火の鳥、春の祭典 ピエール・ブーレーズ、ズービン・メータ、ニューヨーク・フィル
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みの | 広島県 | 不明 | 2021年03月11日
このSACDのマルチチャンネルは凄いです。 クラシックでもマルチチャンネルの作品は数多くリリースされていますが、これまで私が蒐集した盤は、リアスピーカーで残像音を再生することで、音場を大きくし臨場感を演出するものでした。 しかし、この盤は4つのスピーカーにパートが振り分けされていて、ロックやジャズのマルチチャンネルを彷彿とさせます。 音質もクリアで、パートごとの分離もしっかりしています。 「火の鳥」の最終章は、プログレッシブ・ロック・バンドYESがライブの開演時に流すことからロック・ファンにも馴染みがある曲ですが、クライマックスでは弦楽器と木管がフロント、金管がリア・ライト、チューバはリア・レフトから再生され、鳥肌が立つほどの見事なミックスです。 このような感動的な展開が「火の鳥」、「春の祭典」全編で繰り広げられています。 元はソニークラシカルのアナログ盤のSQ音源(Quadraphonic)なので、当時のエンジニアの技術は相当なものだったのでしょうね。 マルチチャンネルの再生環境がある方はぜひ体験していただきたい盤です。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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らぷとる | 東京都 | 不明 | 2021年02月28日
「火の鳥・1910年原典版」の演奏はNYPとの1975年録音が一番ではないか(ご自身のシカゴ響1992年の演奏は明瞭だがくどい)と思う。録音技師の意図かも知れないが生々しいホールトーンに浮かび上がる弦楽器の不気味な音に始まり、各パートの美しくも熱気あふれる音の時にめまぐるしい掛け合いで紡がれる極彩色の音楽絵巻はクセになる。22トラックに分けられストーリーの把握に便利だがタイトルが仏英表示。伝統に囚われない明晰な解釈を精確な指揮で実現するブーレーズ絶頂期の切れ味鋭い演奏。一時期のCDのやたらと耳に迫ってくる不自然に生々しい音響ではなく原音を志向したと思われる自然な音でいいのだが音圧が低いのが残念。おまけ扱いなのはひどい話だが、若いメータの「春の祭典(1977年録音)」も聴ける。尖ったところのないおとなしい演奏。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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