ベートーヴェン(1770-1827)

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CD

Sym.1, 2: Walter / Columbia.so

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SRCR2307
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

内容詳細

ワルターがその晩年に完成したステレオによる唯一のベートーヴェン交響曲全集の分売CD。2曲ともワルター2度目の録音。気品漂う美しい演奏で、しかもその底にはしたたかな精神力を窺うことができる。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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ワルターの指揮するベートーヴェン交響曲第...

投稿日:2010/09/16 (木)

ワルターの指揮するベートーヴェン交響曲第1番、第2番の録音盤は少ないのですね。本盤は各々二回目ということらしく一回目はNYPOを振って第1番は1947年に、第2番が1952年に録音が各々されております。本盤は1959年コロンビアSOを振って録音(ワルター83歳の頃)されたものでこのオーケストラとの共演での録音の特徴なのか若干甘いサウンド・・・一頃の映画のBGMハリウッド的響きが少し気になる方があるかもしれませんが演奏そのものはワルターのきっちり基本が徹底された素敵なものであります。ワルターのベートーヴェンは偶数番が良いとされており私も心あたりがあるのですが奇数番のこの第1番(演奏タイム@7’02A6’38B3’45C6’09)も中々立派な演奏で第1楽章出だしから馥郁たる香りが放たれ各セクションの働きも明確、テンポも心持ち緩やかに触って「溜め」も作ります。第2楽章独特のアクセントが優雅・・・現代の感触からすれば違和感も?・・・この楽章結びは大きく波に乗せ変化球を投げます。きっちりとした後半楽章、特に最終楽章はしなやかさと生命力が溢れ〆のファンファーレ的扱いも効果的です。第2番(タイム@10’23A14’31B3’50C6’54)は偶数番曲、第1楽章様々なニュアンスを抱えた序奏は少しテンポ速く経過し展開部は活き活きとスケール感も適度にあり特に後段詰めのこの曲の畳み掛けの醍醐味を充分伝えます。〆はゆっくり引っ張って終わります。さて、第2楽章、バランスからすると長い楽章なのですが演奏のテンポ感と強弱感の絶妙さと言うのでしょうか過度な情緒に陥らずその長さを意識させません。やはり活き活きした最終楽章では時に大きく息継ぎしゆり動かしながらフィナーレへ、最後はサッと引き上げます。この両曲得てしてイン・テンポで一様な乾燥的演奏が多いそうなのですがワルターのきっちり基本の情感溢れた湿質的演奏は最高ランクにあげておきたいですね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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ワルターは、数多くの名録音を遺してきたが...

投稿日:2010/05/15 (土)

ワルターは、数多くの名録音を遺してきたが、本盤は、その中でもトップの座を争う不朽の名盤と高く評価したい。特に、第2は、ワルターの最晩年のヒューマニティ溢れる情感豊かな指揮ぶりと楽想が見事にマッチしている。ワルターは、第6にも、同じコロンビア交響楽団と名演を遺しているが、第6には、戦前のウィーン・フィルとの名演(オーパス)や、ベーム&ウィーン・フィル(DG)といった強力なライバルがいる。それに対して、第2には、そのようなライバルは存在せず、正に、本盤のコロンビア交響楽団との演奏こそ、同曲演奏史上トップの座に君臨する至高の名演ということになる。序奏部は意外にもテンポは早めであるが、主部に入ってからの中庸のテンポによるニュアンス豊かな演奏はセンス抜群。第2楽章の抒情美はこの世のものとは思えないような美しさであり、終楽章のコクのある堀の深い表現も最高だ。併録の第1も名演。こちらは、トスカニーニ&NBC交響楽団(51年盤)のような即物的な表現が好まれる傾向があるが、ワルターのような滋味あふれる表現にも十分な説得力があり、本盤の演奏を名演と評価するのにいささかの躊躇もしない。DSDリマスタリングは、本盤については成功しており、ワルターの不朽の名盤を鮮明な音質で味わうことができる幸せを大いに噛みしめたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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怒涛の演奏である

投稿日:2008/01/25 (金)

怒涛の演奏である

ねこ さん | 西宮 | 不明

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人物・団体紹介

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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