苦汁200%

尾崎世界観

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163907840
ISBN 10 : 416390784X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;19

内容詳細

これ以上書いたって情けなくなるだけだ。
ここまで書いたらもう手遅れだけど。

悔しくて震える。
でもこっちの方が、会いたくて震えるよりも、性に合ってる。
クリープハイプ・尾崎世界観の赤裸々日記、絶筆の第二弾。



9月2日
最悪な結果。すべて投げ出してしまいそうな、 大事MANブラザーズバンドが聞いたら「おい、ふざけるな」と怒り狂いそうな程の状況。
まさに、駄目になりそうな時。

7月11日
作詞をして文章を書いて、夜を過ごした。真夜中3時過ぎ、開け放した窓から、女性の泣き声が聞こえる。こんな時間に男にでも放り出されたんだろうか。まったく酷いことをするもんだ。せめて朝まで待ってやれば良いのに、血も涙も無い野郎だ。と思ったけれど、自分だって変わらないだろう、きっと同じようなことをしてきたんだ。 いつか泣かせたあの人の泣き声も、見知らぬ誰かが聞いたはずだ。本当に悲しそうで、やるせない気持ちが部屋に充満して困った。泣いているあの人に良いことがありますように、とか願う前に、自分が泣かせたあの人の幸せを祈れよ。

<プロフィール>
尾崎世界観
1984年、東京生まれ。4人組ロックバンド「クリープハイプ」のボーカル・ギター。
多くの人から言われる「世界観が」という曖昧な評価に疑問を感じ、自ら尾崎世界観と名乗るようになる。
12年、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビューし、日本武道館公演を行うなど、シーンを牽引する存在に。
男女それぞれの視点で描かれる日常と恋愛、押韻などの言葉遊び、そして比喩表現を用いた文学的な歌詞は、高く評価され、独自の輝きを放ち、16年に刊行された半自伝的初小説『祐介』は、アメトーク!で読書芸人大賞の一つに選ばれるなど、大きな話題となった。
17年には映画「帝一の國」主題歌『イト』と「水道橋博士のメルマ旬報」での連載を書籍化したエッセイ『苦汁100%』を発売。
18年1月より全国ホールツアー「今からすごく話をしよう、懐かしい曲も歌うから」を開催中。
さらに同年5月には約4年ぶりとなる日本武道館公演「クリープハイプのすべて」の開催が決定している。

【著者紹介】
尾崎世界観 : 1984年、東京生まれ。2001年結成のロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル、ギター。12年、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。16年に刊行された半自伝的初小説『祐介』は、「アメトーーク!」で読書芸人大賞の一つに選ばれるなど、大きな話題となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さおり さん

    「100%」の時も思ったんだけど、注解はそれぞれのページに付けてほしい。巻末と行ったり来たりするのがとても面倒。今作は2017年2月から9月。クリープハイプは躍進した時期かもと思うんだけど(映画主題歌とかやったし)、ヤクルトは最下位でした。なので、負けて荒れる日記の多いこと!今年1度しか京セラに行けなかった私からしたらこんなに頻繁に球場に行っている尾崎さんが羨ましくて仕方ない。あと、最近の私はやけに酒量が増えていると薄々自覚はあったんだけど、たぶんこの本に釣られたんだ。尾崎さん、飲んでばっかりなんだもん。

  • ケー さん

    クリープハイプフロントマン、尾崎の日記二作目。昨年の冬~秋までを綴ったもの。「帝一の國」主題歌にもなった「イト」が成長していく様や、春フェス、夏フェスにかける思いなど、歌詞や歌番組だけではわからないリアルな尾崎の心情が垣間見れてとても面白い。いちいちしょうもないダジャレを言ってしまうおっさん臭さも健在。特別な比喩表現や工夫が少ないけれど特徴を感じる文章だった。

  • れんこ さん

    初めて読んだ尾崎世界観さんの本・日記。新しいアルバムやライブを待っている側ですが、作る側の人は大変だなぁ。体を壊さないように、そして良いものを作って欲しい。

  • こかち さん

    100%より、さらに尖って、さらに真面目。さほど曲は聴かないのに、日記は追っている不思議。でも、たまに聴くといいんだよなぁ。

  • ねむねこ さん

    日記の2冊目。やめられずにどんどん読んでしまう。耳鼻科に行ったり、歯医者さんに行ったり、鍼を打ちに行ったり、体のケアも大変そうだし、ヤクルトは負けてばかり。そんな日々の苛立ちとか悔しさとかがぎゅっと詰まっていた。いつも遠くから応援しています。

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人物・団体紹介

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尾崎世界観

1984年東京都生まれ。ミュージシャン、作家。クリープハイプのボーカル、ギターとして活動しながら、2016年に半自伝的な小説『祐介』で作家デビュー。20年『母影』で芥川賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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