ベートーヴェン(1770-1827)

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CD

ピアノ協奏曲全集〜試演時の編成による演奏 スホーンデルヴィルト、アンサンブル・クリストフォリ(3CD)(日本語解説付)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALPHA820
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集〜試演時の編成による(3CD)
スホーンデルヴィルト、アンサンブル・クリストフォリ

日本語解説付き

ついにボックス化!
稀代のフォルテピアノ奏者スホーンデルヴィルトの名を不動のものにした、あの鮮烈な「完全2管、弦は7人」のロプコヴィツ邸編成によるベートーヴェン、ついに全てがワン・セットで。
もちろん全解説日本語訳付。
「Alpha」レーベルのボックス化シリーズが始まって以来、いつ出てくれるか・・・と誰もが思っていたであろう「あの」痛烈な傑作録音が、ついにこの春セット化いたします! その驚くべき企画の周到さ、その鮮烈な演奏結果によって幅広いリスナーの度肝を抜いてきた、古楽のメッカ・オランダきってのフォルテピアノ奏者スホーンデルヴィルトによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲録音。
 この企画が何より驚きなのは、その演奏編成。ベートーヴェン生前の演奏環境を徹底調査、使用するフォルテピアノが個々にこだわりありなのはもちろんのことですが、ここではなんと、ベートーヴェンの創意が最初に音として実をむすんだ場所、つまり公開初演前にパトロンのロプコヴィツ侯爵邸で行われていた試演会のときの演奏編成を徹底検証のうえ再現、その編成で全曲を演奏しているのです! ロプコヴィツ邸の大広間の大きさや想定される椅子の位置などから、ベートーヴェンの着想どおりの全パートの楽器を動員することはできるものの、弦楽器はほぼ各パートひとりずつ、ヴィオラとチェロのみ二人という異例の(室内楽編成というにはあまりに大きすぎる!)オーケストラがフォルテピアノと競い合っていたとのこと。当時のピアノはそもそも大劇場のようなところで響かせるような楽器としては作られておらず(この件に関してはベートーヴェンの門弟ツェルニーの証言もあります)、協奏曲もあくまで室内楽にできるだけ近い形で演奏するのが理想だったとのことで、この一見異例に見える演奏編成は非常に理にかなっていた・・・そのことを、スホーンデルヴィルトと欧州古楽界の猛者たちが実地で、桁外れにすぐれた演奏で立証してくれたのが、この全曲録音だったのです。
 クレメンティの依頼でピアノ協奏曲に編み替えられたヴァイオリン協奏曲原曲の「第6番」やト長調の第4番では、室内楽的な曲作りがきれいに浮き上がるかたちに。そして第1ヴァイオリンの「独奏」の健闘ぶりに舌を巻く『皇帝』や第1番の強烈さは、まさにこれを知っていると知らないとでは「ほんとうのベートーヴェン」観が大きく変わってしまうのでは、といったインパクト! クラリネットのホープリッチ、18世紀オーケストラのティンパニ奏者ファン・デル・ファルクやトラヴェルソのヒュンテラーなど、驚きのソリストが演奏陣を占めているのにも注目です。(Mercury)

【収録情報】
ベートーヴェン:
・ピアノ協奏曲第1番ハ長調 op.15
・ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 op.19
・ピアノ協奏曲第3番ハ短調 op.37
・ピアノ協奏曲第6番ニ長調 op.61a(原曲:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.61)
・ピアノ協奏曲第4番ト長調 op.58
・ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 op.73『皇帝』

 アルテュール・スホーンデルヴィルト(フォルテピアノ)
 アンサンブル・クリストフォリ(古楽器使用)

 録音時期:2004-2009年
 録音方式:ステレオ(デジタル)

内容詳細

フォルテピアノと古楽オーケストラとによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全集。オーケストラは、弦楽器が1パート1〜2人のまるで室内楽のような編成で、弦楽器が管楽器に埋もれてしまうなど、バランスの悪いところもあり。一方、スホーンデルヴルトのフォルテピアノはとても魅力的。(治)(CDジャーナル データベースより)

総合評価

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フォルテピアノと大オーケストラの相性は悪...

投稿日:2023/05/30 (火)

フォルテピアノと大オーケストラの相性は悪いが、この小オーケストラとの相性は抜群ですね。とてもいい。4番の1楽章のカデンツアは傑作の長い方ではなく、短いのを使っているが、この楽器編成では、かえって合うきがした。この編成で交響曲も聴いてみたい。

顕 さん | 岐阜県 | 不明

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コレギウムアウレウム以降、大オーケストラ...

投稿日:2020/11/16 (月)

コレギウムアウレウム以降、大オーケストラの数と力によるベートーヴェンはほとんど聴かなくなったが、この演奏はその慣れた感覚をも驚かせてくれる。弦楽が七人ってこれ程バランスよく全ての楽器が美しく聴こえてくるものなのか!弦の低音がさながら通奏低音のように全体を支えている。響きの良さも特筆。数年内に仕入れたCDの中で1番の演奏だった。

M1959 さん | 新潟県 | 不明

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ベートーヴェンの協奏曲でこの演奏ほど耳と...

投稿日:2020/05/29 (金)

ベートーヴェンの協奏曲でこの演奏ほど耳と心を引き付けられたものはありません。今まで聞いてきたものすべては、大ホールでステージ上に数十人のオケが並び、そこにコンサートグランドがでんとあって、聴く者ははるか離れたところからそれを聞く感じでしたが、このCDは広間に20人のオケが入って目の前で聞いてる感じ、そして7人の弦のビブラートのない響きと管のデリケートなからみのすばらしさには圧倒されました。室内楽を目の前で聞いて息遣いが伝わってくるのと同じ。ソロも楽譜なしでその場で即興で弾いているようなスリリングなもの。私には特に3番のすばらしさを再認識しました。「ついで」になりがちなヴァイオリン協奏曲のアレンジ版も聞きごたえ十分。

オジサン さん | 兵庫県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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