。折角の庄司の演奏も台無しである。初心者が犯しやすいミスをこのCDでは何の疑問もなく犯している、演奏以前の最低のCDである。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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うーつん | 東京都 | 不明 | 2014年06月28日
発売直後から何となく気になっていて、何度か買い物かごに入れながら諸事情により購入が延びていたものをやっと入手。聴いて、早く買わなかったことを後悔した。 こちらが予想したよりはるかに濃い内容。レーガーの「前奏曲とフーガ」の晦渋さと心の内奥にズシッとくる重さが気持ちいい。バッハについても天に指向しながら、心の内側に突き刺さるような音にハッとさせられた。 特にバッハのシャコンヌはどの部分にも庄司紗矢香の一途な心持が刻み込まれている気がした。他の演奏者のシャコンヌ(をはじめとするバッハの無伴奏)も演奏者のすべてを尽くして演奏するためか力作が揃っているが、その中でも思いの込め方と表現の多彩さは格別のものがある。できれば第2巻も作ってほしいものだ。 それにしても・・・今の年齢でこんな演奏をしているとすると、これからどうなってしまうのだろう。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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モデラート宮内 | 千葉県 | 不明 | 2012年07月01日
バッハのすべての作品に共通することは「神との対峙」である。 したがって、すべてのバッハ演奏には、厳粛な「孤独」が表現されていなければならない。 特に、無伴奏の単独楽器の曲となれば、それがもっとも如実に示されるべき条件となる。 名手と言われるバイオリン奏者の中において、バッハの無伴奏曲を美音とテクニックのみで 弾いている演奏によく遭遇するが、それはいただけない。 バッハの演奏は、徹頭徹尾、神と対峙する孤独な自己存在を掛けた演奏舞台上での孤高表現にある。 したがって、聴く側も、そこに生温い感情移入や癒しなどを求めるべきものではないのである。 そこで示されるべきものは、実存的な生の峻厳さであり、どこにも曖昧さがない緊密で正確な表現力である。 日常的なつかの間の意味のない感情などを置き去りにして、ただひたすら自身の魂を神(バッハ的音楽)へ 傾けてゆくこと、そのような音楽スタイルを所有する音楽家に時折出会えることは喜びである。 この庄司紗矢香の演奏は、その意味で、見事な演奏となっている。 ソナタ一番の冒頭の「アダージョ」と「フーガ」の意味を、聴き手はどうか汲み取ってほしい。 今年29歳(2012年現在)という若さでありながら、ここまでのレベルにこの難曲を仕上げてゆくとは、 恐るべき才能というしかない。 最後になるが、バッハの影響が随所に感じられるレーガーのop.117「無伴奏ヴァイオリンのための前奏曲とフーガ」および 「シャコンヌ」も、大変に素晴らしい仕上りとなっている。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Ayu | 千葉県 | 不明 | 2011年06月22日
とても美しくて悲しくて切ないけれど、力強くもあり、魂の奥底を揺さぶってくるBachです。今回のRegerの無伴奏との組み合わせの妙も良かったですが、紗矢香さんのBachの無伴奏全曲を早く聴きたいです。8人の方が、このレビューに「共感」しています。
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初老の越後人 | 新潟県 | 不明 | 2011年04月21日
バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ・パルティータでは、40年近くシゲティの演奏を愛聴してきました。心の表層を突き抜けて奥底まで届く力を宿していないと、この種の曲は聴き通す気にはなれません。しかし、レーガーの曲を含めて、庄司さんの演奏からはそうした稀有の力が確かに感じられ、購入以来、繰り返し聴き続けています。まだ20歳代の若いヴァイオリニストですが、今後年齢を重ねるにつれてその演奏がどう深化してゆくか、大いに楽しみにしています。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ことやん | 静岡県 | 不明 | 2011年03月26日
今回の紗矢香さんの演奏は、人間の生きる悲しみの中で光る高潔さが眩しい、まさに泥中の蓮のようでした。美しい...。ただ...正直せつない思いで一杯です。それは彼女がまだ若いからでしょうか...いささかこの境地に達するには早過ぎるように思うのです。芸術家の表現に深みが増すきっかけは、ほぼ100%人生、もしくは人間そのものに絶望することのように私は思います。たくさんの苦しい思いをしてきたであろう彼女を思うと、胸がつまります。このCDを聴いて、彼女にはすごく幸せになってほしいなぁ...と思わずにはいられない、そんな素晴らしい演奏でした。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ひかり | 東京都 | 不明 | 2011年02月20日
素晴らしい。日本人であるこの人が真の世界的なヴァイオリニストであることを確信させてくれる演奏だ。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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横須賀マリノス | 神奈川県 | 不明 | 2011年02月19日
レーガーとバッハを交互に並べることによって、両者の作品が等価であることを主張したかったのではないかと思う。知名度の低いレーガーの無伴奏曲が、バッハと比べても遜色のない深みを持っていることを初めて認識させられた。バッハの残りの3曲もさることながら、レーガーの他の作品もどんどん録音して聴かせてほしい。ブロッホの生演奏を聴いた時にも感じたことだが、作品から霊感を受けて演奏する時の庄司さんの魅力を、きっとレーガーの作品も十分に抽き出してくれると思う。弦の音色以外の音も残さず拾った抜群の録音が、今回格段に増したように感じられる演奏者の迫力を丸ごと伝えてくれているのも素晴らしい。8人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ふー | 神奈川県 | 不明 | 2011年02月13日
庄司紗矢香の、のびのびとした演奏、ストラディヴァリウス「レカミエ」の素晴らしい音色と、録音場所の教会の素晴らしい響き、とが聴ける、目の覚めるような優秀録音に驚きました。 日本語の訳のついた立派な解説、2枚組で国内盤1枚よりはるかに安い価格設定、これには得をしたような気がします。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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カバポチ | 神奈川県 | 不明 | 2011年02月13日
まだバッハしか聴いていませんが、とっても素敵な演奏です。録音も抜群に素晴らしく、彼女の演奏を引き立てています。個人的な希望としては、どうせ2枚組で発売するなら、バッハのソナタとパルティータ6曲全曲を録音して欲しかった。レーガーは要らないから。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ushio | 東京都 | 不明 | 2011年02月02日
昨今の庄司の芸風の変化には目を見張るばかりだ。来日公演でのベートーヴェン(withカシオリ)など、チェリビダッケばりの自己主張で、客席は呆気にとられたものである。賛否両論あろうが、やりたい放題やってほしい。それにしても、このポップス調のジャケットはいただけない。紗矢香さんはクールなポートレートの方が似合うと思う。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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