08年ベストアルバム(ソウル/ファンク部門)
Friday, December 26th 2008
| 2008年 ソウル/ファンク 新録ベスト・アルバム! |
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No.1: Soul Children 『Still Standing』『Genesis』『Friction』『Finders Keepers』・・・何度、レコードに針を落としたことか!ブラック・ファンなら誰もが通る道、ディープ・ソウルの最高峰グループ、Soul Childrenの正真正銘の“ニューアルバム”がリリース! しかもオリジナルメンバーのJ. BlackfootとNorman Westが復活とあっては、興奮しないわけありません。 さらに一発目の曲を聴いてぶっ飛びです。J. Blackfootがまだこんな歌えるのだと、なかば半狂乱になりながら聴きました。 バックアップはJEA/Right Nowレーベルでお馴染みのBar-Kays周辺のミュージシャンたちということでサウンド面もばっちり。新録でここまで出来てしまうなんて南部恐るべし。 |
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No.2:
Al Green 『Lay It Down』前作ではサザン・ソウルの迸るような情熱を直線的に表現し高い評価を得たAlですが、今回はRootsの?uestloveやJames Poyserらを制作陣に迎え、現代のR&Bサウンドを絶妙に取り入れ、新機軸を打ち出しました。また、なまめかしく柔軟でありながら、内に熱いソウルを秘めたようなAlの歌の魅力も復活。 |
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No.3:
Gerald Alston 『Sings Sam Cooke』自他共に認めるSam CookeフォロワーであるGerald Alstonが、満を持してトライしたカヴァー・アルバム!サウンド面でもRay Goodman & Brownがプロデューサーとして協力、さらにアレンジではBill Withers、Will Downing、Blue Magicなどに関わっているTravis Milner、バック・ミュージシャンにはGerald Albright(sax)、Ivan Brown(g)他が参加。ソウル/R&Bファン、いやサム・ファンを続けてきて良かったと思えるような1枚。 |
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No.4:
Archie Love 『Love Chronicles』Soul Childrenの新作と同じJEA/Right Nowレーベルから、Bar-Kaysのサポート・ヴォーカルとして来日した際も見事な歌を披露してくれた元Main Attraction、Right Choiceのベテラン・シンガー、Archie Loveの新作が3年ぶりにリリース。バックアップするのはJ Blackfoot、ZappファミリーのBig Robb、Bar-KaysのLarry Dotson、そしてOmar Cunninghamといった面々。Archieのソウルフルな歌がハンパなく熱い!もうこれだけで丼飯10杯はいける! |
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No.5:
Eli Paperboy Reed『Roll With You』これをR&B部門に入れるのはどうかと思ったわけで、ソウル/ファンクの新録部門に滑り込み。白人とは思えぬ、しかも20代という若さで、オーティス・レディングやサム・クックを彷彿とさせる歌/音を再現した脅威の新人アーティスト。 しかもカヴァーではなく全曲オリジナルというところもやるなぁ。ソウルへのパッションが詰まった傑作。 |
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| 2008年 ソウル/ファンク 再発ベスト・アルバム! |
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No.1:
『SOUL MASTERPIECE』手前味噌ですが、HMV/Tower Records/ディスク・ユニオン企画の本シリーズを1位にチョイス。 Magic Ladyから、未だにCD化されていなかったのが不思議なくらいのテンプスのブラコン名作、個人的に大好きなGerald Alstonまで、 個々のタイトルは歴史的価値がある再発と言えないかも知れませんが、レア度ではなく、世の人にもっと聴いてもらうべきアルバムをCD化。ショップ発信でこのような企画が実現したことにも意義がありました。 一応、第一弾ということですので、次も期待してください。 |
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No.2:
『Lost Soul Gems』ソウル・ミュージックが最も発達した60年代〜70年代当時は、アルバムでは大した作品を残せなかったものの、シングル単位では光り輝いていたシンガー/グループが星の数ほどおりました。そんなソウルの歴史の側面を見事に捉えたのがこのコンピレーション。収録されているのは、当時、コロムビア、エピック、ゴールデン・フリース、TSOPのレーベルからリリースされたレアな楽曲ばかりでどれもシングル盤は入手不可能なものばかり。ソウル界の大御所鈴木啓志氏監修による日本独自企画盤。再プレス願う! |
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No.3:
Mitty Collier 『Shades Of Mitty Collier: The Chess Singles 1961-1968』60年代にChessで活躍した女性シンガー、Mitty Collierの貴重なコレクションが英Kentからリリース!殆どが初CD化という快挙です。名バラード「Let Them Talk」やヒット曲「I’m Your Part-Time Lover」のほかに、Fameで録音された「Everybody Makes A Mistake Sometime」、ダスティ・スプリングフィールドのカヴァーでも知られる「I Had A Talk With My Man」のロングヴァージョンなども聴くことができます。ディープなスロウからシカゴならではのジャンプ・ナンバーまで涙なくしては聴けない至福の1枚。 |
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No.4:
Louis Williams & Ovations 『One In A Million:The Xl Sounds Of Memphis〜』上でも書きましたが、とにかく英Kentの仕事ぶり、特にこのXL&Sounds Of Memphisのシリーズには感動すら覚えます。昨年から出るぞ出るぞと期待されていたOvaitonsのGoldwax以降の作品集で、このような形で貴重な音源をまとめて聴くことができるのは奇跡!Louis Williamsの素晴らしすぎる歌にただひれ伏すのみ。これぞメンフィスソウルの真髄! |
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No.5:
『Take Me To The River: A Southern Soul Story 1961-77』サザン・ソウル・ファン感涙!サザン・ソウルが最も輝いていたとされる時代の音源、全75曲を収録した究極のボックス・セット!次々とレアなソウル音源を発掘&CD化し、世界中のマニアを狂喜させているKENT SOULからリリースの、サザン・ソウルの名曲をコンパイルした究極のボックス・セット!ブラック・ミュージック・シーンにその名を残す偉大なるアーティストたちの楽曲を収録し、マニアだけでなく、サザン・ソウル・ビギナーにも入門編としてオススメな充実作!72ページのカラー・ブックレットが付いた豪華3枚組ボックス、全75曲を収録! |
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