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渋谷 NEW STYLE 〜ロック&ポップス〜

Monday, August 24th 2009

カルモンカルモン
渋谷 NEW STYLE
渋谷 BLOCK PARTY ライブレポート
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ロック&ポップス注目のシーン
担当:シミズ
洋楽ロック・フロア、一押しは「エスニック・サイケ」のコーナーです。
このコーナーはAnimal CollectiveやDevendra Banhartを中心としたフリー・フォークというムーブメント以降、民族音楽を取り入れたアーティストが極端に増えてきた事、そして、レーベル「Los Anos Luz Discos」を筆頭にSantiago VazquezやMono Fontana等アルゼンチン音響派のアーティスト達が音響派という枠を超えた幅広い音楽性を打ち出してきた事、それからRicardo Villalobos以降、ミニマル・テクノにおいても民族音楽的なリズムアプローチが増えて来た事を背景に「民族音楽」もしくは「民族音楽的なアプローチ」を新しい「サイケデリック」の形として捉える事をテーマにしています。
時代やジャンルは不問。1920年代の録音物もあれば、2009年の物もある。
フリージャズ、トラッドフォーク、現代音楽、ミニマル、ボサ・ノヴァ、古楽、クンビア、ノイズ、プログレ、それから世界中の民俗音楽や現地録音等、ありとあらゆる音楽を時代やジャンルではなく一つの感性に沿った形で提案しています。
Group Inerane  「Guitars From Agadez: Music Of Niger」
Guitars From Agadez: Music Of Niger
現代のAlan Lomax若しくはHarry Smithとも呼べるSunCityGirlsのAlan Bishopの主催する変態民族音楽レーベル。
ヴェトナム、タイやカンボジア、ニジェール共和国などのフィールド・レコーディングや現地ミュージシャンの録音盤などをゲリラ的にリリース。
個人的なオススメは、激烈なファズ・ギターと民族音楽的なパーカッションが交錯するGroup Inerane。伝統と現代、土着と洗練が反目しあわない不思議な魅力を堪能できる。
Ramiro Musotto  「Civilizacao & Barbarye」
Civilizacao & Barbarye
アルゼンチン音響派における新しい流れを感じさせる超優良レーベル。
ジャズやボサノバ更にはダブやモンド、ハウスなど様々なジャンルが入り混じる雑多な感覚は極めて今日的。
ただ、多くの作品において、あくまでもフォルクローレが基調になっている。
立川談志の言葉を借りるなら、「伝統を現代に」と言った趣か。ウルグアイの伝説的ピアニスト、Hugo FattorusoやウルグアイのカエターノことEduardo Mateoの再発など偉大な先人達への目配せもキッチリと行ってしまう辺りも心憎い。
クソン  「House Dust Meltdown」
歪曲巡礼
渋谷店スマッシュ・ヒットの変人。初期ボアダムスやYximaloo、又はSunCityGirlsをナンセンス・ギャグで塗りつぶした様な能天気極まりない最強のロウファイ・スカム。デタラメなサンプリングセンスとバッドな演奏力を武器に宇宙からアフリカ、テキサスや日本の田舎までをも描いてしまう胡散臭さが持ち味。
90年代のロウファイをパンクだと思って聴いていた人にこそ聴いて欲しい。Dick El Demasiadoやオオルタイチなどとも共通のセンスを感じる。

【HEADZ】
日本屈指の批評家、佐々木敦主宰によるHEADZのコーナーです。
佐々木さんのセレクト・コーナー及び
HMV渋谷店のオススメHEADZアイテム
更には、新しい切り口で話題沸騰の音楽雑誌ヒアホンなど
充実した展開となっています。

【CONTRAREDE】
54-71、Dry River String、Collections Of Colonies Of BeesやKool Keithなどなど、
ハード・コアからヒップ・ホップ更には心に沁みる唄モノまで
様々なジャンル/スタイルでリアルなオルタナティブな姿を
提示する最高のレーベル、CONTRAREDEのコーナーです。
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