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ダイアモンド☆ユカイ インタビュー【1】

2009年2月20日 (金)

ダイアモンド☆ユカイ




レッド・ウォーリアーズ解散から
今年で丸20年。

当時、中学2年生だった僕は
数枚のテレホンカードを片手に
日本武道館・解散ライヴのチケットを手に入れるために
職員室脇の公衆電話から
ぴあにリダイヤルの応酬・・・
・・・結局、争奪戦の狭き門は潜れず、涙を呑みましたが・・・

”あれから、もう20年か、早いね・・・”
本インタビュー中にぽつりと漏らした
ダイアモンド☆ユカイさん。
レッズ解散後のソロ活動開始からも同じく丸20年。

蒼臭さ過ぎた僕の青春を
真っ赤な薔薇の茹汁色に染めてくれた
ユカイさんのゴージャスなフィーリング。
ほんの一瞬だけれど
1989年に戻れることのできた僕は幸せ者です。

最新アルバム『I AM A ROCKMAN』のこと
レッズのこと
ユカイ流”ロックの薫陶”・・・

”ダイアモンド☆ユカイ・スペシャル”
が観れるのはHMV ONLINEだけっ。

お楽しみください。





I AM A ROCKMAN
4 ダイアモンド☆ユカイ
『I AM A ROCKMAN』

ダイアモンド☆ユカイの初のセルフ・カヴァー・アルバム。「バラとワイン」、「John」、「ルシアンヒルの上で」、「Casino Drive」、「Still Of The Night」といったレッド・ウォーリアーズ時代の名曲はもちろん、「Summer Angel」、「Dirty Hero」、「外は白い雪の夜」(吉田拓郎のカヴァー)といったソロ転向後からの代表曲、そして、新曲「I AM A ROCKMAN」までもを収録。初回限定となるDVDには、当時ファン・クラブ会員のみが入手可能であった、96年8月6日、日比谷野外音楽堂で行われた伝説ライブのベスト・テイク、さらには、新曲「I AM A ROCKMAN」のPVを収録。



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HMV ONLINE/MOBILEで、ダイアモンド☆ユカイ『I AM A ROCKMAN』のDVD付き初回限定盤をご購入の方、抽選で2名様に、ダイアモンド☆ユカイ・サイン入りポラロイド写真をプレゼント致します。


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※HMV本サイト及びHMVモバイルサイト以外、HMV各店舗からのご購入、非会員でのご購入は特典対象外となります。

※特典対象購入期間:3月31日迄














      ↑動画コメントを見る場合「再生」をクリックしてください。







■ダイアモンド☆ユカイ ライヴ・スケジュール


・3月15日(日)恵比寿LIQUIDROOM
「ロック男が誕生日に歌う!! 〜Special something Birthday LIVE〜」
open 17:00/start 18:00
料金:5,500yen(税込・ドリンク代別)
お問い合わせ:恵比寿LIQUIDROOM(03-5464-0800)

 




   
ダイアモンド☆ユカイ インタビュー


 
言ってみれば
ダイアモンド☆ユカイの
“名刺”ってところかなぁ
それを作らせてもらったよって感じだね



--- 本日は宜しくお願い致します。


ダイアモンド☆ユカイ(以下、ユカイ)  宜しくお願いします。


--- 舞台「鉄人28号」が、1/25に東京公演の千秋楽を迎えられたそうで、ブログを拝見しましたら、野村義男さんのスタジオにユカイさんが遊びに来られていて、「音楽の話がしたくてウズウズしている・・・」というコメントがありましたので(笑)、本日は音楽のお話をたっぷりとお伺いさせて頂こうかなと思っております。


  まずは、3/4にリリースされるニュー・アルバム『I AM A ROCKMAN』についてお伺いします。レッド・ウォーリアーズ時代の楽曲のセルフ・カヴァーも含めて、今回のアルバム1枚を通したコンセプトはどのようなものになるのでしょうか?


ユカイ  もうね、コンセプトというか・・・究極のセルフ・カヴァーなんだよね。80年代から90年代を生き抜いたダイアモンド☆ユカイのベストな楽曲を、20年来、ダイアモンド☆ユカイと関わってきた究極のメンバーが集結して録音した、究極のセルフ・カヴァー・アルバムってところかな。もう二度とやらないかもしれないしね、こういうセルフ・カヴァーを。


--- とてもリラックスしたムードでレコーディングが行われたような印象を受けました。バック・ミュージシャンのクレジット資料が手元になくて、推測になってしまうのですが、元ストリート・スライダースの市川“JAMES”洋二さんらがバックに参加されている感じなのでしょうか?


