ピンクとグレー

加藤シゲアキ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041012185
ISBN 10 : 404101218X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年02月
日本
追加情報
:
320p;15

内容詳細

絶望的に素晴らしいこの世界の真ん中に世界に僕は君と共にある。

12万部の大ヒット、NEWS加藤シゲアキ衝撃のデビュー作がついに文庫化!ジャニーズ初の作家が、芸能界を舞台に描く二人の青年の狂おしいほどの愛と孤独。各界著名人も絶賛した青春小説の金字塔。

【著者紹介】
加藤シゲアキ : 1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。ジャニーズ事務所のアイドルグループNEWSのメンバーとして、歌手、俳優業、ラジオMCなど幅広く活躍。2012年1月、『ピンクとグレー』で作家デビュー。芸能活動と並行し、年に一作のペースで小説を執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ジャニーズで長年顔を見かけてきたアイドル...

投稿日:2021/04/11 (日)

ジャニーズで長年顔を見かけてきたアイドルが小説書いてみましただと?と怒り半分で本屋で立ち読みし、その完成度にちょっと驚いて思わず最後まで読み込んでしまった。小説として読者を飽きさせない最低限の工夫はきちんとできている。失礼ながら彼に限らず基本的に新人作家の文章を金を取れる商品に作りこむには当然編集者の眼力・介助は必要なはずだが、その編集者・出版社の作りこみの目標水準(商品化へGOサインを出した水準)にも文句はない。予想外の視点の反転の回数や、主客転換での文体の変化、伏線のよじれ方と出現のタイミングの調整…とかはふつうに悪くない。

prince coffee #2 さん | 不明 | 不明

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第42回吉川英治文学新人賞を受賞した加藤シ...

投稿日:2021/04/10 (土)

第42回吉川英治文学新人賞を受賞した加藤シゲアキのデビュー作の文庫化です。最初に出版された当時はジャニーズのアイドルが書いたということで話題となり、売れてもファンが買っているとアイドルグループ所属故になかなか正当な評価を受けてこなかった様に思います。ですが彼は地道に文章を書き続けることでようやくきちんと評価されたといった感じですね。このピンクとグレーは芸能界を舞台に2人の青年を描いた作品で、実際に若い頃から芸能界で活躍している方だけにリアリティがあります。大貴と真吾は性格は全く違うのに同じ年で親友、さらには2人とも芸能界に入るのですが、真吾だけが売れたことで仲たがいするといったストーリです。この作品は緻密な描写と高い表現力、さらには作中の時間の使い方が上手いなと感じました。あと中だるみすることなく一気に読めたし、会話のテンポや伏線も見事でしたね。なのでついつい感情移入して読んでいた分ラストは衝撃を受けました。

イック さん | 大阪府 | 不明

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映画化もされた今作。映像として表現された...

投稿日:2021/04/10 (土)

映画化もされた今作。映像として表現されたことで、この作品性がより明確になったと思う。映画と合わせて見てほしい。

まんまる さん | 福岡県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミカママ さん

    著者についてまったく予備知識(最近、各賞の候補に上がったことを除いて)なく手に取る。世代こそ違うが、同じ大学の卒業生(ただしあちらは下からの生え抜き)ということで、その空気感を共有できた。デビュー作とは思えないキレの良い言葉選び、ビジュアルにも訴えかける内容…は、多才な著者ならではか。起承転結の「転」の部分が残念ながら安易だった気がするが、作品中にも登場するあるアーチストへのオマージュなのかもしれない、と思い納得。

  • ソルティ さん

    初読の感想は、ツイッター→アカウント消したためツイログ保存→いつか感想を要約して書くと思っていた→2019年の4月頃アカウントのないツイログは消去したと告知され感想消える。そのため再読時に感想書きます。 2019年11月、感想書いてます。そちらもぜひ見てください。https://bookmeter.com/reviews/85421515

  • ソルティ さん

    再読。ホントにアイドルのNEWS加藤シゲアキさんが書いたの?!と思うくらいおもしろい。章タイトルが飲み物で最後はタイトルとかかっているというのもいい。親友が変わってほしくないのに変わっていく、変わってほしいのに変わってくれない。もどかしくて辛くて、すれ違って悲しくて寂しくて。りばちゃんはごっちを演じることで、ごっちを理解できたのかな。「僕は彼を少し恨んだ。彼と共演する為に、仕事を与えているのに断るなんて正直許せなかった。また、部屋でセリフ合わせをしようよ。それとも僕といるのが嫌になったのだろうか。」

  • ナイスネイチャ さん

    ジャニーズアイドルの肩書きが先入観もたれてしまい(私だけ?)、でもそれがあるから振り幅大きく面白く読めたかな。二人で芸能界デビューして、片方が売れていき売れない方が嫉妬し、売れた方が苦悩する。タイトルも秀逸。他の作品も読んでみよう!

  • masa@レビューお休み中 さん

    タイトルに惑わされてはいけない。これは衝撃をともなう物語だ。どこまでがリアルで、どこまでがフィクションなのかを勘ぐってしまうのは、加藤シゲアキが現役のアイドルだからだ。人は過ちを犯す。その過ちは、自分だけではなく、他人にまで波及することがある。河田と鈴木は親友であった。けれども芸能界という場所に行った途端、同じステージに立つことができなくなってしまった。すれ違ったり、妬んだり、哀れんだり、裏切ったり…。友人が友人でなくなり、いつしかその手からこぼれ落ちてしまう。危ういからこそ人は捕らわれるのかもしれない。

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人物・団体紹介

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加藤シゲアキ

1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒業。「NEWS」のメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。’21年『オルタネート』で吉川英治文学新人賞と高校生直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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