レオンハルトの弾く、クラヴィオルガヌム
イタリア音楽の遺産〜イギリスとドイツの鍵盤楽曲集
2003年2月録音。レオンハルトのALPHAレーベル第3弾は、ドイツとイギリスにおける鍵盤楽器の巨匠たちの作品を通じて、イタリアの音楽がヨーロッパ全土に与えた多大なる影響を探る好企画です。
注目は、ほとんどの作品で用いられている”クラヴィオルガヌム”。ここで使用されている楽器は一段鍵盤ながら、機構操作によりオルガンとチェンバロいずれか、もしくは双方を連動して鳴らすことが出来るというもの。
しかし、レオンハルトが奏でるこの楽器からは、通常聴かれる奇抜な印象は全くありません。現在では風変わりに見えるこの機構が、おそらくはその全盛期さながらに、レオンハルトならではの深みを伴った表現手段の一つとして、完全に昇華した姿で現前します。最後のバッハの大作2曲は、ジルバーマン流派の複製二段チェンバロによる、華やかさを増した演奏。
・ハスラー:カンツォン
・ストロガース:ファンタジア
・バード:クーラント
・バード:女王のアルメイン
・バード:グラウンド
・ブル:ブルのおやすみなさい
・ギボンズ:ファンタジア第2番
・パッへルベル:ファンタジア
・パッへルベル:ト長調のトッカータ
・J.C.バッハ:プラルデウム
・リッター:スウェーデン国王カール11世の死に寄せるアッレマンダ
・J.S.バッハ:ファンタジア BWV.912
・J.S.バッハ:変奏付きアリア BWV.989
・J.S.バッハ:『おお神よ、汝、慈悲深き神よ』の旋律にもとづくパルティータ BWV.767
グスタフ・レオンハルト(ドイツ式チェンバロ&クラヴィオルガン)
[使用楽器]
claviorganum de Matthias Griewisch (2001)
clavecin allemand de Anthony Sidey (1995)
録音:2003年2月 パリ、ノートルダム・ド・ボン・スクール病院礼拝堂