ベルリオーズ(1803-1869)

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『トロイアの人々』全曲 コッコス演出、ガーディナー&レヴォリュショネール・エ・ロマンティーク、グラハム、アントナッチ、他(2003 ステレオ)(日本語字幕付)

ベルリオーズ(1803-1869)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
COBO4891
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
日本
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD

商品説明

パリ・シャトレ座2003
ベルリオーズ:歌劇『トロイアの人々』
ガーディナー指揮&豪華キャストで送る、ベルリオーズ渾身の超大作オペラ!


欧州で数々の賞を獲得した話題の映像、シャトレ座の『トロイアの人々』がついに国内盤化! 幼い日に作曲家が「アエネーイス」から受けた感動と衝撃を、後年そのまま音楽にしたという超大作を完全版で上演。ガーディナー指揮、グレアム、アントナッチ、クンデ、テジエら豪華キャストが出演、最高の舞台を堪能できる映像です。
 グラモフォン・アウォーズ2005受賞映像
 『指環』の10年以上前という時代に作曲された、4時間にも及ぶ超大作オペラ。あまりの壮大さゆえにベルリオーズの生前には完全上演されませんでしたが、近年再評価が進み、メトロポリタン歌劇場やパリ・オペラ座などで上演され、2009年にはゲルギエフ指揮でも取り上げられた注目のオペラです。
 「主人公エネはベルリオーズ自身の投影でもある」と語るギリシャ人演出家コッコスが作り出す人物像を浮き彫りにする舞台で、人物関係が分かり易く整理されているのもこの舞台のポイント。『指環』同様、上演可能なことが大劇場であることの証とも言うべき、シャトレ座入魂のプロダクションです。
 名匠ガーディナーの指揮のもと、名手スーザン・グラハムを始め豪華キャストが勢ぞろい! ロイヤル・オペラの『カルメン』で脚光を浴びたアントナッチ、2008年初来日のロッシーニ・オペラ・フェスティバル公演でも絶賛されたグレゴリー・クンデ、「東京のオペラの森2010」で来日予定のリュドヴィク・テジエ、2010年7月のトリノ王立歌劇場『椿姫』に出演予定のロラン・ナウリと、脇までスター歌手で固められた贅沢な舞台です。(コロムビアミュージックエンタテインメント)

【収録情報】
・ベルリオーズ:歌劇『トロイアの人々』全曲
 ディドン:スーザン・グラハム
 カサンドル:アンナ・カテリーナ・アントナッチ
 エネ:グレゴリー・クンデ
 コレーブ:リュドヴィク・テジエ
 ナルバル:ロラン・ナウリ
 アンナ:レナータ・ポクピチ
 パンテ:ニコラ・テステ
 イオパス:マーク・パドモア
 アスカーニュ:ステファニー・ドゥストラック
 イラス:トピ・レティプー
 エクトールの亡霊:フェルナン・ベルナディ
 プリアム:ルネ・シレール、他
 モンテヴェルディ合唱団/シャトレ座合唱団
 オルケストル・レヴォリュショネール・エ・ロマンティーク
 サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)

 演出・装置・衣裳:ヤニス・コッコス
 収録時期:2003年10月
 収録場所:パリ、シャトレ座(ライヴ)
 フランス語上演

・特典映像(DISC1に収録)
 ドキュメンタリー「『トロイアの人々』、蘇った傑作」(約59分)
 この舞台の見どころや作品解説、上演にかける思いなどについて、指揮者、演出家、歌手らがインタビュー形式で語ります。

 収録時間:全プログラム305分(本編246分、特典59分)
 画面:カラー、16:9
 音声:リニアPCM48kHz/16bitステレオ、Dolby Digital 5.0chサラウンド、DTS 5.0chサラウンド
 字幕:日本語、フランス語(特典映像:日本語のみ)
 ディスク仕様:片面2層+片面2層+片面1層(3枚組)
 NTSC

アンナ・カテリーナ・アントナッチ(カサンドル&クリオ)
1961年、イタリアのフェッラーラ生まれのソプラノ。独特の深みある声色を有し、メゾソプラノの役柄でも成功。イタリアのバロック&古典派の演目を得意とする傍ら、パリに居を定めてフランスものにも取り組み、近年では、トリノやシャトレ座での《メデーア》、オペラ=コミック座での《カルメン》、ミラノ・スカラ座でのエリザベッタ(《マリア・ストゥアルダ》)で絶賛されている。

