王になろうとした男

伊東潤

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163823201
ISBN 10 : 4163823204
フォーマット
出版社
発行年月
2013年07月
日本
追加情報
:
299p;20

内容詳細

現在最も注目を浴びる気鋭の歴史小説家が描く織田家をとりまく異色の人々、毛利新助、原田直政、津田信澄、彌介など。

【著者紹介】
伊東潤 : 1960年・神奈川県横浜市生まれ。早大卒。外資系企業に長らく勤務後、文筆業に転じ、歴史小説や歴史に材を取った作品を発表している。「国を蹴った男」(講談社)で第34回吉川英治文学新人賞を受賞。第1回本屋が選ぶ時代小説大賞を『黒南風の海 加藤清正「文禄、慶長の役」異聞』(PHP研究所)で受賞。「義烈千秋 天狗党西へ」(新潮社)で第2回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)を受賞。「城を噛ませた男」(光文社)と「国を蹴った男」で二度直木賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hiace9000 さん

    敗者の目線から戦国の野望を描いた『国を蹴った男』。本作では信長と運命の歯車を噛み合わせてしまった男たちの生き様を、独自の解釈と創作で描き出す。「その手もあったか!」とお楽しみ要素満載の"本能寺の変ミステリー"は、この伊東編も抜群の読み応え。黒幕をそこに⁉︎の説得力は、さすがは歴史小説の旗手たる伊東さん、戦国史の隙間を明察する独創性と、人選と人物配置の妙、その巧さに唸らされる。彌介視点の表題作も面白い。「信長で描かず、信長を描く」という離れ技ー、五人の男の生涯がより一層一人の男、信長を鮮明に物語るのである。

  • 遥かなる想い さん

    信長の家臣団の視点から 信長を描いた短編集である。信長の圧倒的な存在感に怯える家臣たちの疑心暗鬼が やがて 暴発へと繋がっていく様が面白い。信長とは 一体何だったのか… 長編で描くとどうなるのか…そんな短編集だった。

  • ナイスネイチャ さん

    図書館本。面白かった!!信長を取り巻く家臣たちの様々な短編集。「小才子」の本能寺の変の黒幕や「王になろうとした男」での信長の思いなど著者の創造ではあるがかなり凝った内容でした。

  • ガクガク さん

    伊東潤初読。信長の家臣たちを主人公に描く連作短編集。信長という「日本の王」になった希代のカリスマのもとで心酔する者、恨みを晴らそうとする者、近くに仕えながらも我が道を行く者。様々な家臣の生き様を通して、信長自身とその時代を鮮烈に切り取って見せてくれる。完璧な下剋上の時代に自分の「居場所」を生き抜いた新助、アフリカ奴隷として数奇の運命をたどる彌介の話などが良かった。この時代に武士であることは、毎日が生死の分かれ目の連続なんだなとつくづく思う。たとえタイムスリップしても絶対に信長の家臣にだけはなりたくない。

  • 藤枝梅安 さん

    「オール読物」に不定期に掲載された、本能寺の変前後の信長の家来たち描いた5編をまとめた1冊。初めの2編は、塙直政と毛利新助のそれぞれの視点で書かれており内容の重複が多い。策略を駆使して出世した直政と愚直に職務を全うした新助を対照的に描いている。3編目は荒木村重、4編目は津田信澄が主人公。そしてタイトルになっている5編目は、アフリカで買われ、信長に献上されたアフリカ人奴隷が主人公と言う異色作。本能寺の変は秀吉が黒幕だったという説は最近では珍しくないが、それに翻弄される人々を巧みに描いている。

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人物・団体紹介

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伊東潤

1960年横浜市生まれ。早稲田大学卒業。『黒南風の海―加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』で第1回本屋が選ぶ時代小説大賞を、『国を蹴った男』で第34回吉川英治文学新人賞を、『巨鯨の海』で第4回山田風太郎賞と第1回高校生直木賞を、『峠越え』で第20回中山義秀文学賞を、『義烈千秋天狗党西へ』で第2回歴史時代

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