【中古:盤質A】 "Violin Concertos: Grumiaux, De Waart / Po"
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hitomaro | 愛知県 | 不明 | 2012年10月15日
バッハ演奏で,特に印象深いのがシェリング,ミルシテイン,グリュミオーの3人である。3人とも出身は異なり,シェリングはポーランド生まれのドイツ流ヴァイオリン,ミルシテインはウクライナ出身のロシア流ヴァイオリン,グリュミオーはベルギー生まれのフランス流ヴァイオリンであるが,この3人からは非常に端正な印象を受ける。バッハはドイツ人だから,シェリングのヴァイオリンが合うのは理解できるが,だからといってドイツ人のバッハがすべて良いわけではない。ミルシテインはロシアの演奏家だが,オイストラフでは到底聴けない。フランスといえばフランチェスカッティなど,豊麗な音の持ち主は多いが,彼らでは,バッハが沈黙してしまう。3人の演奏で聴くと,ヴァイオリニストのうまさを感じると同時に,バッハの良さをしみじみと感じることができる。その中で,グリュミオーのバッハは,一番音が豊かでありながら,それでいて嫌らしさやわざとらしさを感じることはない,見事な演奏だ。特にオランダの至宝クレッバースとの2重協奏曲は,こういう美しさを表す言葉を自分が持ち合わせていないのが残念だが,とにかく聴いて欲しい。今まではメニューイン/エネスコの録音が私の中でベストであったが,演奏の質は均衡,録音の良さにおいて勝っているのでベストの順位は完全に入れ替わった。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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バイオリン ぱぱ | 茨城県 | 不明 | 2011年11月01日
グリュミォーのバッハいいですね〜。特にバイオリン協奏曲の2番、絶品。グリュミォーのシルキー・トーンが、この曲に限りなく合う。涙でそう。ゲレッツ指揮のソリスト・ロマンドのバックも最高です。当家のバッハ、バイオリン協奏曲の2番ベスト盤確定。ほかの曲も、もちろん素晴らしい仕上がり。癒やしの空間が、部屋いっぱいに広がる感じです。 すばらしい。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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風 | 福岡県 | 不明 | 2009年08月29日
私には、この演奏のテンポが実に心地よい。また、語りかけてくるようなヴァイオリンの響きとオケとのバランスも最高。各楽章の緩急の差も適切。それにしても、緩徐楽章の美しさには、ため息が出る。最近の元気溌剌な演奏と違い、とても趣がある。ここには、奇を衒わない「音」「楽」がある。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ジンジャーエール | 川崎市 | 不明 | 2007年07月15日
グリュミオーの協奏曲集は、モノラル時代から数種類がありますが、私はこの70年代の演奏が、豊かさと余裕、それに大きく呼吸する歌心で、一番気に入っています。ゲレッツ指揮のソリスト・ロマンドという合奏団が、豊かな自発性と音楽性で支えているのが大きな成因かもしれません。緩徐楽章での深々としたロマンは、いつ聴いても疲れを癒してくれます。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ジンジャーエール | 川崎市 | 不明 | 2007年07月09日
グリュミォーのバッハ協奏曲集は、この70年代録音が一番、感興豊かな演奏だと思っています。それを触発しているのは、生き生きと自発性に富んだゲレッツ指揮のバックかもしれません。「美しい」ということは、哀しみや愛惜や憧れ…という人間のすべての感情を呼び覚ますものなのだと、グリュミオーのヴァイオリンを聴くたびに感じます。本当の「精神性」とはそんなところにあるのではないでしょうか。聴き取れるかどうか、彼の音色はいつも聴き手を試しているかにさえ思えます。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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