ユカイ  うん、そうだね。一緒に20年間を駆け抜けて、共にこの業界で生きてきた、俺のアルバムには何らかの形で関わってくれたベストなメンバーがみんな揃ってくれて。オレのソロの時にずっとドラムを叩いてくれていた、ジギーのJOEとかね。キーボードは、ソロの時にずっと関わってくれてて、その後、イエローモンキーとかでも演ってたりした三国義貴。彼は、レッド・ウォーリアーズでも演ってたしね。


  ヨッちゃん(野村義男)もね、同じような年齢で・・・元々アイドルでデビューしてるけど、その後ミュージシャンとして業界を生き抜いてきた人だから。あと、ギターでは、レッド・ウォーリアーズのシャケとかね。それから、ichiro。今、金子マリさんと一緒にやってたり、ロカメンコ(=Rockamenco。ロックとフラメンコのクロスオーヴァー・ミュージック)とかやってるギタリストでね。

シャケ
シャケ(木暮武彦)・・・

1984年、レベッカのギタリスト/ソングライターとしてデビュー。2枚のアルバム発表後脱退。86年に、ダイアモンド☆ユカイと共にレッド・ウォーリアーズを結成。レッズ解散後の90年、渡米し、ソロ・アルバム『L.A.Works』を発表。さらに、元VOW WOWの厚見玲衣らと共に多国籍バンド、カジノ・ドライブを結成。米国からの帰国後の95年から、ソロ・プロジェクト、サイコデリシャスを立ち上げる。96年から2003年にかけて、サイコデリシャスと再結成レッド・ウォーリアーズとを並行して活動。 2006年、よりプログレッシヴなアプローチを展開するMt.DELICIOUSを結成し、『夜明けのドラゴン』を発表。


--- 皆さんキャリア20年目ということで、“同窓生”的な絆の強さがあるのでしょうね。


ユカイ  そうだね。同じ世代の人たちで、今でもバリバリに頑張ってるしね。そういった人たちと作り上げたアルバムだよね。


--- レッズ時代からのファンの方々が一番気になるところは、やはり、シャケさんの参加している楽曲かと思うのですが、3/15のユカイさんのバースデー・ライヴには、シャケさんの参加も決まったそうですね。


ユカイ  3/15は、「I AM A ROCKMAN」の発売記念も、自分のバースデイも含めて・・・これはもう、「ROCKMAN」のバースデイ。この日は、さっき言ったような仲間たちがみんな集まって、お祭りっていうかね。そういったライヴにしたいなって思ってるよ。


--- では、アルバムのオープニングを飾る新曲「I AM A ROCKMAN」についてお伺いします。とてつもなくポジティヴな1曲だと思うのですが、こちらはどういったテーマで書かれた曲なのでしょうか?


ユカイ  これはね、年齢的な部分も含めて、ほら、ロックをやり続けていくとみんな成熟していくじゃない? だから、初めて聴く人にとっては“大人のロック”だったりだとかさ、歌詞が特にね。そういった内容になりがちなんだけど、最近、バラエティー番組とかに呼んでもらったりして、若い芸人さんとかタレントさんとかに出会うことによって、もうちょっと噛み砕いて分かりやすく、楽曲を世の中に伝えたいなぁと思ってね。それは、やっぱり新曲でやりたいって。それが「I AM A ROCKMAN」なんだよね。


--- ということは、バラエティ番組などに出ることによって、ユカイさんご自身の中で、ロックの打ち出し方に変化が出てきたということなのでしょうか?


ユカイ  そうだね。内にある自分はもちろん大切だけど・・・もっと世の中に分かりやすくないとっていうところでね。ダイアモンド☆ユカイを知らない人でも。俺が、ロック・シンガーだっていうのを知らない人もいるわけだからさ。TVに出てる限りでは、お笑い芸人だと思ってる人もいるし(笑)。


--- (笑)そうでしょうか?そんなことはないと思いますけど・・・


ユカイ  だから、そういったような人たちにとっても本当に分かりやすい・・・言ってみれば、ダイヤモンド☆ユカイの“名刺”ってところかなぁ。それを作らせてもらったよって感じだね。


ダイアモンド☆ユカイ


 

カヴァーっていうものには
ものすごくこだわりがあって
要するに“コピー”はしたくないんだよね
自分のアレンジで自分のものにするっていうね



--- レッズ時代の超重要曲「バラとワイン」が3曲目に収録されています。10年程前にもセルフ・カヴァー・アルバム『Re:works』で取り上げていましたが、あの当時とはまた違ったスタンスでカヴァーに臨んだ感じなのでしょうか?


