SACD

夜の肖像 北村朋幹(ピアノ)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
FOCD9644
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

夜の肖像
北村朋幹(ピアノ)

quasi una Fantasia--ベートーヴェンのOp.27を美しく暗喩する---。《幻想曲風ソナタ》をめぐる、独創的な才能が燐めく北村朋幹CD第2弾。(第1弾はFOCD9498

厳選された7音が世界を開くクルターグの“花”から、同郷バルトークの“戸外”への5作品によるプログラム。それは、夜曲--月光--夜の音楽へと緻密な線で構成され、聴く者を沈思・黙考の世界へと誘います。

デビュー盤につづき、ブックレットには北村執筆による洞察深い解説を掲載。月夜は花開きます。

【収録情報】
● クルターグ:花、人間...
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1《幻想曲風ソナタ》
● シューマン:夜曲 Op.23
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2《幻想曲風ソナタ(月光ソナタ)》
● バルトーク:戸外にて Sz.81 BB 89

 北村朋幹(ピアノ)

 録音時期:2013年12月23-26日
 録音場所:相模湖交流センター
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

内容詳細

音によって作り出す幻想と陶酔の世界。北村のベートーヴェンやシューマンは、幻想の世界に飛翔した彼の感性が作り出した音楽に違いないと思う。「ベートーヴェンはかくあるべし」なんて既成概念など必要ない。彼の指先から生まれる夢幻の響きに浸る……若さゆえに許された特権ではないだろうか。(長)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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様々な思索を生む“夜”の多面的な肖像を、...

投稿日:2022/08/15 (月)

様々な思索を生む“夜”の多面的な肖像を、音楽によって構築した一枚。発売当初から気になっていたのだが、数年経ちようやく入手した。そして聴いた。 まず、曲の構成から他のピアニストと一味違ってくる。全五曲がシンメトリーに配置(ハンガリーの作曲家が両端を固め、その内側にベートーヴェンの幻想曲風ソナタを配置し、中心にシューマンの夜曲。「夜」というテーマによって4人の作曲家が結ばれ、その曲が奏されて独特の場を創り出していく…。 夜の闇の中、風にたなびく雲月の光が辺りを照らし出すような、闇と仄かな光の風景を連想させる。そんな連想に合わせるように、曲によってさまざまなファンタジーや沈思が浮かんでは消えていく…。 こうやって書くと演奏はダークでナルシスティックなものかと思われるかもしれないが、さにあらず。醒めた目で楽譜が読まれ、明晰なタッチで音楽化されていると思う。私のような素人が上に書いた中途半端な夜のイメージだけでなく、理性的な絵筆で描かれた「肖像」である。そして、だからこそ夜という独特な時空間に喚起された幻想や思索を生み出すのかもしれない。 純粋に音楽を聴きたい方、音楽と思索の世界を行き来したい方、ファンタジーの旅をしたい方いずれにもおすすめしたい。どなたにも新しい「夜の向こう側」が発見できると思う。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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