【中古:盤質A】 「死の都」(2枚組) セーゲルスタム/スウェーデン王立歌劇場管弦楽団
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ebiguratant | 京都府 | 不明 | 2008年08月02日
話のオチがありきたりなのが残念ですが、後期ロマン主義のオペラとしては出色のできばえでしょう。 このオペラをきくと、のっぺさんが「「ばらの騎士」級の作品を数本残せたのではないか」といった言葉がとても説得力ある言葉のように思えてきます。Gillesさんの言うように、こおオペラは、そのタイトルのみで敬遠すべきではない傑作です。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Gilles | 東京都 | 不明 | 2005年10月21日
コルンゴルトの経歴や、この暗そうな題名から敬遠しているリスナーも多いでしょうが、実にもったいない!これは官能的で美しい傑作オペラ。演奏も実に良く、2時間夢のような時間に浸れる。これを超えるCDは当分出ないでしょう。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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のっぺ | 新潟 | 不明 | 2002年03月04日
井上道義の日本初演も良かったけれど、この濃厚な演奏はずっとよく後期ロマン派の官能性を表現しているでしょう。このCDを聴くと、コルンゴールトがオペラを書き続けていたら、「ばらの騎士」級の作品を数本残せたのではないかと思えてきます。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2014年01月17日
時代や政治に翻弄され、天賦の才を存分に発揮することができなかったのかもしれないコルンゴルト。その代表的なオペラ。マーラーとR=シュトラウスとレハールを足して2で(!)割ったような音楽であります。三人を足して2で割るというのはどういうことかといいますと、上記3人の作曲家たちが踏みとどまった部分をコルンゴルトは踏み越えた(飛び越えた)という感じで、しかもそれは新しい世界ではなくて、耽美的・享楽的なところで「越えた」ということです。そこに一種の「危うさ」を当時の人も覚えたのではないかなあ。このオペラも「傑作」だと言い切る自信は私はありません。しかし、「魅力的な作品」であることは断言いたします。美しいメロディーや響きに溢れた、人を酔わせる瞬間の絶えない作品です。演奏は敢闘賞というところでしょう。スウェーデンの歌劇場のライブで、舞台の音や拍手も収められております。ほぼ出ずっぱりのような主役のテノールもかなり頑張っておりますが、発声がやや硬く「ナマ」の声が時に聴こえてそこは残念。ヴォリュームでは女声が勝っちゃったかな。脇役も含め、みんな頑張っているかと思います。ゼーゲルスタムの指揮は無難というところでしょうか。抒情と輝きとでもっと盛り上げることはできたかもしれません。録音は優秀。廉価盤ということもあり、ちょっと興味をお持ちの方にはぜひお聴きするようお薦めいたします。なお、コロを主役に据えたラインスドルフ盤がついちょっと前にいっそうの廉価盤で出回っていましたが、今は入手できなくなったようです。実はそちらが大変に優れた出来栄えで、特にコロの歌は比類ない、最高のものでした。もしそちらを見かけたらぜひともお買い求め下さいませ。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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