DVD

『トリスタンとイゾルデ』全曲 レーンホフ演出、ビエロフラーヴェク&ロンドン・フィル、ステンメ、ギャンビル、他(2007 ステレオ)(3DVD 日本語字幕付)

ワーグナー(1813-1883)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TDBA5078
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
日本
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD

商品説明

ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』
グラインドボーン音楽祭 2007


日本語字幕付き
グラインドボーン初のワーグナー上演! 満を持して登場した21世紀型『トリスタン』

英国が世界に誇るオペラ・ハウス、グラインドボーン歌劇場。その創立者、ジョン・クリスティ卿が長年夢見ながらもついに果たせなかったワーグナーの大作オペラ上演を、劇場改装を経てついに実現。本映像は、記念すべきグラインドボーン初のワーグナー上演の模様を収めたものです。
 欧州各地でワーグナー演出を手がけるニコラウス・レーンホフは、新装されたグラインドボーンに巨大な楕円の舞台を創出。シンプルでありながらダイナミックかつ雄弁な空間を作り上げました。
 世界中の歌劇場から同役の依頼が絶えない、トリスタン歌手の一番星ロバート・ギャンビルをはじめ、キャスト陣も望みうる最高のメンバーが勢ぞろい。なかでも、METやウィーン国立歌劇場にも出演し、さらに同じイゾルデ役でバイロイト・デビューを飾った北欧出身、ニーナ・ステンメの重厚美麗な歌唱は圧巻です。ステンメといえば、2007年のチューリヒ歌劇場来日公演の『ばらの騎士』元帥夫人役で大成功をおさめたのは記憶に新しいところです。
 指揮は、日本のファンにもおなじみ、ビエロフラーヴェク。日本ではもっぱらコンサート指揮者と思われがちですが、実はMETやパリ・オペラ座、ロイヤル・オペラ・ハウスなど欧米の名だたるオペラ・ハウスに招かれる人気オペラ指揮者でもあるのです。この『トリスタン』では、過度の耽溺は周到に避けながら、押しと引きを絶妙にきかせた演奏を展開し、長大なオペラでありながら決して飽きさせることはありません。(クリエイティヴ・コア)

【収録情報】
・ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』全曲
 トリスタン(マルケ王の甥、ブルターニュ領主):ロバート・ギャンビル
 イゾルデ(アイルランド王女):ニーナ・ステンメ
 ブランゲーネ(イゾルデの侍女):カタリーナ・カーネウス
 クルヴェナール(トリスタンの家臣:ボー・スコウフス
 マルケ王(コーンウォール王):ルネ・パーペ
 メロート(マルケ王の家臣):スティーヴン・ガッド
 若い水夫/羊飼い:ティモシー・ロビンソン
 舵取り:リチャード・モスリー=エヴァンス
 グラインドボーン音楽祭合唱団
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)

 演出:ニコラウス・レーンホフ
 美術:ロランド・エシュリマン
 衣裳:アンドレア・シュミット=フッテラー
 照明:ロビン・カーター、ロランド・エシュリマン

 収録時期:2007年7月29日、8月1,6日
 収録場所:イギリス、グラインドボーン歌劇場
 収録方式:ライヴ

(特典映像)
・「聞こえたのは 光か?」(ドキュメンタリー、制作:ライナー・E.モーリッツ)
・「トリムボルン、トリスタンを語る」(音楽学者リヒャルト・トリムボルンによる解説)
・舞台転換の写真アニメーション

 収録時間:346分
 字幕:日本語・ドイツ語(特典映像:日本語・ドイツ語・英語)
 映像:カラー、16:9
 音声:リニアPCMステレオ、Dolby Digital 5.0、DTS 5.0
 NTSC
 Region All

内容詳細

グラインドボーン音楽祭初となる記念すべきワーグナー上演を収録。演出家レーンホフの手によって、この不滅の愛の物語が幻想的に描かれている。ビエロフラーヴェクの指揮に充実の歌手陣といった、見逃せない一枚だ。(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
現代最高のステンメのイゾルデ。オケに寄っ...

