ヴァインベルグ(1919-1996)

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CD 輸入盤

24の前奏曲〜ヴァイオリン版 ギドン・クレーメル

ヴァインベルグ(1919-1996)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ACC30476CD
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


クレーメル入魂の新録音、
超謎めいたヴァインベルグの『24の前奏曲』!


クレーメルが待望のソロ新録音を行ないました。それも無伴奏というのが彼の自信と気合の表れと申せましょう。曲はクレーメルが数年来非常な熱意を燃やすヴァインベルグ。なんとヴァイオリンのオリジナル曲ではなく、無伴奏チェロのための『24の前奏曲』をクレーメル自身がヴァイオリン用に編曲したものを全曲披露。
 クレーメルは2017年9月に読売日本交響楽団とヴァインベルグのヴァイオリン協奏曲を演奏した際、アンコールにこのなかから2曲を弾き、さらに2018年2月にはサントリーホールで全曲を演奏して話題となりました。
 ヴァインベルグの『24の前奏曲』は1968年の作で、大チェリストのロストロポーヴィチに捧げられました。長短24の調ではなく、異なる性格による作品を集めていて興味津々。ことにショスタコーヴィチやシュニトケに勝るとも劣らぬミステリアスな引用に終始していて、その点もクレーメルの関心を引き、チェリストだけの宝にしておきたくないと編曲の意欲を燃やしたと思われます。
 たとえば第5番はシューマンのチェロ協奏曲から、第21番はショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番から露骨にして大胆な引用(というよりそっくりそのまま)しているのも衝撃。後者はもちろんロストロポーヴィチに捧げられていますが、前者もショスタコーヴィチがロストロポーヴィチのために1963年に再オーケストレーションしていることもあり、なにやら意味深。おそらくクレーメルは意味を理解して披露しているらしいのも、推理小説ばりの面白さ。クレーメルの演奏もシャープで緊張感に満ち、この謎めいた作品にさまざまな光を当てています。
 リトアニアの写真家アンタナス・ストクス[1939-]の雰囲気あるモダンな写真が添付されているのもイマジネーションを広げさせられます。(輸入元情報)

【収録情報】
● ヴァインベルグ/クレーメル編:24の前奏曲 Op.100(ヴァイオリン版)


 ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)

 録音時期:2017年12月
 録音場所:リトアニア、パリャシャウス・ドヴァラス
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ユーザーレビュー

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 レビューにもある2018年サントリーホール...

投稿日:2019/05/01 (水)

 レビューにもある2018年サントリーホールでの公演で感銘を受け、購入。 2018年の公演では「Preludes to a lost time」と銘打ってアンタナス・ストクスの写真をスライド上映しながら1時間弱、求道的に当盤の作品紹介にあたっていた。満員のサントリーホールで我々には耳慣れたとは決して言えないヴァインベルグのソロ演奏で勝負をかけ、しかも会場の空気を支配してしまうクレーメルの力量と企画力に脱帽した記憶がよみがえってくる。   先に言っておくが、聴いてすぐに「あ、いいね、コレ」と言えるような内容ではない。しかし、訴えかける情感は尋常でなく軽い気持ちでは聴きとおせない「秘曲」の類。24の各曲が統一したテーマを持っているとか関連性があるようには思えず、それぞれにしのばされた感情や場面、光景を自分なりにイメージしながら聴くのがお勧めだと思う。    ひとつ注文を付けるならストクス氏の写真作品をもう少し加えてみた方が内容的には良かったのではないかと思う。当盤の内容はパトスの発露とでも言ったらいいのだろうか、ヴァインベルグが見聞きし体験した人生から得たものを音に込めたものである気がする。そのヒント、もしくはインスピレーションの源となりそうな光景が2018年公演時のスライド上映ではいくつも観ることができた。  まあ、写真のことは措いておいても曲・演奏はおすすめです。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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