ベートーヴェン(1770-1827)

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SACD

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番『ハンマークラヴィーア』、ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 ベアトリーチェ・ラナ

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WPCS13849
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

現代最高の地位を確立する、ラナによるピアノ・ソナタの2大傑作!

デビュー以来の実績から別格の域と評価されるショパン、パンデミック期での深い研鑽を経たベートーヴェン。
 ラナが弾き描く、恐怖や様々な悩み、人間的な苦難を超越する高みを表現するピアノ・ソナタの2大傑作。(メーカー資料より)

【収録情報】
● ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35『葬送』
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106『ハンマークラヴィーア』

 ベアトリーチェ・ラナ
(ピアノ)

 録音時期:2023年4月30日、5月2日、7月12,13日
 録音場所:ローマ、オーディトリアム・パルコ・デッラ・ムジカ、サラ・シノーポリ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 SACD Hybrid

内容詳細

注目のピアニスト、ラナの5作目は、ショパンの「葬送ソナタ」とベートーヴェン「ハンマークラヴィーア」という重量級2作を選んだ。かなり異なる作品を、それぞれの核心を掴み、見事に性格付けを行なうことに成功している。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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深い譜読みとキレキレがトレードマークのベ...

投稿日:2024/03/18 (月)

深い譜読みとキレキレがトレードマークのベアトリーチェ。今回はショパンの2番とベートーヴェンのハンマークラヴィーアというとんでもないアルバム。私の知る限り、この2曲をカップリングしたアルバムはない。その意味で、世界初の快挙なのである。 さて、まずはショパン、冒頭から、ラナは極力スコア通り演奏しようとする。本当に細部に亘って、再現しようとする。逆にここまで徹底されると、他の演奏が甘く聴こえてくるくらいのレベルである。ところが、提示部の繰り返しをラナは冒頭2小節を含めて演奏する。これは明らかに彼女の解釈(もしかしたら最新の研究結果かもしれないが)である。意図はわからないが、彼女には冒頭のD♭音が必要だったのだろう。第2楽章もクリアなのだが、中間部のレントがショパンの心のこもったワルツのようで、その歌わせ方が見事。葬送行進曲も主部と中間部の描き方が素晴らしい。終楽章はまさに虚無。あえて軽い音で寂寥感を描く。この曲の名盤と思う。 ハンマークラヴィーアはもっと考え抜かれており、特に「力を抜く」ことを徹底している。この曲、最初から最後まで力演聞かされたらそれこそ辟易。全体を俯瞰して、どこで優しい音を出すか、計算され尽くしている。第3楽章も、冒頭から深い音を作る。音色のコントロールがここまでできるのか。これはラナが明らかにステップアップした証拠と思う。終楽章も前奏が美しく、主部も身につけた音色コントロールにより、あの複雑なフーガに彩りをつける。この楽章下手打つと単なる練習曲のように聴こえるのだが、ラナの演奏はそんな甘いものじゃない。彼女にとってこれが初めてのベートーヴェンのソナタ録音のはず。それがいきなりこの曲で、ここまでやるのか。驚嘆するしかない。一つだけ懸念があるとすれば、本当に実演でこのディスク通りの演奏をするのだろうか?もしそうならば、ベアトリーチェ・ラナは巨匠である。

てつ さん | 東京都 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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