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リスト(1811-1886)

CD 24の超絶技巧練習曲〜リスト:超絶技巧練習曲、リャプノフ:超絶技巧練習曲 コンスタンティン・シェルバコフ(2018)(2CD)

24の超絶技巧練習曲〜リスト:超絶技巧練習曲、リャプノフ:超絶技巧練習曲 コンスタンティン・シェルバコフ(2018)(2CD)

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    bonbon  |  千葉県  |  不明  |  2020年10月12日

    リストの超絶技巧練習曲の名演というと、ラザール・ベルマンの演奏を挙げることに異論はないと思う。ベルマンはあの作品を完全に表現しきっている。他のピアニストの演奏はどんなに腕がたっても何かが違う。その何かは、フレーズの取り方だと思っている。ベルマンは長いフレーズを息をつかせずに一気に弾ききり、これが絶大な効果をあげる。そういった点から、シチェルバコフのリストの演奏は、大変すばらしいのだが、どうしてもベルマンとの違いを感じてしまう。 一方で、リャプノフの超絶技巧練習曲はすばらしい演奏で、感動的である。演奏効果があがると一部の人は思っている、よけいな緩急や極端な強弱のつけ方が全くなく、楽譜の指示に忠実に弾いて完全な効果をあげている。抒情性も感じさせる。リャプノフの超絶技巧練習曲を聞いたことのない人に是非おすすめしたい。 もしかしたら、シチェルバコフはリストの超絶練習曲でも同じように弾けるのに、ベルマンと同様の表現になることを避けたのかもしれない。

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