ユカイ  レッド・ウォーリアーズの主な楽曲に関して言うと、その後再結成なんかはするけど、本当にレッド・ウォーリアーズと呼べるのは、デビューから3年ぐらいだと思うんだよね。ソロになってからも、レッズ時代の楽曲たちをずっと俺はライヴで歌っていってね。楽曲ってやっぱり成長していくじゃない?だから、ある意味でダイアモンド☆ユカイの「バラとワイン」にもなってるんだよね。レッド・ウォーリアーズの「バラとワイン」でもあるけど。


  『Re:works』の時は、レッド・ウォーリアーズの現在のメンバーで作った空気感の「バラとワイン」だったんだけど・・・まぁ、こんなこと当たり前だけど、俺は、世界で一番「バラとワイン」を演奏してる人間だと思うんだよね。だから、今の自分の思う「バラとワイン」・・・その当時の良かった部分と、今、自分が転がってきてつかんだ「バラとワイン」、それをこのアルバムには絶対残したいと思ったんだよね。正直、『Re:works』は、当時ピンと来なかったんだよね(笑)。自分でやってて。


  今回の「バラとワイン」でギターを弾いてるヨッちゃん(野村義男)が、本当にレッド・ウォーリアーズを好きだったらしいんだよね。ヨッちゃんのギターが、その当時のレッド・ウォーリアーズで出してたいいフレーズだったりを再現してくれてね。ダイアモンド☆ユカイの今であり、成長した「バラとワイン」がこれだなって。これは、死ぬまで残しておける作品になれたかな、みたいなね。


--- ギターは野村さんだったんですねぇ。


ユカイ  ヨッちゃんは他でも何曲か弾いてくれてるんだけど、この曲では本当にいいギターを弾いてくれてるね。


--- シャケさんではなく、あえて野村さんっていうのもまた・・・


ユカイ  そうだね。ほら、シャケとは『Re:works』でやってるわけじゃない?・・・やっぱり、ダイアモンド☆ユカイの「バラとワイン」を作りたかったんだよ。


--- 「バラとワイン」からの流れがまた絶妙で、吉田拓郎さんの「外は白い雪の夜」へと流れ込むと・・・僕個人的には、とてもハマった曲順だったのですが。


ユカイ  あぁ、本当?(笑)「外は白い雪の夜」もね、ソロの時に、元々はシングル(「愛しのセイラ」のカップリング)にする曲じゃなかったんだけど、出来が良かったんで、有線とかですごくヒットしちゃって。その年、拓郎さんがこの曲で紅白に出てるからね(笑)。


--- そうだったんですか?


ユカイ  アレンジも、ちょっと俺のアレンジに似て・・・みたいな(笑)。まぁ、それはさておいて、俺にとってもここまでハマる楽曲をこういう風に歌えたっていうのは嬉しいし、ダイアモンド☆ユカイの歴史にとって「外は白い雪の夜」っていうのは欠かせないんだよね。


--- バンド時代ですと、こういった日本のフォーク/ニュー・ロック期の楽曲は取り上げにくかった部分もあったかと思います。


ユカイ  まぁ、レッド・ウォーリアーズに関して言えば、音楽性の幅自体は狭かったから。洋楽が自分たちの根底にあって、そういったフォークだったり、歌謡曲だったりを否定するところから入っていたからね。だけど、ソロになって、もっと幅広く、色々な曲を歌うってなってね。


  ただ、カヴァーっていうものには、ものすごくこだわりがあって、要するに、“コピー”はしたくないんだよね。やっぱり、自分のアレンジで、自分のものにするっていうね。ロッド・スチュワートなんかもさ、色々なカヴァーをするけど、全部自分の色に染めてるじゃん?それは、当たり前だと思うんだけど、最近は、カヴァーとかいっても・・・ただそのまんまカラオケで、歌い手だけ変えちゃったみたいなね(笑)。そういうものだったら、自分の中ではやらない方がいいなっていうのはあって。


--- こういった“悲しい女の性”みたいな歌詞の世界は、ユカイさんのヴォーカルにピッタリだなぁと感じたのですが。


ユカイ  この曲は多分、デュエットにもできるような男と女の言葉だからね。女の言葉が、自分でもこんなにピンとくるとは思わなかったんだよね。


  この曲は本当に残しておきたかったなぁって。ただ、やっぱり前に作ったときのアレンジが、あまりにも素晴らしくてね。でも、前と同じようにやっても意味がないんで。まぁ、メンバーも違うし。だから、すごい苦労したかな、この曲は。ただやってるようだけど、実は、色々試行錯誤したんだよね。


--- アレンジに割く時間が相当かかったのでしょうね?