スーザン・グラハム(ディドン)
1960年、米国ニューメキシコ州生まれのメゾソプラノ。コヴェントガーデン王立歌劇場で《シェリュバン》(マスネ)に主演して欧州オペラ界から注目され、以後はモーツァルトやフランス・オペラを中心に欧米各地で活躍。近年ではグルックの《トーリードのイフィジェニー》での成功ぶりが話題となる。フランス近代歌曲の録音も多く、現代オペラにも精力的に出演。

グレゴリー・クンデ(エネ)
1954年、米国イリノイ州生まれのテノール。ロッシーニとフランス・オペラのスペシャリストとして頭角を現し、《ギヨーム・テル》(ロッシーニ)のアルノールや《マノン》(マスネ)のデ・グリュー、《ラクメ》(ドリーブ)のジェラール等で高く評価される。来日回数も多く、2008年のペーザロ・フェスティバル来日公演ではロッシーニの《オテッロ》に主演して健在ぶりを披露している。

リュドヴィク・テジエ(コレーブ)
フランス、マルセイユ生まれのバリトン。パリで音楽教育を受け、リヨン歌劇場を中心にモーツァルトからプッチーニまで歌った後、米国メトロポリタン歌劇場など欧米各地の大劇場に出演。緻密な歌唱力に加えて、端正な容貌と卓抜した演技力でも高く評価されている。

ロラン・ナウリ(ナルバル&大神官)
フランスのバス=バリトン。1986年より声楽を始め、マルセイユで《コジ・ファン・トゥッテ》 のグリエルモを歌ってデビュー、後にロンドンの演劇学校でも学ぶ。バロック期から近代までフランス・オペラの主要な役柄を演じ続け、録音&映像多数。欧米各地での出演も多い。

マーク・パドモア(イオパス)
1961年、イギリスのロンドン近郊生まれのテノール。クラリネットとピアノを学んだ後声楽の道を歩み、ケンブリッジのキングズ・カレッジを卒業。指揮者クリスティに認められてバッハの宗教曲をしばしば歌い、ドイツリートやブリテンの作品など歌曲の録音も多い。

サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
1943年、イギリス生まれの指揮者。ケンブリッジ大学で音楽を学び、1964年にモンテヴェルディ合唱団を結成、以後、バッハやヘンデルなどのバロック期からロマン派とフランス近代、そして母国のブリテンまで様々な作曲家の楽曲を手がけている。オペラの分野では、近年のパリ・オペラ=コミック座での《カルメン》や《エトワール》(シャブリエ)が好評を博している。

ヤニス・コッコス(演出)
1944年生まれのギリシャ系フランス人演出家。演劇とオペラの両分野で活躍中であり、1987年には第一回モリエール賞で衣裳部門の最優秀者に選ばれる。2009年にはミラノ・スカラ座でピツェッティ作曲の《大聖堂の殺人》を演出、好評を博している。

(以上、コロムビアミュージックエンタテインメント)

内容詳細

4時間に及ぶ長大な曲で、舞台でお目にかかれるのはまれだが、フランス最大にして最高のグランド・オペラと評価されている作品。ガーディナーの指揮のもと、グレアム、アントナッチ、クンデと歌手陣も充実した名舞台だ。(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

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以前、METの録画を見た時には「いささか大...

投稿日:2010/08/05 (木)

以前、METの録画を見た時には「いささか大仰で長いばかりの作品」との印象をもったのですが、この演奏には大変感銘を受けました。適度に現代化された演出の効果もあるでしょうが、何といってもガーディナーの音楽作りが素晴らしく、とくに合唱の上手さがとても効果的です。主役3人をはじめとして脇役にいたるまで独唱者が適材適所。とくに高い集中力を感じさせるアントナッチと、優しさの中にも凛とした強さを感じさせるグラハムの対比が見事です。出演者が曲や役柄について語るボーナストラックも全体の流れを理解するのにとても役立つので、初めて作品に接する方は予めこれを見ておくのがいいかもしれません。

Ochs さん | 神奈川県 | 不明

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ガーディナーのDVDは、すばらしい演奏が多...

投稿日:2008/12/30 (火)

ガーディナーのDVDは、すばらしい演奏が多いにもかかわらず、国内盤ないし日本語字幕付きが不当に少ないように感じます。この曲も、既存の他の盤より優れたものと思います。日本語字幕があれば「最高」にしたい。他社からの圧力でもあるのでしょうか?何とかして欲しいものです。

w(@o@;)w さん | 東京都 | 不明

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