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SOIL&"PIMP"SESSIONS インタビュー【3】

Tuesday, September 15th 2009

interview

SOIL&”PIMP”SESSIONS

過去最高のものが出来たと思います!

--- アルバムトータルを通して一番苦労した曲っていうのはありますか?

タブ:苦労した、キツイっていうのは、、、「DOUBLE TROUBLE」とかはやっぱり、すごいチェンジが多くて一発録りで、録りなおさないっていう条件だったので非常に緊張しました。あとなんだろうな、「QUARTZ AND CHRONOMETER」とかは、なかなかですよ(笑)。

元晴:「KEIZOKU」とか今でこそ、ライブもこれだけ重ねて、みんな体もでかくなってきてるんで、筋肉でですよ(笑)。今でこそ出来るけど、このレコーディングの時は相当ハードだった思いがありますよ。息継ぐとこも無いし、ずっとループしてる感じで。ただ、どんだけ疲れてても、音が引き裂かれそうになっても、この熱量は止めちゃいけない、“ケイゾク”なんで。ずっと継続しなきゃいけないんで、これは大変だったですね。一曲やるごとに、自分の可能性がどんどん広がっていきますよね。体力的なものはどんどん上がっていくし、アルバムも出すごとにみんなタフになっていきますよね。

タブ:“これ吹けないんじゃねーかなー”って毎回思うんですけど、そのアルバムをツアーで吹けるようになったら、前吹けなかったものが簡単になってたりとかするんで、このツアーも非常に楽しみですね。

--- 今回もまた海外も周られるんですか?

タブ:今回は行ったばっかりなので、また来年になるのかな。

元晴:今年は日本のツアーで結構たくさんの場所を周るんで、国内だけでもいっぱいな感じですね。

タブ:一応ワールドツアーで7月に行って、帰ってきてまだこのワールドツアーが続いてる感じですね。

元晴:3月にシンガポール、翌月にはマレーシアのジャカルタでライブをやって、7月に1ヶ月弱ぐらいヨーロッパに行ってきたんですけど。多分来年もそれぐらいのタイミングで海外に行くのかなって気がしますね。今年7月にオランダであったノース・シー・ジャズ・フェスティバルっていうのが、毎年いろんな国からイベントの主催者、ブッキングする人とがたくさん観に来てる、半分品評会じゃないですけど、スゴイシビアなフェスなんですよね。でもどこでライブ成功したら、翌年には倍増えるというか、“去年観てからずっと呼びたかったんだよね”なんて声を掛けてくれる、今までもそんなことがあって。多分今年もやばいライブだったんで、ぱんぱんで人が入れなかったみたいなんで。多分来年も、ヨーロッパの夏フェスのシーズンにヨーロッパ周って、その前ぐらいにまだ行ったことのないところとかも行ってみたいし。LAとか今熱いし。

タブ:LA押すね〜(笑)。

元晴:LA行きたいです(笑)!なので、みなさんもがんばって一年間貯金するとかですね、競馬でおっきいの当てるとかして海外のツアーにも来て欲しいですね。

--- そうですね、海外でのSOILのライブも観てみたいですよね。

元晴:日本のフェスはもちろん素晴らしいと思うし、海外もほとんどフェスだったんでですけど、今年一番は僕はライジングサンだと思っていて、フジロックもすばらしかったですし、日本のフェスは相当ハイクオリティなものになってると思うんですよ。それを支えてるのはハイクオリティなオーディエンスだと思うし、そういうスーパーなライブのでる土壌をみんなでもっと作っていって欲しいし、僕らもがんばりたいと思います。

---コレだけの量を周るとなると大変ですよね。

タブ:大変ですね。海外ツアーとかは8日間で7本とか。しかも国別(笑)。移動は寝る時間か食べる時間にあてないとっていう感じで。

元晴:それでも昔は、ワーって盛り上がって、肉食って、酒飲んでっていう感じでやってたんだけど、それは疲れるっていうことに気づいて(笑)。

タブ:ようやくね(笑)。

元晴:ようやく(笑)。食事とかも気を使うようにして。体調が万全でないとね、睡眠もしっかり取れてないと、パフォーマンスにも響くから。その辺体調管理もおのおのしっかりしますよね。手洗い、うがいとか(笑)。お風呂ためて入るとかね(笑)。

タブ:今回の国内ツアーも相当やばいことになると思うんで。

元晴:場所と人が与えてくれるエネルギーってスゴイ大きいんですよ。僕ら今回ドイツを7箇所周ってきたんですけど。ドイツは世界陸上で100m、9,5秒出る土地なんですよ(笑)。熱狂と期待と、それに対するマナーがしっかりしてる感じですね。

---勝手なイメージですけど、ドイツっていうのは日本人に似て勤勉でおとなしいのかなって思ってたんですけど。

タブ:そうですね。おとなしくて、ちょっとシャイなんですけど、でもちょっとタガをはずすとブワーってスゴイ盛り上がる。

--- やっぱり各国それぞれちがいますか?

タブ:違いますね〜。

元晴:日本のフェスとかでも、語り継がれるようなライブとかあるじゃないですか、海外のミュージシャンが。やっぱりそういう土地だと思うんですよね日本も。だからみんなでライブを作りたいですね。楽しみですね、まだ行ったことのない新潟とか、岡山とか今回はじめて行くんで、すごく楽しみです。

--- ぜひCDを買ってライブに来て欲しいですよね!それでは最後に一言お願いします。

タブ:CDを聴いていただいてぜひ来てください!このCDは自信作なので、過去最高のものが出来たと思います。すごいいいタイミング、奇跡のタイミングが色々あって、6年間の経験もあり、出会いもあり、それの集大成なので、商業音楽であふれてる世の中に一石を投じることのできるCDだと思うのでぜひ!今存在している音楽に飽きていたらぜひ聴いて欲しいです!

元晴:飽きてない人も、きっとね5年後10年後絶対刺さる!20年後でもいいや、これは絶対にね、俺は一家に一枚、いや三枚(笑)ぐらいは持っていて大丈夫です!大丈夫ですって(笑)。いやそれくらいえるぐらい僕らは自信持ってますねこのアルバムに。本当にコレができたことに感謝です。

--- どうもありがとうございました!
profile

SOIL&”PIMP”SESSIONS

東京のクラブ・イベントで知り合ったメンバーにより結成。ライブ・パフォーマンスを中心とした活動を身上とし、確かな演奏力とクールな雰囲気を漂わせながらも、ラフでエンターテインメント、バースト寸前の爆音ジャズを展開。DJが主体であったクラブに、LIVEパフォーマンスを持ち込んだパイオニアとして、クラブ・シーンでは知る人ぞ知る存在となる。