ユカイ  そうだね。録音自体は、パッと録ったんだけど、その後、「あーでもない、こーでもない」ってイジりまくってね。


 

他の事できたら
他のことやってたよ!っていうさ(笑)
山があろうが谷があろうが
コレしかできないんだから
これからも歌い続ける以外には何もできないんだってね



--- ジョン・レノンに捧げた「John」は、ユカイさんの代名詞的な曲だと思うのですが、2000年ぐらいに、実際にジョン・レノン・ミュージアムの前でこの曲を弾き語りで歌われていましたよね?


ユカイ  あれ?・・・やったかなぁ?ジョン・レノン・ミュージアムが出来たばかりぐらいの時期に行ったんだよね、呼ばれて。・・・うん、やったかも知れないねぇ(笑)。


  これは、最初「ノスタルジー」ってタイトルの曲だったんだよね。「ジョン」って歌ってるけど、実は、みんなにとっての「ノスタルジー」じゃないかなっていうかさ。だからさ、歌ってて、いつでも懐かしい感じがするんだよね。


--- 甘酸っぱいですよね。少し切なくて・・・


ユカイ  そうだね。好きな曲のひとつだね。ギターが、アコギでさ、こだわってやらせてもらって。お気に入りの12弦ギターが、“隠し味”で入れてあるんだよ。


--- たしか、一昨年のZepp Tokyoのレッズ再結成ライヴでも、ジョン・レノンの「Imagine」を少し弾き語りしてから、この「John」へ入る流れでしたよね?


ユカイ  ・・・そうだっけ?(笑)


--- そうです、そうです(笑)。では、ジョン・レノンや、ビートルズの事については、後ほどまた、詳しくお伺いします。お次は、90年のソロ・シングル「Dirty Heroes」。ソロ活動を開始してから、来年で20周年を迎えるわけなのですが・・・


ユカイ  そうかぁ・・・ソロ20周年になるんだ・・・早いねぇ(笑)。


--- 今現在、多方面でのご活躍もされつつ、総括的にこの20年というのは、ユカイさんにとってどのような20年であったのでしょうか?


ユカイ  う〜ん・・・山あり谷ありだよね、本当に。こういう商売始めてさ、ある人に言われたんだよね。「君は何でこういう商売を始めたんだ?」って。「芸能人とか、ロック・シンガーとか、全部含めて、確率的にこういう商売が成功する確率は、どの商売よりも低いんだ」と。「成功したいんだったら、もっと別の商売を選んだ方が良かったんじゃないか?」って言われてさ(笑)。


--- それは、ソロ活動を始めた時期に言われたんですか?


ユカイ  最近(笑)。


--- えっ、最近ですか!?(笑)


ユカイ  ある役者に言われたんだよね(笑)。「君は何でやってんのか?」って。60歳ぐらいの役者の人だから、自分の娘とか、もう成人しててさ。「子供には絶対こういう商売をやらせたくなかったんだ」って言ってたんだよね。


  で、「何でやってんのかな?」って考えてみたら、コレしかできなかったんだよね。成功するとかしないとかも・・・勿論、成功を目指して生きてるけどさ。だけど、「コレしかできなかったんだな」っていうね。


--- 後から、思い返してみると・・・


ユカイ  そうなんだよね。これが、20年間の答えなんだなぁっていうさ。コレしかできないんだよ。


--- それは、まさに「ロイヤル・ストレート・フラッシュ R&R」ですよね。


ユカイ  まさしく。他の事できたら、他のことやってたよ!っていうさ(笑)。だから、山があろうが谷があろうが、コレしかできないんだから、もうどうすることもできないんだと。これからも歌い続ける以外には何もできないんだってね。


--- この20年間、音楽的な幅はとても広がったのではないかと思うのですが。


ユカイ  そうだね。まぁ、今回HMVさんの取材の中では、ロックに関する質問(事前にお渡ししたQ&A)が多かったんだけど、実際デビューしてからは、ある意味でロック以外の音楽をすごく聴いたから、ジャズも含めてね。それこそ今回、ダニー・ハサウェイなんかも入れさせてもらったんだけど、ソウルとかそういった系統の音楽の方に、すごく興味を持った時期もあるしね。だから、音楽面っていう部分では、ただの“ロック野郎”じゃないかもしれない、もうね。本当に、幅広く色々な音楽を好きになったかな。

(次のページへ続きます)




 





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