投稿日:2019/09/08 (日)

現代最高のステンメのイゾルデ。オケに寄った音量バランスは残念。  ステンメは1963年生まれのスウェーデンのソプラノ。イゾルデはステンメが2003年にグラインドボーンで歌い大成功を収めた十八番。このBDは2007年の再演時に収録された映像だ。2004年にはEMIのCDでも共演のドミンゴの影が薄くなる堂々とした歌を聴かせ、2005年にはバイロイトでもイゾルデを歌い(指揮は大植英次)世界的に有名になった。ステンメは当初はリリックソプラノだったがバイロイトデビューは1994年のラインの黄金(フライア)と早く、ドラマティックな役への憧れは若い頃からあったのかもしれない。  評判に違わない素晴らしいイゾルデだ。往年のヴァルナイやメードルとは比較できないにしても、近年のイゾルデとしてはベーレンス以来だと言って良いと思う。ただ惜しむべきは、この映像の録音はオケの音を大きく入れていて、歌手の声を楽しむには音量を上げなければいけない点だ(バーンスタインのCDのような感じだ)。パーベのマルケ、スコウフスのクルヴェナールも好演。ギャンビルというテノールのトリスタンはまあまあだが、イゾルデが良いだけに少々見劣りがする。  ステンメの声はその後さらに重くなり、2008年にはついにウィーンでブリュンヒルデを歌う(その後マリンスキー劇場やスカラ座、ミュンヘンでも)。今では世界最高のワーグナーソプラノと評されているようだが、録音や映像で聞く限り彼女のブリュンヒルデは少しヴィブラートが粗っぽいような気もする(無理している感じ?)。2016年にウィーンの来日公演でブリュンヒルデを歌ったが私はパスしてしまった。生ではどうだったのだろう?  ステンメのイゾルデは2012年のヤノフスキ盤も聞いたがやっぱりイゾルデが合っている。METでも2016年に歌ったライブビューイングの映像があるので見てみたい。近年METではシェロー演出のエレクトラやゼフィレッリ演出のトゥーランドットまで歌っている(これもライブビューイング映像あり)。  さてレーンホフの演出は例によって暗くて抽象的だが、近年良くある現代への読み替えはないので安心して見られる。レーンホフのワーグナーはバーデンバーデンでのローエングリンとパルジファル、ミュンヘンでの指輪の映像もDVDやBDになっている。同時代のクプファー演出のワーグナーの映像はバイロイトのオランダ人と指輪以外はベルリンでのパルジファルがあるぐらいのようだ。世評の高かったゲッツ・フリードリヒは2000年に亡くなってしまったという事情があるにせよ、バイロイトのローエングリンとタンホイザー、ベルリンでのトリスタンとマイスタージンガーの映像はあるが、指輪とパルジファルの映像が残っていないようなのは残念。レーンホフの映像が多いのは偶然なのか、テレビ映えのする演出なのだろうか? もっともミュンヘンの指輪は長らく廃盤なのでぜひオリジナルテープからリマスターしてBD化してほしい。  このBDはNHKが制作に加わっているが日本語字幕はない。1時間のドキュメンタリーがおまけでついているせいか、BD2枚組になっている。トリスタン全曲だけをBD1枚に収めて欲しかった。先に書いたオケ偏重の音量バランスに若干の不満があるが画質・音質は良好。若干の不満はあるが現代最高のイゾルデが観られるので5点とした。

みんなのまーちゃん さん | 東京都 | 不明

1
★
★
★
★
★
以前、NHKのBS放送で、放映されたが、まず...

投稿日:2009/07/16 (木)

以前、NHKのBS放送で、放映されたが、まず驚くのがビエロフラーヴェクの繊細な指揮による序曲で、圧倒された。序曲とともに、漆黒の画面に光の点が現れ、徐々に拡大し、やがてTRISTAN UND ISOLDE ACT1とはっきり認識できるようになり、舞台に移行する。それが何ともかっこよい演出であり、なんてよい曲だろうと思わせる。確かに単調な舞台設定など賛否はあろうが、自分は引き込まれ、最後まで目が釘付けになった。歌はうまいし、言うことなしである。まさに新時代のトリスタン・・と言っても過言ではない。

はしかつ さん | 千葉県 | 不明

5

ワーグナー(1813-1883)に関連するトピックス

オペラ に関連する商品情報

おすすめの商品