CD

Etudes: Francois

ショパン (1810-1849)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOCE8816
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

内容詳細

ピアニストの指を鍛えるためばかりでなく、音楽としての面白みもある曲集。でも、まるで宙づりの手から奏でているような均質で軽やかなタッチには驚嘆してしまう。「別れ」や「木枯らし」ばかり有名だけれど、全曲続けて聴くと肩に力が入ります。(葉)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. 12の練習曲作品10第1番ハ長調
  • 02. 12の練習曲作品10第2番イ短調
  • 03. 別れの曲*第3番ホ長調
  • 04. 12の練習曲作品10第4番嬰ハ短調
  • 05. 黒鍵*第5番変ト長調
  • 06. 12の練習曲作品10第6番変ホ短調
  • 07. 12の練習曲作品10第7番ハ長調
  • 08. 12の練習曲作品10第8番ヘ長調
  • 09. 12の練習曲作品10第9番ヘ短調
  • 10. 12の練習曲作品10第10番変イ長調
  • 11. 12の練習曲作品10第11番変ホ長調
  • 12. 革命*第12番ハ短調
  • 13. 牧童*第1番変イ長調
  • 14. 12の練習曲作品25第2番ヘ短調
  • 15. 12の練習曲作品25第3番ヘ長調
  • 16. 12の練習曲作品25第4番イ短調
  • 17. 12の練習曲作品25第5番ホ短調
  • 18. 12の練習曲作品25第6番嬰ト短調
  • 19. 12の練習曲作品25第7番嬰ハ短調
  • 20. 12の練習曲作品25第8番変ニ長調
  • 21. 蝶々*第9番変ト長調
  • 22. 12の練習曲作品25第10番ロ短調
  • 23. 木枯らし*第11番イ短調
  • 24. 大洋*第12番ハ短調

ユーザーレビュー

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実に個性的な素晴らしい超名演だ。いわゆる...

投稿日:2011/12/30 (金)

実に個性的な素晴らしい超名演だ。いわゆるショパン弾きと称されているピア二ストは数多く存在しているが、その中でも、サンソン・フランソワは最も個性的な解釈を披露したピアニストの一人ではないかと考えられるところだ。いわゆる崩した弾き方とも言えるものであり、あくの強さが際立った演奏とも言える。それ故に、コンクール至上主義が横行している現代においては、おそらくは許されざる演奏とも言えるところであり、稀代のショパン弾きであったルービンシュタインによる演奏のように、安心して楽曲の魅力を満喫することが可能な演奏ではなく、あまりの個性的なアプローチ故に、聴き手によっては好き嫌いが分かれる演奏とも言えなくもないが、その演奏の芸術性の高さには無類のものがあると言っても過言ではあるまい。フランソワは、もちろん卓越した技量を持ち合わせていたと言えるが、いささかも技巧臭を感じさせることはなく、その演奏は、即興的で自由奔放とさえ言えるものだ。テンポの緩急や時として大胆に駆使される猛烈なアッチェレランド、思い切った強弱の変化など、考え得るすべての表現を活用することによって、独特の個性的な演奏を行っていると言える。各旋律の心を込め抜いた歌い方にも尋常ならざるものがあると言えるが、それでいて、陳腐なロマンティシズムに陥ることなく、常に高踏的な芸術性を失うことがないのが見事であると言えるだろう。また、一聴すると自由奔放に弾いているように聴こえる各旋律の端々には、フランス人ピアニストならではの瀟洒な味わいに満ち溢れたフランス風のエスプリ漂う情感が込められており、そのセンス満点の味わい深さには抗し難い魅力に満ち溢れているところだ。本盤におさめられた練習曲集も、正にセンスの塊とも言うべき名演奏であり、自己主張をコントロールして全体を無難に纏めようなどという考えは毛頭なく、強烈な個性という意味においては、フランソワによる本演奏の右に出る演奏は存在しないと言っても過言ではあるまい。音質は、従来CD盤ではやや鮮明さに欠ける音質であり、時として音がひずんだり、はたまた団子のような音になるという欠点が散見されたところであったが、今般、ついに待望のSACD化が行われることによって大変驚いた。従来CD盤とは次元が異なる見違えるような、そして1958〜1966年のスタジオ録音とは到底信じられないような鮮明な音質に生まれ変わった言える。フランソワのピアノタッチが鮮明に再現されるのは殆ど驚異的であり、あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、フランソワによる至高の超名演を、SACDによる高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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従来CDと比較すると、低域と高域方向へのF...

投稿日:2011/12/14 (水)

従来CDと比較すると、低域と高域方向へのFレンジが大幅に拡大しており、 音色も粒立ちもアップライトピアノがコンサートグランドに変化したかのように改善著しく音場も一段と前に出て、マスターテープの世代が本物のオリジナルにまで遡ることができたことを実感させる。ようやく天下のEMIも本領発揮というところであろうか・・・。このサウンドであればモノラル録音である引け目を全く感じさせない。肝心の演奏だが、音符やダイナミクスの改変や追加に加え、麻薬のように魅惑的なルバートや、病的なまでにロマンティックなテヌートやレガートは、フランソワの絶好頂を示しており、録音後50年を経た今なお本曲の頂点の一角に位置する名演である。フランソワの名演が刷り込まれた私の耳にはポリーニなど音大の卒業試験にしか聴こえない。

meji さん | 神奈川県 | 不明

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ショパン (1810-1849)

。39年の短い生涯を、作曲とピアノ演奏で駆け抜けた「ピアノの詩人」の素晴らしい音楽が世界中で鳴り響きます。世界各国でさまざまなコンサートやイベントがおこなわれ、CDやDVDなど、数多くの音楽ソフトもリリースされ、ショパンの音楽が過去最高の注目を集めるにぎやかな年になりそうです。

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