祖父東郷茂徳の生涯

東郷茂彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163481708
ISBN 10 : 4163481702
フォーマット
出版社
発行年月
1993年11月
日本
追加情報
:
516p;20

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読書メーターレビュー

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  • こまったまこ さん

    本書は開戦・終戦時の外相東郷茂徳の生涯を孫の茂彦氏が生い立ちから満州、第一次世界大戦後のドイツ、ソ連、開戦前の日本、終戦前後の日本、東京裁判、結審後から亡くなるまで、と順に追ったもの。東郷茂徳関連の膨大な資料、200人近いインタビュー、納戸の奥に忘れ去られていた貴重な資料などを駆使して丹念に描かれている。各時代毎に東郷茂徳の公的な活動を詳細に述べた後に同時期の彼の私生活の記述もあり、長い本だが飽きさせない。孫の強みで家族の証言が多数あり「頑固で強情」な東郷茂徳像が「家族想いの温かみのある」人物に変化した。

  • ずしょのかみ さん

    東郷茂徳は文学部ドイツ文学科の出身であり、法学部出身の多い外交官の中では異例の存在であった。シラーなどを好んだ。苦悩したときに、ゲーテの詩を読むところなど、文学者的な性格に印象を受けた。

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