ベートーヴェン(1770-1827)

人物・団体ページへ

CD

交響曲第4番、序曲集 ケルテス&バンベルク交響楽団

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
COCQ84384
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

こんな名演が残っていた! 大好評のシリーズ第2弾!
オイロディスク・ヴィンテージ・コレクション第2回発売全10タイトル

ケルテス/ベートーヴェン:交響曲第4番、他
ケルテス幻のベートーヴェン録音
正規盤世界初CD化!
ドイツ、ソノプレス(オイロディスク)スタジオにてオリジナル・テープより96Khz・24bitのデジタルフォーマットにダイレクト・トランスファーされた音源よりCD化

ケルテス幻のベートーヴェン録音。1960年代前半のLP発売以来、国内では実に40年ぶりのCD化です。
 ケルテスは1973年、バンベルク交響楽団の首席指揮者就任が決定していましたが、図らずもテル・アビブでの水泳中の事故死により叶わないこととなってしまいました。
 また、ベートーヴェンについてはこのオーケストラとの録音のみで、ケルテスが首席指揮者を要請された理由が納得できるみずみずしく推進力にあふれた名演です。いずれも良好なステレオ録音です。
 コロムビア−BMG(邦人技術者)の協力、探索によるオリジナル・マスターからの正規復刻は当初予想を遥かに超えた名演奏、名録音で愛好家の大きな話題となるでしょう。(コロムビア)

ベートーヴェン:
・交響曲第4番変ロ長調
・『レオノーレ』序曲第3番
・『エグモント』序曲
・『コリオラン』序曲
 バンベルク交響楽団
 イシュトヴァン・ケルテス(指揮)
 録音:1960年頃、バンベルク(ステレオ)

ドイツ、ソノプレス社技術者のコメント
ケルテスのマスターテープについて
「マスターテープ」という言葉は一般的にはレコード原盤作成に用いられる音源テープということになると思いますが、実は仕様的にははっきりした定義がなく、実際の現場にはいろいろなマスターが存在します。特にLP時代のマスターテープにおいてはレーベルやプロデューサによってさまざまな考えや方針があり、その内容も多種多様です。すなわち、手切り編集をした真のオリジナルテープをLPカッティング用のマスターとして使用する場合もあれば、オリジナルマスターの劣化の防止という観点や、スプライシングをなくして物理的に安定した走行と保存を得るためにマスターコピーをとってそれを使用する場合、また録音によってはエコー付けや音質の調整をした上ではじめてマスター音源としてオーソライズされる場合、さらにはLPカッティングの用途に限定して最適なイコライジングをしたコピーをカッティングマスターとして使用する場合などがあります。このため各社のテープ庫には色々な世代のいろいろなマスターテープが保管されている可能性があり、それらの中から真のオリジナルにたどり着けた場合はきわめて幸運なことだといえます。
 今回のオイロディスクヴィンテージシリーズの場合はそのようなオリジナルを捜し求めることにかなりの労力が費やされました。たとえばオイロディスクのマスターが保管されているソノプレス社のテープアーカイブには、各種アナログテープ、ディジタルテープ、光ディスクなどすべてを合わせると約40万本のマスターメディアが保管されています。(もちろんオイロディスクはその中のほんの一部です。)この中から1950ー60年代の知られざるテープを探し出すためには、録音デーや過去におけるすべてのリリース番号などのデータのほか、現場での忍耐強い捜索、スタジオでの音の確認、勘と経験のすべてを使う必要があります。
 ケルテスのベートーヴェンの場合も捜索の結果テープ庫から何本ものマスターテープが出て来ましたましたが、幸運にもその中に真のオリジナルテープが見つけることができました。気温、室温ともに24時間管理されたテープアーカイブで保存されてきたテープは録音後40年以上経っているとは思えないほどの物理コンディションを保っており、このスプライシングがびゅんびゅん通り過ぎる正真正銘のオリジナルマスターがテレフンケンンM15マスター再生機の上に載せられ、数十年ぶりの明るい光のもとで、オリジナルならではのみずみずしい音を聴かせてくれました。

内容詳細

60年代のケルテスはすばらしかった。73年の不慮の事故さえなければ、間違いなく20世紀を代表する指揮者であったはず。彼が60年頃に録音したベートーヴェンでも、感興が湧き出すような巧みな指揮ぶりがみごとだ。音楽ファンなら大切にしたい一枚だ。(長)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

★
★
★
★
★

4.5

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
3
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
1920年代の演奏家が第一線を退いたり亡くな...

投稿日:2012/01/24 (火)

1920年代の演奏家が第一線を退いたり亡くなったりしている昨今で40歳代前半で既に事故死していたケルテスがもし存命で活動していたならば指揮界地図はどうなっていただろうか・・・。彼も現代の大量生産時代に飲み込まれ粗製乱造とまでは行かなくともビジネスライクに対応せざるを得なくなっていたかも・・・。ケルテスの他演奏でのレビューに書き込んだ様に彼の遺された演奏盤に(その演奏を惜しむ事もあってか)ケチがついている事が殆どなく若い方の世代の指揮者として瑞々しい演奏が私たちに残されております。ブラームスのセレナード指揮盤レビューでも述べたのですがケルテス指揮でベートーヴェンの若い時の作品も聴きたいとかねて思っていた処でケルテスには(ベートーヴェンの協奏曲指揮伴奏には幾枚か演奏盤が見当たるものの)珍しい交響曲の第4番その他序曲三曲をバンベルクSOを振って演奏録音したのが本盤であります。録音は1960年頃というからケルテス31歳の頃で演奏タイムは@9’52A10’36B5’58C5’27と反復の関係もあるかも知れませんが比較的短めの方(第2楽章はたっぷり感が有ります)で演奏自体も他のレビューの方も書かれている様に深みとは別の世界で各楽章、タイムとあいまってのイキイキした運びはむしろバンベルクSOの別の面を見たというのが正直な感想です。マァまだ三十代のベートーヴェンの作品を同じく三十代の指揮者が演奏したというのにピツタリですね。他の序曲レオノーレ第3番(タイム14’12)、コリオラン(同9’28)、エグモント(同9’02)は各曲短めだけに勝負が付き易く夫々覇気ある演奏が世間ではひょっとして交響曲より好評でありますね。なお、交響曲第2番も別に録音(同じくバンベルクSO)されており機会があれば聴くつもりであります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

0
★
★
★
★
★
レオノーレ、エグモント、コリオランの各序...

投稿日:2011/05/05 (木)

レオノーレ、エグモント、コリオランの各序曲がなんといっても素晴らしいです。交響曲の方は録音の状態も有り、いまひとつの感がありますが、先の序曲の素晴らしさで、是非手元においておきたい1枚となりました。

youone さん | 東京都 | 不明

1
★
★
★
★
☆
4番よりも2番が好きなせいか、2番の演奏...

投稿日:2010/07/14 (水)

4番よりも2番が好きなせいか、2番の演奏ほどは感銘を受けませんでした。それにしても、私が好きなカイルベルト・ハンブルクフィル、ケンペ・ミュンヘンフィルの演奏と聞き比べても遜色を感じないほど立派な演奏です。レオノーレ、コラリオン、エグモントの3序曲はさらにすばらしい演奏です。ヨッフムandバンベルクが80年代に出しているベートーヴェン序曲集もすばらしい演奏でしたが、私はこのケルテスの演奏のほうが好きです。

リョウ さん | 埼玉県 | 不明

0

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

プロフィール詳細へ

ベートーヴェン(1770-1827)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品