チャイコフスキー(1840-1893)

人物・団体ページへ

CD 輸入盤

交響曲全集、管弦楽曲集 ユーリ・テミルカーノフ&ロイヤル・フィル(6CD)

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88985314362
組み枚数
:
6
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


チャイコフスキー:交響曲全集(6CD)
ユーリ・テミルカーノフ&ロイヤル・フィル


テミルカーノフは、1978年からロイヤル・フィルに定期的に客演、1992年から1996年にかけては首席指揮者、1998年には桂冠指揮者に叙せられています。このロイヤル・フィルとテミルカーノフが、RCAにセッション・レコーディングしたのが、チャイコフスキーの交響曲全集で、録音スケジュールは下記の通りです。

1989年9月:交響曲第5番、ロメオとジュリエット オール・セインツ教会
1990年7月:交響曲第6番 ウォトフォード・タウン・ホール
1990年9月:交響曲第4番、交響曲第2番 ウォトフォード・タウン・ホール
1990年3月:イタリア奇想曲 アビーロード第1スタジオ
1991年2月:交響曲第3番、スラヴ行進曲 ウォトフォード・タウン・ホール
1991年2月:フランチェスカ・ダ・リミニ ウォルサムストウ・アッセンブリー・ホール
1993年2月:運命 ウォトフォード・タウン・ホール
1993年6月:白鳥の湖 ウォトフォード・タウン・ホール
1993年7月:交響曲第1番 ウォトフォード・タウン・ホール

ちなみに上記の期間中、1992年1月には、テミルカーノフは同じレーベルで、サンクトペテルブルク・フィルとチャイコフスキーの交響曲第4番、第5番、第6番を録音しています。テミルカーノフのサンクトペテルブルク・フィル音楽監督就任は1988年のことで(当時はレニングラード・フィル)、ロイヤル・フィルとの全集録音開始よりも前の話ですが、1991年にソ連が崩壊、住民投票による都市の名前の変更に伴いオーケストラの名前も変わったことを記念して、サンクトペテルブルク由来の作曲家でもあるチャイコフスキーの代表作のレコーディングに踏み切ったもので、実際の発売は1992年10月と、ロイヤル・フィルとの全集に1年ほど先行してのものでした。
 とはいえその第4・5・6番は、基本解釈はほぼ同じですし、オーケストラのサウンドが全集として統一されているロイヤル・フィルとの演奏は、シンフォニックな迫力やアンサンブルの精度も申し分なく、交響曲全集としての完成度の高さにはやはり見事なものがあると言えると思います。また、組み合わせの『白鳥の湖』組曲、幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』、スラヴ行進曲、幻想曲『運命』、イタリア奇想曲、幻想序曲『ロメオとジュリエット』も、丁寧に仕上げられた立派なものとなっています。
 なお、このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディスクの紙ジャケットに記載されています。初回生産限定盤。(HMV)

【収録情報】
Disc1
チャイコフスキー:
● 交響曲第1番ト短調 Op.13『冬の日の幻想』
● バレエ音楽『白鳥の湖』組曲

Disc2
● 交響曲第2番ハ短調 Op.17『小ロシア』
● 幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』 Op.32

Disc3
● 交響曲第3番ニ長調 Op.29『ポーランド』
● スラヴ行進曲 Op.3

Disc4
● 交響曲第4番ヘ短調 Op.36
● 幻想曲『運命』 Op.77

Disc5
● 交響曲第5番ホ短調 Op.64
● イタリア奇想曲 Op.45

Disc6
● 交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』
● 幻想序曲『ロメオとジュリエット』

 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 ユーリ・テミルカーノフ(指揮)

 録音時期:1989〜1993年
 録音場所:ロンドン
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 リマスタリング:ベルリン、b-sharpスタジオ

総合評価

★
★
★
★
★

4.5

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
2
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
不覚にも、これまでこの録音を聴いたことが...

投稿日:2016/11/27 (日)

不覚にも、これまでこの録音を聴いたことが無かったのですが、今回、低価格のバジェットシリーズが発売され、購入してはじめて聴きました。稀代の名演奏家による録音が数多あるチャイコフスキー交響曲全集ですが、その中においてもこの全集は秀逸の逸品だと思います。期待通りのロイヤルフィル(RPO)のクリアかつ厚みあるキラキラしたサウンド(録音の良さも手伝っているのでしょうか)はもちろんのこと、テミルカーノフの音楽解釈も緩急・強弱を織り交ぜたもので(この点においても、ロシア的とか、古き良きオーケストラ音楽と強く感じる方もあるかもしれません)、チャイコフスキーらしい、聴いていてとっても心地よいものとなっています。これもテミルカーノフの解釈と、それを表現するRPOのパフォーマンス力の高さ(日々培われたタフな体力)の上に実現し得たのかなと思います。どの曲も確固たる中軸となる一本の大きな音楽の流れが存在し、その安定した基盤の上に細やかな音の造形、緩急・強弱が構築されており、かつ時代錯誤を感じさせるような陳腐さも無く、安心感をもって聴くことが出来ます。RPOは金管の鳴りも良く、ティンパニのトレモロ、大太鼓の強打が合わさる部分(悲愴の3楽章など)ではロシア系爆演的な要素も垣間見れます。いずれにしても、この盤はどこにでもあるような演奏ではありません。フルトヴェングラー&BPO、カラヤン&BPO、バーンスタイン&NYP、ムラヴィンスキー&レニングラードフィルといった稀代の名コンビ&名演・名盤に匹敵する、歴史に残る名盤と云っても過言ではないと思います。

DG さん | 埼玉県 | 不明

3
★
★
★
★
★
チャイコフスキーは、最も早く西欧で認めら...

投稿日:2016/11/09 (水)

チャイコフスキーは、最も早く西欧で認められたロシアの作曲家ということになっているが、その反面、ロシア国内では、作風がロシア的でないとして批判を浴びていたそうだ。 チャイコフスキーは、そうした国内の批判をかわすために、民謡などロシア風の素材を用いて作曲もしたが、逆に今や、ロシア国内では、そうした曲はチャイコフスキーの作品の中では出来が悪いとみなす向きもあるようだ。 そうした事情を反映してか、ロシアを代表する指揮者、ユーリ・テミルカーノフが指揮するチャイコフスキーの作品は格調高く色彩豊かで、まさに西欧風の洗練の極みであり、日本人が想像しがちなステレオタイプの「ロシア臭い」チャイコフスキー像とは大きく異なっている。 ロイヤルフィルのアンサンブルもよく練られ、細部まで彫琢されていて、完成度も高く、これから初めてチャイコフスキーの交響曲を聴くという人には、ぜひおススメしたいセットだ。

日向 爽 さん | 東京都 | 不明

2
★
★
★
★
☆
賛否両論あるのは好み故に仕方がないでしょ...

投稿日:2009/06/05 (金)

賛否両論あるのは好み故に仕方がないでしょうがテミルカーノフもロイヤルフィルもいい状態だと思います。ロシア臭さを求めるならロシアオケを聴けばいいだけの事!ロイヤルフィルは録音が多いだけに当たり外れが多いのは聴く前に覚悟して然るべき!しかしホルンの鳴りはトップクラスだし、コンサートオケとしてのパフォーマンスも世界では一級品である。この演奏は水準以上。1番の出来は最高ですよ!

コージ さん | 埼玉県 | 不明

6

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

プロフィール詳細へ

チャイコフスキー(1840-1893)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品