CD

ピアノ独奏曲全集 アデール(2CD)(日本語解説付)

ラヴェル(1875-1937)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MFUG592
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ラヴェル:ピアノ独奏のための作品全集(2CD)
アリス・アデール

日本語解説付き

フランス近代、それは大御所アデール自家薬籠中のジャンル。ドビュッシー録音から20年、満を持してのラヴェル全集は、ベルギー随一の気鋭レーベル「Fuga Libera」から。
 ユニークな解釈で知られるアデール独自の真骨頂は、2枚のディスクにどう息づくのか。
 アリス・アデールのラヴェル。そう聞いた瞬間、そわそわせずにおれないフランス音楽ファンがどれほどいることでしょう。まだメジャーレーベル各社が新録音を続々出していた時代、彼女がフランスの「Erato(現Warner傘下)に録音したドビュッシーの『映像』と『版画』からなるアルバムは、自国の音楽の録音には何かと点の辛いフランスの批評各誌を騒然とさせ、次々と最高点を与えられたものでした。日本でも比較的有名な『Diapason』が金賞(ディアパゾン・ドール)を授けたのはもちろん、当時まだ大手日刊新聞社ル・モンドから出ていた『Le Monde de la Musique』は「CHOC(ショック!)」賞を、『Repertoire』誌が10点満点をもってこのアルバムを迎えています。その後2枚別々にリリースされた『前奏曲集』のアルバムもまったく同様の高評価続出、さらに「Fuga Libera」レーベルに移ってからリリースされたフランク作品集(MFUG509)と最新作であるスカルラッティ作品集(MFUG574)は『レコード芸術』で準特選、同レーベルの他2作(ムソルグスキーMFUG566・フーガの技法MFUG544)は『レコード芸術』特選と日本での評価も絶大。つまりアリス・アデールの充実した活動歴は、音盤シーンにもそのまま幸福な反映をみせてきたわけです。1967年にロン・ティボー国際コンクールで華々しく入賞、数年前にやはり(全集ではないけれど2枚組の)ラヴェル作品集を録音したジョルジュ・プルーデルマッハーと同じく、ラヴェルとも知遇の深かった大家ジャック・フェヴリエの門下で育ち、その後は現代フランス屈指の大家エルサンや俊才ニューヌといった現代作曲家たちからも絶大な信頼を寄せられながら、アデールはいつしか同国最高の知性派ピアニストのひとりになっていました。日本では同世代のアンヌ・ケフェレックやベロフ、ロジェ、コラールといった面々がメジャーレーベルとの連携で技量に見合った確かな評価を獲得していますが、アデールは早くから小規模レーベルでの録音を好んだため知名度がやや低いだけのこと、彼らにまったく引けを取らない、いや、そのユニークな解釈姿勢(独特のピアニスティックなスカルラッティ、とてつもなく遅い『展覧会の絵』や『フーガの技法』などを聴けば、その個性にすぐ気づかされることでしょう)はある意味、他の追従を許さない深淵と洗練とを体現していると言っても過言ではありません。
 そんなアデール、特にフランス近現代を得意としてきたアデール、ドビュッシー録音であれほどの実績をあげたアデールがいま、ラヴェルの「全集」をついに録音。これはもう間違いなく、フランス音楽録音史に残る事件といってよいでしょう。くれぐれもお見逃しなく!(Mercury)

【収録情報】
ラヴェル:
・夜のガスパール
・グロテスクなセレナーデ
・亡き王女のためのパヴァーヌ
・水の戯れ
・前奏曲
・鏡
・クープランの墓
・ハイドンの名によるメヌエット
・ソナチネ
・シャブリエ風に
・ボロディン風に
・高雅にして感傷的なワルツ
・古風なメヌエット

 アリス・アデール(ピアノ)

内容詳細

アデールによる待望のラヴェル。アデール・ファン(日本にそういうファンがいるか?)にとってもラヴェル・ファンにとっても必聴盤といえる。ラヴェルの“グロテスクとアラベスク”な美世界を、ここまで表現した演奏家はほかにいない、と思い切って言いたくなるような演奏である。★(T)(CDジャーナル データベースより)

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