河出書房新社編集部

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赤瀬川原平 現代赤瀬川考 文藝別冊

河出書房新社編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309978482
ISBN 10 : 4309978487
フォーマット
出版社
発行年月
2014年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
239p;21

内容詳細

希代の美術家、作家である赤瀬川原平を総特集。発掘対談、単行本未収録作のほか、松田哲夫×南伸坊×山下裕二の鼎談、四方田犬彦、林丈二、夏石鈴子、足立正生、高野慎三etc.

【特別座談会】
松田哲夫×南伸坊×山下裕二
──赤瀬川さんの謎

【初掲載・発掘座談会】(司会=松田哲夫)
赤瀬川原平×種村季弘×浅田彰
◇予は危険人物なり──外骨ワンダーランド

【エッセイ】
林丈二 ──あー赤瀬川さんだ
夏石鈴子  ──新解さんのこと
深沢七郎  ──尾辻克彦さんのこと

【赤瀬川原平 単行本未収録コレクション】
[松田哲夫セレクション・ショートショート集]
●妄想科学小説 (解題=松田哲夫 もう一つの純文学の素)
◇人殺し
◇露地裏の紙幣
◇マイホーム計画
◇偶然審議委員会
◇亡命と蒸発 
◇てんやもの
◇戒厳令の夕方
◇ダムの外
◇優柔不断
◇義理に生きる
◇謎の光ヶ丘団地
◇予知のまさぐり
◇出て来ない人
◇時計労働
◇泣いている人

●偉人たち
●日米決戦と三億円事件
●シャッター・チャンスの官僚性について

【赤瀬川原平 ・ 60〜70年代メモワール】
福住治夫 ──赤瀬川原平と七〇年代『美術手帖』
足立正生 ──デスマスクが歩き続ける!
高野慎三 ──赤瀬川原平との頃
平田実 ──写真は状況を記録する ??ハイレッド・センターを撮るということ
川仁宏 ──ブツと作品と法廷 ─ファルス千円札事件裁判

【論考集──キーワードから読み解く現代赤瀬川考】
[入門]富井玲子──赤瀬川原平の冒険・活字メディア篇──《模型千円札事件》から《超芸術トマソン》へ
[パロディ・ジャーナリズム]高祖岩三郎──たのしやおかしやおぞましや ──僕らみんなのゲイジュツ家に捧げる
 付・赤瀬川原平 野次馬軍団宣言
[尾辻克彦]  石川義正──芸術・大逆・システム ──尾辻克彦の小説をめぐって
[ブリコラージュ・貧乏性]成相肇──巨ヤ瀬川原平概要
[漫画]四方田犬彦──『お座敷』とは何だったのか ──一九七〇年の赤瀬川原平
[美学校]嶋田美子──芸術と思考の実験場 ──現代思潮社・美学校
[ハイレッド・センター]田中功起──直接的に、行動するために
[映画]ジュリアン・ロス──映画を直接行動として

【現代美術家からみた赤瀬川原平】
風間サチコ  ──拾うカミと変態性反体制
金氏徹平 ──わからなさの塊がすんなりと

略年譜

●「文藝別冊 赤瀬川原平」におきまして以下の誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。

196ページ 図版キャプション

「人外交差点」風間サチコ 2013年
サイズ:182×360cm 素材:和紙、インク、木製パネル

「獄門核分裂235」風間サチコ 2012年
サイズ:181×120cm 素材:和紙、墨汁、木製パネル

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kokada_jnet さん

    5年ぶりに再読したら、前回より面白かった。この本は追悼特集と思っていたけれど、「企画編集していたら、たまたま、本人が亡くなった」という珍しいパターンなのであった(発行日が死去日の4日後)。単行本未収録作品の「偉人たち」という作品。自分を「横山大観」という名前にして、「夏目漱石」という名前にしている深沢七郎との交友を描いたものだが。「白鹿(ハクシカ)」という名前で出てくる「40歳前の指圧の得意な映画青年」というのが、誰だかわからない。

  • sofia さん

    最初の「赤瀬川さんの謎」がおもしろかった。トマソン、宮武外骨、路上観察、千円札事件など、大好きなところを拾い読み。

  • あっきー さん

    ⭐3 大昔に文庫の櫻画報大全を買った、トマソンも写真時代で何となくは知っていた、肌ざわりを読んで自分は今一つピンとこなかったが職場の先輩が良いと話していたことがあったな、とかずっと気になっていた、そんなこんなでこの本のショートショートを立ち読みして面白そうだと思って読んだが、やっと少し理解できそうな気がしている

  • アズル さん

    赤瀬川さんのことは、昔付き合っていた男の子から教えてもらいました。彼にとっては「0円札の人」という認識だったようでした。尾辻克彦名義の小説や宮武外骨、トマソン、老人力など、私の方が面白がっていました。「妄想科学小説」もゆっくり読んでいきたいです。

  • kokada_jnet さん

    冒頭の松田×南×山下鼎談では、赤瀬川原平の、他の作家に辛辣だった面や、非常に神経質な人だった面が、紹介されていたのがよかった。美術畑の難解批評系の赤瀬川論が多いが、こちらにまったく届かない苦痛な内容ばかり。「超芸術トマソンの連載が72年から開始」などという、誤りもあるし。72年は連載開始ではなく「トマソン発見」の年。

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