忘れられた日本の村

筒井功

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309228587
ISBN 10 : 4309228585
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
筒井功 ,  
追加情報
:
300p;20

内容詳細

こんな不思議な村があった!狩猟とアイヌ語のマタギ村、出雲の阿国の「綾子舞い」を伝える北陸の芸能村、天皇の即位に麻の礼服を貢納し続ける山奥の村…限界集落など、長い歴史の残る不思議な村の探訪紀行。初刊本の七つの村に、男神岩を遙拝した東北のコタン、伊豆の箕作り・砥石作り村の二つを新たに増補。宮本常一「忘れられた日本人」を今に引き継ぐ民俗誌。図版多数。

目次 : 第1章 出雲国の水晶山と「たたら村」/ 第2章 マタギは、なぜアイヌ語を使っていたか/ 第3章 断崖の漁村「御火浦」略史/ 第4章 雪深い北陸「綾子舞い」の里/ 第5章 大分県「青の洞門」の虚と実/ 第6章 阿波山岳武士の村と天皇家を結ぶ糸/ 第7章 地名と村の歴史―千葉県・丁子から/ 第8章 近代、岩手県にあったアイヌ人集落の話/ 第9章 伊豆下田のはずれ―米山信仰の村の数奇な歴史

【著者紹介】
筒井功 : 1944年、高知市生まれ。民俗研究者。元・共同通信社記者。正史に登場しない非定住民の生態や民俗の調査・取材を続けている。第20回旅の文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ワッピー さん

    読み友さんの登録から。久しぶりにこの方の民俗紀行を読みました。10年ちょっと前ぐらいの訪問記ながら、昭和初期からの産業構造の変化と、高齢化・限界集落化の進行で現在、その村があるのか危ぶまれるようなところもあります。いにしえからの活計の道を表した地名を軸に、その産業の変遷を追っていく地味な紀行ながら、当時の生活をイメージできるすばらしい本でした。表紙の写真は二戸市の男神岩と石切所(遠景の町)で、山から里を遠望する写真が大好きで、山中の生活誌に興味のあるワッピーには大当たりでした。車で訪れてみたい場所です。⇒

  • tama さん

    図書館本 友人が読んでたので 2016年本だが挟みこまれた栞紐が新品のままだった!水晶山、マタギ、綾子舞が興味あり。私の先祖は十津川で、なぜあんな所で暮らそうと決めたのか分からなかったが、玉置神社で腑に落ちた。たたら吹きのことも書いてるが今は口伝秘伝じゃない。弟子とってる。昔はデータが取れなかったからね。私の暮らしてた町には知利別があり、駅では鷲別幌別登別。役者村に類する村は沢山あったのでは?しかし、そのために元の住民に芸を教えてたとは思えない。競合者を作るから。ただ、有料で出演依頼は受けてたと思う。

  • ドラマチックガス さん

    日本各地の村々を作者がめぐり、人々の話を聞いた本。ぽつんと一軒家の村版といった趣。御火浦の話と青の洞門が特に印象に残った。貴重な記録。

  • 茶坊主 さん

    図書館本 古来水晶を産出していた村や 陸の孤島のような漁村、たった1軒だけ残っている 古来より大嘗祭の衣を献上してきた村など 特異な場所をとりあげ、その歴史や成り立ちを考察する この著者は初めてだけど 地名をヒントに考察する過程は興味深かった 個人的には断崖の漁村の歴史と 綾子舞の里、が気になった 職能集団、というのは賤民扱いだったのね・・

  • Kaname Funakoshi さん

    消えつつある特色ある村の記録。地形と地名をきっかけにして現地に行き、文献と深い聞き取り調査で歴史を解き明かす

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