ジェンダー・クライム

天童荒太

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163917948
ISBN 10 : 4163917942
フォーマット
出版社
発行年月
2024年01月
日本
追加情報
:
336p;19

内容詳細

土手下に転がされていた無残な遺体。暴行の痕が残る体には、メッセージが残されていた。「目には目を」。明かされる悲しい過去、次々と現れる容疑者、そして新たな殺人。罪を償うべきは―あなたかもしれない。『永遠の仔』『悼む人』の著者が描く、ノンストップ・クライムサスペンス。

【著者紹介】
天童荒太 : 1960年愛媛県松山市生まれ。86年「白の家族」で野性時代新人文学賞を受賞。93年『孤独の歌声』が日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『家族狩り』で山本周五郎賞、2000年に『永遠の仔』で日本推理作家協会賞、09年に『悼む人』で直木賞受賞。13年に『歓喜の仔』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • starbro さん

    天童 荒太は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。著者の久々の新作は、ジェンダーをテーマにした骨太の社会派ミステリ、序盤かなりエンタメに寄ったのかなと思いつつ、最期は著者ならではの家族ドラマでした。「目には目を」悪質なレイプ魔等は、懲役刑ではなく、宮刑(きゅうけい、castration;去勢する刑罰)で宜しいかと。少し気が早いですが、本書は2024年のBEST20候補です。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163917948

  • いつでも母さん さん

    物心ついた時には既にジェンダー下に置かれていた私(昭和ど真ん中)家庭でも社会でも、それは日常で沢山の思いを飲み込んで来たのだ。少しづつ【ジェンダー】が市民権を得てきたとは言え、まだまだ日本は遅れている現状が歯がゆい。天童作品はいつも痛みやジレンマ、赦しや悲哀を衝いて重く響くのが好きだ。今作もメッセージ性が強く、天童さんらしくて良かったが、旧態依然の考え方が沁みついている人には苦々しいかもしれない。警察小説としても面白く読んだ私は、既に配偶者の事は「夫」と言い慣れています(笑)

  • のぶ さん

    自分は過去の「家族狩り」や「永遠の仔」が大のお気に入りなので、天童さんの新作が、エンタメ性の強い警察小説の形で出たことが嬉しかった。物語は土手下に転がされていた男性の遺体が見つかるところから始まる。そこには「目には目を」というメッセージが残されていた。しかも被害者の息子は、3年前に起きた集団レイプ事件の加害者だった。ここから地道な捜査が始まる。次々に出てくる新たな事実。エンタメ性が強いと言っても、そこは天童さんの作品なので、性犯罪に対しての強いメッセージが込められていた。充実した内容でした。

  • fwhd8325 さん

    天童さんの作品は初期の頃はよく読んでいました。この作品も天童さんらしい徹底した作品のように感じました。でも、何か違和感を感じながら読み進めていました。何か今までと私の中に入ってくる感覚が違いました。それでも、正面からテーマに揺らぐことのないスタイルは流石だなと感じます。

  • hirokun さん

    星5 天童さんの作品を読むのは久しぶり。あとがきの部分を読むと、いろいろの想いがあって取り組まれた作品のようだが、警察小説としても十分楽しめた。作品中での指摘事項について、昔からの習慣が抜けきれない私にとっては、いろいろ参考になることが多かった。今回の作品は今までの天童さんとは少し色合いが違う作品のように感じた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

天童荒太

1960年愛媛県松山市生まれ。86年「白の家族」で野性時代新人文学賞を受賞。93年『孤独の歌声』が日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『家族狩り』で山本周五郎賞、2000年に『永遠の仔』で日本推理作家協会賞、09年に『悼む人』で直木賞受賞。13年に『歓喜の仔』で毎日出版文化賞を受賞(本データは

プロフィール詳細へ

天童荒太に関連するトピックス

  • 福島の海に非合法ダイバーが潜降する 立入禁止の海域で引き揚げを行う男。光源は月光だけ。建屋周辺地域を抜けた先の海底には「あの日」がまだそのまま残されてい... HMV&BOOKS online|2016年01月07日 (木) 18:49
    福島の海に非合法ダイバーが潜降する

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品