シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

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CD

『アラベラ』全曲 ショルティ&ウィーン・フィル、デラ・カーザ、ギューデン、他(1957 ステレオ)(2CD)

シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCD4711
組み枚数
:
2
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

生誕100年記念 ショルティ名盤50 第2回発売
R.シュトラウス:楽劇『アラベラ』(2CD)


貧困の伯爵家の令嬢であるアラベラ結婚を巡り、彼女の妹の恋愛も絡めて19世紀後半のウィーンの貴族社会を美しい旋律で描いた歌劇『アラベラ』。ウィーンの有名な「馭者の舞踏会」の雰囲気が楽しめるのもこのオペラの魅力です。
 「アラベラ歌手」として一世を風靡したデラ・カーザをタイトルロールに迎え、ギューデンやロンドンという名歌手やウィーン・フィルハーモニーをショルティが見事に統率し、作品の真の魅力を明らかにしています。(UNIVERSAL MUSIC)

【収録情報】
・リヒャルト・シュトラウス:楽劇『アラベラ』全曲

 アラベラ:リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ)
 ズデンカ:ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)
 マンドリーカ:ジョージ・ロンドン(バス)
 ワルトナー伯爵:オットー・エーデルマン(バス)
 アデライーデ:イーラ・マラニウク(ソプラノ)
 マッテオ:アントン・デルモータ(テノール)
 エレメール伯爵:ヴァルデマール・クメント(テノール)
 ドミニク伯爵:エーベルハルト・ヴェヒター(バリトン)
 ラモーラル伯爵:ハラルド・プレーグルヘーフ(バス)
 フィアケルミリ:ミミ・ケルツェ(ソプラノ)
 占い師:ユディット・ヘルヴィッヒ(ソプラノ)
 ヴェルコ:ヴィルヘルム・レニンガー(テノール)、他
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 サー・ゲオルク・ショルティ(指揮)

 録音時期:1957年5月、6月
 録音場所:ウィーン、ゾフィエンザール
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 ルビジウム・クロック・カッティング

内容詳細

伯爵家の令嬢の結婚を巡り、19世紀後半のウィーン貴族社会を描いたR.シュトラウスの傑作歌劇「アラベラ」。デラ・カーザ、ギューデンら最高の歌手陣やVPOといった豪華なメンバーをショルティが見事に統率している。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

ディスク   2

ユーザーレビュー

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本盤におさめられたR・シュトラウスの楽劇...

投稿日:2012/12/06 (木)

本盤におさめられたR・シュトラウスの楽劇「アラベラ」は、ショルティがウィーン・フィルとともにワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」の歴史的な初のスタジオ録音(1958〜1965年)を開始する直前の演奏である。楽劇「ばらの騎士」や「サロメ」などと比較するとあまりにも録音の点数が少ない楽曲、そして、世界で最も掌握しづらいオーケストラであるウィーン・フィルを指揮して、このようなスタジオ録音を行ったという点に、若きショルティの並々ならない意欲とR・シュトラウスに対する深い愛着があらわれていると言えるところだ。同曲は、R・シュトラウスの楽劇としては、「サロメ」や「エレクトラ」のような革新的、前衛的な要素はあまり存在しておらず、むしろ、「ばらの騎士」などの路線に立った後期ロマン派的な楽劇と言える。ショルティの楽曲への基本的なアプローチは、切れ味鋭いリズム感とメリハリの明瞭さであると言えるが、このようなアプローチは、「サロメ」や「エレクトラ」には適していたとしても、同曲にはあまり相応しいものとは言えないとも考えられる。しかしながら、ショルティが「ばらの騎士」でも名演を成し遂げたのと同様に、同曲でも素晴らしい名演を成し遂げることに成功していると言えるだろう。確かに、随所に聴かれるトゥッティにおいて、ショルティならでは迫力満点の強靭さも存在していると言えるが、この当時のウィーン・フィルが有していた美しさの極みとも言うべき美音が演奏全体を支配し、ショルティのいささか鋭角的な指揮ぶりに適度の潤いと温もりを付加させるのに大きく貢献していると言えるのではないだろうか。ショルティとウィーン・フィルの関係は、とても良好なものとは言い難かったが、本演奏においては、むしろ、ショルティの方がウィーン・フィルに歩み寄っているような印象も受けるところであり、その結果として、このような素晴らしい名演に仕上がったとも言えるところだ。同曲には、ベーム盤以外に強力なライバルが存在していないのも本盤にとって大きな追い風になっているとも言えるところであり、本演奏は、同曲演奏の一つの規範として現在でもなお輝きを失うことのない素晴らしい名演と高く評価したいと考える。歌手陣も豪華であり、特に、リーザ・デラ・カーザのアラベラ役は当時最高の当たり役。ズデンカ役のヒルデ・ギューデンやマンドリーカ役のジョージ・ロンドン、そしてワルトナー伯爵役のオットー・エーデルマンなど、超一流の歌手陣が最高の歌唱を披露しているのも、本演奏を聴く最高の醍醐味であると言える。そして、今は無きゾフィエンザールの豊かな残響を活かした英デッカによる名録音も、今から50年以上の前とは思えないような極上の高音質を誇っていると言えるところであり、本盤の価値を高めるのに大きく貢献しているのを忘れてはならない。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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カルショーによれば、本来はベームが振るは...

投稿日:2012/05/06 (日)

カルショーによれば、本来はベームが振るはずだったとか――ショルティはいささか鋭過ぎますが、オケは燦然と鳴っていますね。何より歌手陣が粒選りです。それをDECCAサウンドが十全に聞かせてくれます。引退寸前の1回きりの来日で、ほとんどその実体を知ること叶わなかったDIVAの美声もたっぷり。日本ではホッターの陰に隠れて、ほとんど無視されたロンドンの歌いぶり――エトセトラ、興味の尽きない録音です。廉価盤大歓迎!

オペラかじり虫 さん | 兵庫県 | 不明

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この頃のデッカの録音は実に素晴らしいです...

投稿日:2009/05/31 (日)

この頃のデッカの録音は実に素晴らしいですね。50年も前の録音とは思えないほど音が良いです。 それに、アラベラ役のリーザ・デラ・カーザさん、ズデンカ役のヒルデ・ギューデンさん、マンドリーカ役のジョージ・ロンドンさん、それ以外のキャストも実に豪華なものです。ショルティはヴィーナー・フィルハーモニカーには嫌われていたようですが、出てくる音楽は実に良いものですね。 シュトラウスの美しい音楽を堪能できる演奏です。

Emmanuel Kent さん | 大阪府 | 不明

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